あんまりにもきれいなものを見ると、この世のだれよりもつまらなそうな顔をして自分を守ろうとするわたしがいた。

ひとりで考える時間が、人生にはときどき必要なのかもしれない。それは、きっと今なんだろうと思う。
鬼怒川温泉から山を越えダムを越え、バスに揺られながら、そんなことを考えていた。

行き先は、鬼怒川だろうと草津だろうと伊豆だろうとどこでもよかった。ただ、今すぐにでも東京から出たかった。先日の宇奈月で温泉から見える夜景に味を占めたわたしは、なんとなく、行き先が温泉だったら幸せだろうと思った。できれば、行

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久しぶりのアラン・ドロン。からの雑感

この間出かけた南イタリアの島が、好きな古い映画のロケ地だと知り先週末にDVDを借りた。「太陽がいっぱい」(1960年)は、2枚目スターの代名詞アラン・ドロンの出世作でテーマ音楽も有名だ。
正直、10代で見た時の瑞々しさが甦えったとは言えないけど、かなり久しぶりに見たら意外なところが気になった。
友人を殺したドロン演じるリプリーが、友人になりすまして銀行から大金を下ろすシーン。イタリアリラ札の一部が

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ありがとうございます
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秋は、お山がチャーハンみたいに見える。遠い彼方の記憶は、ホンモノだった。

ここ数年、紅葉狩りといえば京都だった。昼は南禅寺のインクラインの紅葉を眺めてため息をつき、夜は清水寺の池に映る赤い紅葉をみて息を呑んだ。
その度に思い出す。遠い記憶の彼方のこと。

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母が運転する幼稚園への車の中。紅葉した山々を眺めながら、わたしはこう呟いた。

お山が、チャーハンみたいだよ。

すると母が、笑いながら「なるほどねぇ。sanmariには、チャーハンに見えるのね」と答える。

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お風呂あがりの「ちょっと」の贅沢が、わたしをさりげなく音の世界に戻してくる。

瓶牛乳の自動販売機が、目に入る。温泉に行くと、一番に探してしまうのが、コレ。温泉がメインなのは重々承知だけれども、温泉の後にあの瓶牛乳を飲むことを楽しみに、脱衣所への暖簾をくぐる。

幼少期と大学時代を東北で過ごしたからか、「〇〇の湯」みたいなスーパー銭湯から旅館の日帰り入浴、そして旅先としての温泉は、よく行く場所のひとつになっている。
ちょっと、息抜きに。
ちょっと、ご褒美に。
そんな日常を「ち

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ここは、よい街だった。きっとあの頃のわたしは、過去に残してきた自分を思って、胸がチクッとしたんだ。

改札を抜けてエスカレーターを降りていくと、不思議な既視感に襲われた。
知っている。わたし、ここ知っている。

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当時大学生のわたしはお金がなくて、この地まで高速バスを乗り継いでやってきた。新宿での接続がギリギリで走って高速バスに乗ったから、髪の毛はボサボサだし、当然スッピン眼鏡だった。
駅についてすぐ、駅ビルの2階にある化粧室へ駆け込んだ。ボサボサの髪の毛

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旅と服の関係。

旅のスタイルが人それぞれ様々なように、
旅の目的もそれぞれだと思う。

私の旅の重要な目的として

写真を撮ること

ファッションを楽しむこと

がある。

今回は「ファッションを楽しむ」
にフォーカスを当てる。

旅なんてバックパック一つで行けるような最小限の荷物でいいじゃないか。
そういうスタイルの方もいるかもしれない。
私は真逆をいっていて笑
3泊4日のバリ島旅行でさえ90L用1週間用のスー

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【旅の記録#1】日光東照宮~宇都宮の一人旅

週末にDQウォークのお土産集めの為に、日光東照宮と宇都宮に行ってきた。久しぶりの一人旅。当日の朝、他の予定を考えていたけど、あまりにも天気が良かったので、急遽予定変更しての日帰り旅をすることにした。

■いざ日光東照宮へ

春日部を経由して東武日光へ向かう。春日部からの特急が意外と満席で一時間以上待つ事になったけど、それでも何とか唯一残った一席を確保。春日部でDQウォークをやりつつ時間を潰して東武

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江戸川と富士山とナポリ

埼玉県三郷市と東京都に接した江戸川の河川敷と土手が、故郷の光景。
千葉県松戸市の実家は土手から100メートルも離れておらず、多くの思い出がこの光景と共に記憶されている。

恒例になっているイベントのおかげで、毎年冬に河口湖畔から大きな富士山を見る機会がある。何度見ても溜息が出るほど美しい稜線。これぞ日本が誇る景色。世界を見渡してもそうそう無いだろう。
一都2県に接した河川敷に沈む夕陽は、誰かの人生

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ありがとうございます
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新城海岸からの〜伊良部島

三日目の朝は空には三日月が輝いている早朝から東平安名崎に朝陽を見に行きます。
まあ、ちょっとした時間調整があり、水平線から太陽が頭を出すところには間に合わなかったのですが。

宮古島在住1年ちょっとの友人もまだ東から太陽が昇るところを見たことがないとのことで、それはぜひ一度体験して見てね、とオススメしました。
そしてなんと、彼女はこの近くの新城(あらぐすく)海岸には行ったことがないということで、「

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ありがとうございます。また書きますね(*^^*)
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私の旅スタイル。

旅をする目的やスタイルはその人によって違う。

食を求める旅もあれば、観光スポットをたくさん回りたい、人との交流を楽しみたいなど様々な理由でそれぞれのスタイルがあるはず。

私のスタイルはというと、
観光スポットにはあまり行かず、ホテルステイを楽しんだり、素敵なカフェやレストランを訪れる。
海外ではその国の街の雰囲気を楽しみたいので街に出たりもする。
ホテルの出費を抑えて1日中観光を楽しむ人もたく

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