#24-118 気高く生きる
「思考のピントがずれている」と言われた。
自覚している。ひととは、ちょっと違うようだ。
自覚はしているけれど、誰が正しいとか間違っているということは、ないと思うのだ。「お前、ちょっとおかしいぞ」という具合で言われるのは、どうも解せない。ひとの思考を否定する権利は、誰にもないはずだ。なぜそういう思考になるのか。思考のピントがずれているのではないだろうか。
路面電車に乗った。どこかの駅で、なんだかアンバランスに高級ブランドのロゴを全身にくっつけている、濃いめの女性が乗ってきた。