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地雷を踏んだ論文査読の実例

自己紹介文のなかで紹介アップロードしたプレプリント論文は、某雑誌に投稿して最終的に不受理になったものです。
 2名の査読者の評価は平均的にかなり好意的であり、1人は微修正を要望しましたが、いきなり受理でした。もう一人は、評点は即受理の査読者よりもむしろ高い総合評点をつけていましたが、非常にながいダラダラした感想のような指摘のような修正指示が付されていて、何とかなりそうだと思って、できるだけ意に添うように文章を追加したり語句を訂正しながらそれでも曲げられない自己見解を添えた修正版を再投稿したのですが、結果的に地雷を踏んで撃沈しました。研究分野特有の地雷源があったと想像される。その査読者の態度の豹変ぶりに、憤りとともに査読制度そのものに対する不信感を強くしました。
 教訓は、時間・労力と費用の掛かる論文公刊作業を根本的に見直し本来の研究目的に立ち返る必要性の再確認です。
組織を離れた研究費のない身分でのオープンアクセス論文投稿費用はバカになりません。
 英文校正業者の校正チェックを済ませ、査読評点の英文項目は高評点であったので、なんとか公表する手段はないものかと考えて今回のようなかたちをとりました。

以上は実はどうでもいい舞台裏のはなしです。

次回以降は、研究内容について専門外のひとにもできるだけ理解できるように解説していきたいと思います。

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