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いろいろな引き出しをもつこと


18歳から接客に携わってきたわたし。


十人十色あって
必ずこれが正解ですと言う正解は接客においてはないとおもう。

私の接客のスタートは
ケーキ屋さんだった。

全国区の有名なお店。、
多分ほとんどの大人は知ってるキャラクターがいるケーキ屋さん。

基本的なことは、
そこがベースとなっていると思う。

しっかり接客も教えてもらったし
製造にも携わった。

ケーキのクリームの絞り方の研修も何日か通って
習得したりもした。

ケーキ屋さんの最大の難しいと思うところは
ケーキをつかむ、適正な箱に倒れないように崩さないように入れること、そして、お客様に保険をかけること。


まっすぐお持ちください。
保冷剤2時間まですが気温によっては溶けてしまいますので、お早めに冷蔵庫にお入れください。

などと。


それでも横暴なお客さんもいる。
以前にも書いたが、
詰めてる最中にお金を払ったことに満足して、
ケーキを忘れ勝手に帰ったにもかかわらず、

「どうして、ケーキを渡さなかったのか?」

と電話にてクレーム。


渡さないはずない。
ちょっと考えればわかるのだ。

スプーンの入れ忘れや保冷剤の入れ忘れ、
商品の間違いなどは、
あると思う。

でも、ケーキ買いに来てる人に店員がケーキ渡さない
なんて、絶対にありえない。


プライドなのかなんなのか、そういった恥ずかしいクレームを入れる人も一定数いると言うこと。

自分のミスを認められずに、
店員とお客という立場を利用する大人が存在するのだ。

電話がきたときに受けたのは私だったが、

あのデブと表現されたことにも驚いた。
40歳前後だったと思うその男性 子供も2人いる。
そんな立派に成人してるように見える人でもそのようにいうのだなと。

そんなふうにしか言えないからこんなことになっているのかと、妙に納得したことを覚えている。

電話の相手が私だと思っていないようだった。
私も若くクレームの対処法を心得ていなかったので、普通にことの経緯を説明してしようとしていたが、
あのデブと言う言葉で遮られた。

有名なケーキ屋さんということもあるし、
ことを荒立てたくないので、
こちらとしては謝るしかないのだ。

それもおかしな話だけれど。

その当時の上司は
「aiちゃんは一切悪くないから、aiちゃんは謝りに行かなくていい、
でも、クレームが大きくなったら
ややこしいから、菓子折りを持って、
一応行くけど、
aiちゃんは絶対に悪くないよ」

と。

上司に恵まれた。

お客様は神様でもなんでもなくて、同じ人間なので。
店はお客が来ないと儲からないし、
客だって店がないと買えない。

理不尽なことを言ってくるお客は
お断りしてもいいと思うのだけど。

なかなかそうもいかない。

でも、
もしかしたらそのクレームを入れた人は
私の父親の会社の部下かもしれないし、
大事な取引先かもしれない。

どこかで繋がっている可能性もある。

想像力が乏しい。 

ケーキ屋さんは4年半ほど働いた。

ラーメン屋さんでも働いた。

そこはケーキ屋とはまたちがう空間だったけど、
ホールで入ったはずなのに
いつのまにかキッチンもしてた笑

最終的にはランチが回せるくらいになっていた。


一つだけ不満があったのは

ホールしかしない、その当時のおばさんと時給がおんなじだったことくらい。

あとは言いたいことは言っていたし、
男の人がほとんどの職場だったから、
気楽なものだった。

ランチの営業は、頭フル回転だったけど笑

ケーキ屋さんという販売とはまた違った経験をした。
客層は全く異なるし、求められるスキルも違う。

他にもいくつかバイトを経験したけれどあんまり印象にない。


大学を卒業してからも、
一年は
ケーキ屋さんと、ラーメン屋で生活をしていた。

途中からラーメン屋さんのみだったけど。


ある日
楽器の師匠から
楽器屋さんで楽器のの販売をしてみないかと
電話があった。

自分が学んできたことをいかせる職種の方が
親も喜ぶだろうし、私的にも意味があるなと思ったので、バイトではあったけど、楽器屋さんで働くことにした。

週6、土日祝は必ず出勤。

繁華街にも関わらず、わりかし大きい楽器屋さんなのにその当時時給850円。
周りのお店は900円以上が普通の時代。

11:00〜20:00の勤務で、
きっちりその分しかでない。

でも10:30には出勤

退勤は上司次第で大体21:00になることが多かったけど、つかなかった。


でも保険は引かれるので
手取りは10万もなかったんではないか。

管弦打楽器の販売員の多くは
リペアの学校(楽器修理)を卒業して入社している人が多い。

そのためどの楽器の取り扱いや特徴についてもそもそも詳しい。


私は奏者側だったので
入社当初は
覚えることだらけだったし
相当大変だったことを覚えている。

あと、楽器のレッスンなどで先生の接待というか、話の相手というか
なんというか私はこれが1番苦手というか面倒だったのだけれど、
いい先生もいれば、あんまりんーって思う人もいる。
いい人もいれば横暴な典型的なふんぞり返り系の人がいるのだ。

ふんぞり返り系って笑

楽器店では買う人のために試奏ができるようになっているのだけど、
ノリで吹きたいみたいな人もいる。

試奏をお願いされたら


ご購入をご検討されている感じが確認して、試奏してもらう


が。

ごく稀に
プロ奏者の人も来る。

いろんなジャンルの。

一度あったのは

試奏したいと言ったその方はプロの方だったのだけど、私は存じ上げず試奏をことわった。


そうしたらどこかに去っていき
上司と共に帰ってきた。


もちろんどこに所属している〇〇ですとは
名乗らない。


いや名乗れ!!!!!!

こちらの勉強不足なのか?

それもあるけど、
名乗ってくれややこしいから。

ってその当時思った記憶がある。


名乗らないのも横暴だよなとおもう。

知っていて当然だろ〜
ふんっ!

みたいな、
これも一種の

ふんぞり返り系なのではないか笑


音楽の世界は狭いし、つながりを辿っていくとかなりの確率で知り合いの知り合いとかざらにある。


この楽器屋さんは2年半ほど勤務した。

転職を考えて踏み切ったのは
給料面が大きかった。
正社員もいたけれど、
同い年で入社5年目の先輩が
まだ、バイトだったことやまだもう1人先輩がいたこと。

そんな長い間この給料ではやっていけない
       ➕
多分私は楽器の構造とかに興味がないなと思ったからいつか限界が来ると思った。

やりがいや楽しさを感じなくなるだろうと。

それでも退職をするまでに、
部署のなかで、
売り上げ一位は取ってからやめた!
それができてよかった。


そして、
アパレル会社に正社員として入社した。

細かくゆうと準社員という試用期間があっての正社員。


長くなったので、今日はこの辺で笑

つづく。




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