見出し画像

日光旅行 〜ご利益スポット満載の二荒山神社から、歴史文化オタクには見どころ満載の東照宮〜

こんにちは、aicafeです。
40代、人生時計で14:00頃に差し掛かったところです。
これからの人生の午後の時間の過ごし方を模索中です。

先日の日光旅行レポートのつづきです。


ご利益スポット満載の日光二荒山神社

家光公の霊廟である大猷院をあとにし、歩くとすぐ隣に二荒山神社があります。
こちらは、男体山を御神体山と仰ぐ創建1200年の伝統ある古社で、江戸時代に東照宮ができるまでは日光信仰の中心だった由緒ある神社です。

大きな鳥居が構えています。打ち出の小槌はこの左手に

この神社はご利益のあるパワースポットが満載です。
まず、鳥居をくぐる手前には、叩くと響く打ち出の小槌のモニュメントがあり、そこでまずはお願い事を唱えます。
新門の手前には縁結びのご神木があり、たくさんの絵馬がかけられています。
そして境内に進むと、打ち出の小槌を振って願い事を祈願する「招き大黒様」や、眼病に効くという霊泉銭洗い弁天
厄よ去れ!」と叫んで抱えると厄除けになるカエルの像
まあるくなあれ」と心の中で唱えて手をかざす丸石
など、など…

このようなご利益スポットが色々なところにあるので、お参りする側は少々気ぜわしい思いに駆られます。

まあるくなあれ…と念じました

高天原で深呼吸しよう

ガイドブックには「高天原」が載っていました。
大黒殿の裏にある、縄で囲まれているエリアのことで、神様が降りてくる神聖な場所だそうです。社の裏側の、雪も積もっているような場所だったので、居たのはわたし達だけでした。
ここで「深呼吸したり手をかざしたりしてパワーをたっぷり取り入れよう」と書いてあったのでその通りにしました。
パワーが宿っていることを願います。

二荒山神社をあとにして、上新道を進むと、ついに東照宮が表れます。

猿も象も龍も!日光東照宮

江戸時代初代将軍・徳川家康公を祀る神社・霊廟です。徳川家康公の遺言を受け、二大将軍秀忠公が創建し、三代将軍家光公が「寛永の大造替」で煌びやかな建物に建て替えました。総工費は現在の費用で400億円相当、工期は1年5か月という超短期間だそう。

入ってすぐに新厩舎があり、有名な三猿が見られます。
見ざる・言わざる・聞かざる
有名なのはこの三猿ですが、実はこの猿に関する人生ストーリーが、左から右へと8枚の彫刻で描かれていることを今回初めて知りました。
以前旅したことのあるボロブドゥール遺跡やアンコール遺跡のレリーフに通じるものがあると思いました。
猿は馬を守ると信じられていることから、馬を繋ぐ場所である厩舎に猿の彫刻が施されているそうです。

見猿・言わ猿・聞か猿

続いて、新厩舎の前に上神庫が現れ、軒下に彫刻された想像の象が見えてきます。作者の狩野探幽が象を知らず、想像で下絵を描いたと伝わっているそうです。確かに、毛がふさふさに生えていたり、しっぽが三つ又だったり、不思議な象です。

確かに奇妙な象

唐銅鳥居の手前で深呼吸をして陽明門を臨みます。
家康公は、江戸の真北にあたる日光に東照宮を建てることで、北方から江戸を守ろうとしたと言われます。陽明門の中央真上には北極星が見えるように設計されています。

この階段で集合写真を撮るのがお決まり

陽明門の手前には階段があり、「ここで小学生のとき座って写真撮ったなあ~」と感慨にふけります。
そして小学生の当時は全く気にならなかった彫刻に大注目。
様々な龍唐獅子司馬温公の瓶割のシーンの唐子遊び琴棋書画の遊などを見つけてきゃっきゃしました。

琴棋書画の遊
唐子遊び

猫も鶴も亀も獅子もいます

東廻廊で眠り猫を臨み、数百段の階段を上って家康公が眠る奥宮へ。家康公の墓所の前には鶴と亀の燭台・獅子の香炉・花瓶の三具足が並んでいます。

あたりは清冽な空気

願い事が叶うといわれている叶杉でお願いごとをして、階段を下り、神輿舎では三基の神輿を見ます。中央が家康公、右が秀吉、左が頼朝のものと伝わっているそうです。

三基の神輿

鳴き龍の響きには圧倒される

そして東照宮のなかの寺院部分である本地堂で、有名な鳴龍を臨みます。
天井に描かれた大きな龍の姿だけでも迫力ですが、真骨頂はそのお堂の響き。
龍の頭の部分の真下で拍子木を鳴らすと、キィーンと高い音が響きます。
修学旅行の時にも聞いたはずなのですが、初めて聞いたかのように驚いてしまいました。
奥には干支を祀った仏像が並んでいるので、自分の干支の前の仏像にお参りしました。

そして表門を抜けると、五重塔が見えます。十二支が彫刻されていて、真正面には家康公の干支である虎、秀忠公の卯、家光公の辰が刻まれています。

表参道を歩きながら、ふと横を見ると大行列。拝観券を買うための列でした。
駅で拝観券を購入しておいてよかった…と思いました。

色々な意匠を確認できて、とても充実した気分になり、「さて次は輪王寺だ」と勢いづいたのですが、お腹がかなり減っていることに気づきました。
石段もたくさん上って疲れたね、ということで、表参道沿いのお食事処に入りました。
つづきはそこから書きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?