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#23-200 「おめでとう」を、ありがとう。

久しぶりに、絵本を買った。

挫折しそうなときは、左折しよう

もうすぐ、友人のお子さまのお誕生日なので、何かいい本がないかと本屋さんをうろうろしていた。とてもうろうろしていた。怪しげにうろうろしていたのではないかというくらい、うろうろしていた。
どんな本を読むだろう。
どんな本なら読むだろう。
我が子に買うのとは訳が違う。難しい。
だけど、本を贈りたいとおもった。

友人はわたしよりもたくさん本を読んでいるひとなので、わたしよりも本を選ぶ目が優れているだろう。そこに本を贈るのだ。そんなところで、どうしてわたしはじぶんに負荷をかけるのだろう。

背表紙を見て、「おもしろいかもしれない」と手に取ったこの本、成田悠輔氏が翻訳をしていた。パラパラと読んでみると、なんだかおもしろかった。というより、読みやすかったし、かわいらしかった。これはいいかもしれない、と感じた。行ったりきたり、立ったりしゃがんだりして、偶然にも見つけられたじぶんを称えたい。

出版されて、それほど日が経っていないようだ。子どもが大きくなると、絵本に触れる機会が減ってしまうので、注目されていたとしても気づかないのだろう。その友人がすでに買っている、ということがないことをとてもとても願っている。

お誕生日の贈りものだけれど、わたしも欲しいとおもって、帰ってすぐにAmazonで購入した。お店には1冊しか在庫がなかった。
それが、昨日の話。そして今日、もう届いた。
Amazonは偉大だ。
梱包が破れていたけれど、気にしないでおこう。
わたしも偉大になる。

今日またぱらりと読み返して、この本の英語版を読みたいとおもった。タイトルは「WHEN THINGS AREN'T GOING RIGHT,GO LEFT」となっている。直訳すると、「物事がうまくいかないときは、左に進みましょう」となる(Google翻訳様にて)。内容からして、主人公の彼はたぶん「挫折」はしていない。ちょっと大袈裟な表現になっているけれど、翻訳しているのは成田氏だ。

「挫折ってなに?」とおもったら、調べてみてね。

英語版、早速偉大なるAmazonで検索して、注文した。
さすがAmazon、明日届くようだ。楽しみ。

翻訳者によって、内容は随分と変わるようにおもう。
Shel Silversteinの「おおきな木」という絵本がある。この本は、ふたりの翻訳者がいる。最初に翻訳したのは、ほんだ きんいちろうというひとで、新しく翻訳しているのは村上春樹氏だ。子どもが小さい頃、わたしが暗記するほどに読んだのは、村上春樹氏が翻訳したものだ。翻訳の違いでどんな差があるだろうとおもい、2冊とも購入して読み比べた。どちらがいい、とは言えないけれど、読み慣れたものとは違うものを読むと、違和感を覚える。もちろん、英語版も持っている。

この本は持っているひとが多いのではないだろうか。有名なストーリーのはずだ。わたしは子どもが生まれてから知ったのだけれど。この本も、大人が読んでもいいものだとおもっている。大人になると、なかなか絵本を読むことがないだろうけれど、あえて絵本のコーナーに目を向けてみるのもいいだろう。

わたしは本を読むのが苦手だったので、絵本はたくさん持っていた。極力字が少ないものを選んで読んでいた。数でいえば、子どもに買わなくてもいいほどだったとおもうけれど、内容が子ども向けではなかったし、興味を持たないものもあったので、子どもにもたくさん買った。本はとても増えた。まだ増えている。まだまだ増えるだろう。本棚が足りないので、壁一面本棚にしてもらうようお願いしてみたけれど、却下された。よく考えたら、窓がない壁がない。ちょっと難しいかもしれない。廊下や階段の壁を本棚にするのもいいかもしれない。

絵本も本も増えているけれど、漫画も増えている。
キングダム
今日、最新刊が発売された。いつまで続くのだろう。それこそ、本棚が足りなくなる。どうにかしなければ。
うっかりAmazonで予約したので、残念ながら発売日には届かない。予約すると発売日に発送になるのん、やはり仕方のないことなのだろうか。「Amazonは偉大」とは、些か言いすぎただろうか。尤も、地方は発売日に手に入ることは少ないのだけれど。

それより、早く包装して送る準備をしなくては。
お誕生日のお祝いが遅れるわけにはいかない。
カードも書こう。

お誕生日、おめでとう。
お祝いできることを嬉しく想う。

「おめでとう」を伝えさせてくれて、ありがとう。

aico.

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