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プログラミングスクールの卒業生がRUNTEQ(ランテック)はいいぞと言うだけの記事

この記事は2020年6月卒業時点の内容なので、現在のRUNTEQの実態とは違う場合があります。


この6月末でRUNTEQというプログラミングスクールを卒業したので、振り返りと感想を書きます。

もしあなたがいわゆる駆け出しエンジニアで、プログラミングスクール選びに迷っているのなら、もしかしたら参考になるかもしれません。
ただし、これはプログラミングスクール紹介記事というよりは、元受講生が感じたことをただ書き連ねただけのものです。実体はまあタイトルの通りです。

私は他のスクールの説明会にも行っていませんし、RUNTEQしか体験していないので、他のスクールとの比較はできません。
その上で、私はRUNTEQに入ってよかったと自信をもって言います。



# 前提

私は2020年の1月頭から6月末までRUNTEQの受講生でした。オフライン生としてでしたが、新型コロナウイルスの影響で4月からはフルリモートでした。

現在のプランでいう基礎編、応用編に加えてポートフォリオで困ったところを相談していました。これは今も就職支援としてあるようです。
Vue.js編は私がポートフォリオを作り始めてから開設されたので、「とりあえずポートフォリオを終わらせねば」と思ってまだできていません。オレオレ独学感満載なので、いつかちゃんとやります……。

就活支援については、私がまだそこまで活用していないので、ここではあまり言及していません。
が、卒業してもいろいろと相談ができるのは嬉しい。


# カリキュラムについて

私はRUNTEQに入る前にWriteSomeCodeを(Task5までですが)していたのもあって、要件に従って課題を解いていくという流れにはそれほど困りませんでした。

基礎編は、Railsチュートリアルを終わらせていれば、それほど難しいことはないと思います。もちろん課題によっては難しいものもありますが。

難易度の上がり方がちょうどいいので、「何もかもわからない」ということにはあまりならないかなと思います。「今まででやったことを使えばこの辺はできそうだけど、〇〇に関してはさっぱりわからん!」みたいな感じ。
ヒントがかなり丁寧なので、少なくとも方針を誤ることはないかなと思います。

カリキュラムに関しては、そもそも知らない技術や手法を知るといった面が強かったと思います。独学でCRUD以上のレベルとなると、実装したい機能に対する技術を学ぶということになると思うので、実務で使うような機能の実装方法について抜け落ちる可能性があると思いました。

また、自分が知っていること以上の機能について考えることはできないと思うので、「Railsでどんなことができるのか」をある程度知っていないとポートフォリオを作るスケールも制限されてしまうのではないかと思います。
カリキュラムをしていて、「え、Railsってそんな機能があるの?」「そんなGemあるの?便利すぎでは……」というのは何度感じたかわかりません。

ちなみに、環境構築は沼なので、ある程度行き詰まったら質問で相談したらいいと思います。最初のうちは環境構築なんてわけわかめで楽しくないし。さっさと課題したいし。
結局私は課題だけでも4回は環境構築をしました。今でも環境構築は好きではありませんが、やるしかないのでだいぶ慣れました。MySQLのエラーも見慣れたものですね。


# 質問について

現役講師による〜というのは正直実感していなかったのですが、他のスクールの話を聞いていると「え、それ答えてくれないの?」と思うので、私が当然だと思い込んでいただけでした。

・課題のわからない点
・課題の解説のわからない点
・課題以外のわからない点

全部答えてくれます!ポートフォリオで詰まったときは本当にお世話になりました!!
ただし、質問の仕方はちゃんとしないとだめです(ちゃんと、についてはここでは扱わない)。

今のところ、時間にもよりますが(やはり夜は人が増えるので多くなる)、質問をするときにそこまで待つようなことはないと思います。というか、RUNTEQ生自体がそんなに質問していない。
(追記)最近受講生が増えたこともあり、質問が少し増えているような感じがあります。でも、遅くとも翌営業日の午前中には返信されているようです(卒業してしばらく経っているので、早い遅いという肌感覚はわかりません悪しからず)。

ちなみに、誰かがDiscordで質問をしていると私もふらっと部屋に入って盗み聞きしています。自分がさらっと流していたけど「あれ、確かにどうなんだろう」と思うようなことを質問していたりするのでチェケラ!って感じです。

あとは、正式に質問ではなくても、timesに独り言を投げ込んでいると、たまにレスポンスが来ます。休みの日でもレスポンスがあったりします……みなさん休んでいますか……??


# 面談について

面談には二種類あって、プログラミングなどの学習についてとキャリアについてです。

私は前者では自分の中で理解が曖昧なことを聞いたり、おすすめの参考書や勉強サイトを聞いたりしました。学習の進め方の予定もなんとなく話したりしました。

後者では、私は自己分析が苦手だったので、今までのことを語る中で自分の軸が明確になりました。未だに自己アピールみたいなのはあまりできないのですが、「私はこれがやりたいんだ!」ということは語れるようになりました。
この辺りは私が苦手とする部分だったので、人の意見を聞いて自信が持てたという点でよかったなと思いました。


# そこまで謳ってはいないが魅力的なこと

## 業界の知識

私がスクールに入ることにした理由として、知識だけなら独学でもある程度は何とかなるかなと思っていたのですが(実際はそんなことはなかったと思う)、業界のことを全然知らないからというものがありました。
Twitterは良くも悪くもポジショントークばかりだし、そもそも自分がどんなエンジニアになりたいだとかどんな業界に行きたいだとかもあまり定まっていませんでした。……改めて書き出すと、「プログラミングたーのしー」だけで(まあ他にも理由はありますが)仕事やめたのやばすぎるな。

今までの経験上、自分がどんな価値を生み出せるかといったビジネス的な視点が足りていないのは自覚があったし、就職活動というものをしたことがなかったので、きちんと軸を持つべきだなと思いました。

実際、エンジニアあるあるやイベント情報などを話す機会が増えました。RUNTEQの裏事情や会社のぶっちゃけ話などもたまに流れてくるので、業界の空気感を感じたりすることもできました。スタートアップ界隈に偏っている気はしますが(笑)


## サービス指向

これはRUNTEQではめちゃくちゃ言われます。
技術は手段でしかない。それを使ってどのようなプロダクトを作ることができるのか、そしてどのような課題を解決できるのかという点が重視されます。

なので、ポートフォリオのアイデア出しもそのような視点になります。
自分では最高にいいと思ったアイデアも、他人から見るとそうでもなかったり、結構穴があるというのがわかります。誰のどんなニーズに応えるためのものなのか、その価値は何なのか、ということを突き詰めて考えることができました。

これはただのプログラミングを教えるだけのスクールなら教えられないことだと思います。スタートアップに特化しているからこそだと感じました。3000万稼げるスクールを目指しているらしいので(笑)

この辺りのことは外部向けにYouTubeで配信していたりします↓↓


# コミュニティについて

RUNTEQ生なら全員わかっていることだと思いますが、コミュニティが活発です。知らねえ奴はモグリ

RUNTEQに入った当初は、基本的には喋らずコミュニケーションはslackでするという文化に慣れず、「これが噂に聞いていた、エンジニアは隣同士でもチャットでしゃべるというやつか!」と思っていました。


## timesについて

RUNTEQの受講生はtimesを作って、そこに自分の気付きや詰まったところを言葉にするようにします。

これがめちゃくちゃいい!
私は多分RUNTEQの中でも屈指にうるさいのですが、言葉にすると思考が整理されます。あとはまあTwitter的な呟きとか。

他の人のtimesを見て「そういえばそうだった」「あれ、どうだったっけ?」と思うことも多いです。

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ちなみに、講師陣が会話に参加してくださったりすることもあるので、めっちゃ知見が広がります。これは本当にすごいところだと思います。


また、私はよくtimesにポートフォリオの機能などを貼っていましたが、スタンプを押してくれたりコメントですごいと言ってもらえたりして嬉しかったです。
ポートフォリオを作り始めてからは孤独との戦いという感じだったので、こういう風に励ましてもらえるのはよかったです。

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ちなみに、timesだけではなく雑談チャンネルもかなり活発で、いろんな情報を共有しあっています。
講師の方がいい記事を見つけたら紹介してくださったり、よさげなイベントや記事などがあったら紹介したり、プロテインのセール情報(???)だったりゲームの話だったり。


## 受講生との交流について

システムの話でいうと、zoomやDiscordを利用したオンラインもくもく会や雑談会(運営側が主催してくれるものや突発的に始まるものなど)があります。

カリキュラムの話だったり、ポートフォリオのアイデア、最近〇〇がアツいらしい、などいろいろな話をしています。たまに卒業生が来て、実務の話などもしてくれます。
もちろん、アニメやゲーム、Twitterで話題のアレといった普通の雑談もしています。


### でもライバルだよねって話

自分の中でとても記憶に残っているのが、RUNTEQに入って2週間ほどの頃に、講師の方と受講生に誘われてラーメンを食べに行ったことです。
当然ながらカリキュラムの話をするのですが、私はその内容が全然わからず「そういうこともするんですね!」くらいしか言えませんでした。
これがとても悔しかったのを覚えています。早く話題について行けるようになりたいなと思い、カリキュラムを進めたいという念が強くなりました。もしも一人だったらマイペースに勉強していて、ここまで頑張ることはなかっただろうと思います。

受講生同士の仲はいいですが、向上心が高い人が多いので、それなりに意識し合っていると思っています(主観ではありますが)

(自分語りします)
私はそれなりに器用貧乏で意識も低く、「中の上くらいできればいいや」と思っていたのですが、RUNTEQに入ってから負けず嫌いな自分がいたことに気づきました。
というか、気がついたら「すごい」と言われるようになっていたので、その座を譲りたくないという思いです。ほとんどプライドです。
だから、timesで私が知らないことについて話していたりすると焦るし、「あなたならできる」という期待には応えたいと思っています。
(自分語り終わります)

これは私だけではないです。雑談したときには大体誰もが「他の人がすごくてやばい」と焦っています。いろんな技術に挑戦したりアウトプットをしていて、互いに触発される、そんな火を付けあえる関係がいいのかなと思います。

なので、エンジニアになりたいという思いで本気で学んでいる人ばかりの場所に身を置くことができたのは本当によかったです。
結局、人を動かすのは環境なので。
そして、そんな人たちと仲間になれたのが財産だと思っています。


# ちょっとくらい文句とかないのかよ?

私はこういうのは賛美するだけではなく忌憚のない意見がある方が信用できるので、少しはネガティブなことも書いておきます。

文句というか、要望としてはやはりオフラインがいいなという点です。仕方がない面もありますが、仕事をしていない身だとまじで引きこもりになるので、社会との関わりがどんどんなくなってしまう……。

あとは、zoomに出現しないしslackもあまり投稿しないという人もいるので、私が把握できていない人もいる……。せっかく同じスクールに通っているのだから、これはちょっと寂しい。でも、強要するものでもないので仕方ない。

また、現状だと人手が追いついていない側面はあるので(現在採用中です!)、積極的に情報を得るために動けるかどうかはかなり大事です。面談は月に2回できるのですが、遠慮していると面談をしないままあっという間に時間が過ぎてしまいます(私は遠慮したり忘れたりしていて、面談はあまり活用できていなかった)。
受動的に享受できるもの(カリキュラムなど)はRUNTEQの利点の一部でしかないので、定期的に開催される勉強会で質問をしたり、面談の予約をどんどん取ったり、気になる先輩に絡みに行ったり、自分から動かないと損かなと思います(最初は勇気が必要だとは思いますが)。

その他は、大体思ったことは運営側に伝えていますし、やりたいことなどは提案したらわりと実現しています。この辺の提案のしやすさはかなり高いと思います。
運営側がきちんと受け止めてくれるので、思っていることを言いやすい空気があります。

私はコロナが収束してオフ会ができる日を待ちわびています。


# 最後に

私はRUNTEQがめちゃくちゃ大好きです。

この記事を書いているのは、(RUNTEQへの愛を書きたかったというのもありますが)スクールの情報を吟味し、その上でRUNTEQを選ぶ人が増えてほしいと思うからです。
アフィリエイトを目的としている記事のせいで情報が玉石混交すぎるので、駆け出しエンジニアが穿った目で見てしまうのは事実だと思います。なので、主観100%の私の話が参考になればいいなと思います。

勉強において、万人に合うものなんてないと思っています。
でも、だからこそ、スクール選び(行くかどうかも含めて)はきちんと吟味した方がいいと思います。自分に合わない選択をしてしまうとお互い不幸になってしまうので。

というわけで、少しでも気になったなら、まずは説明会に申し込むことをおすすめします。あなたがエンジニアになりたい理由、ビジョンを話してみて、もしRUNTEQが合わないならきっと進言してくれます。その辺り運営は信用できますので、無理に勧誘することはないです。

私に聞いてくれれば、答えられる範囲で答えます。ここのコメントでもTwitterからでもお気軽にどうぞ〜。


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