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#22-247 circus.

木下大サーカス
行ってきた。

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シルク・ド・ソレイユを何度か観ている。スケールもレベルも違うけれど、サーカスにはサーカスの良さとすごさがあることに、今日気付けた。
「おぉーーー!!!」となるより「ほぉ。。。」と見る方が多かった。ただ、イリュージョンだけは全く理解ができない。不思議というかなんというか、なんなんだろう?檻に入った女性が、10秒もしない間に、虎に変わるのだ。なぜだ。食べられたのか、着ぐるみなのか、CGなのか。。。

感じたことがある。ひとつは、年配のひとが多いということ。もう何年も続けているベテランが多いようだった。見た目でしかわからないけれど、若いひとが少なく感じたのだ。イリュージョンもそうだった。新しく入るひとが、それほどいないのだろう。何年も同じように続けていくことは、とても大変なことだとおもう。体力的に。あと何年、続けられるのだろうか。。。後継者は見つかるのだろうか。。。

もうひとつは、ひとが少ない、ということ。同じひとが、いくつかのプログラムに出ていた。そういうものかもしれないし、できるからそうしているのだろうけれど、ひとりがひとつのプログラム専門で出るのではなく、いろんなプログラムの練習もしなければならないのも、大変なことだろう。とはいえ、わたしも体操競技をしていて、4種目の練習をしていたので、同じようなことなのかもしれない。体操競技をしていたひとがきっと多いとおもうので、身体能力を考えればできないことではない。にしても、大変なことには変わりない。しかし、プロだ。大変だ、なんてことを言っている場合ではないのだろう。

驚いたのは、プログラムが終了してショップで買いものをしたときに、会計の対応をしてくれたのが、ついさっきまでプログラムに出演していたひとだった、ということ。「たくさん出てましたよね?」というと「はい、色々。。。」と笑っていた。

生きてるんだな、とおもった。
命をかけて、生活をかけて、
サーカスに生きてるんだ。

ここ何年かの間、
どんなに苦しい想いで過ごしてきたのだろう。

行ったことあるし、もう行かなくてもいいかな、とおもっていた、このサーカス。子どもも「行かなくていいよ」と言っていたので、行く予定にはしていなかった。だけど、職場関係のひとにチケットをいただいたのでどうするか聞いてみたら「行きたい!」と。そうか、行きたかったのか。「チケットがあるなら・・・」と言っていたけれど、「行きたい」って言えなかっただけなのかもしれない。「行きたい」って言わせてあげられなかったのかもしれない。そう考えると、なんだかとても申し訳なく感じた。

チケット、いただけてよかったな。
子どもの行きたい気持ち、
わかってよかった。

きっと、そんなことが他にもあるかもしれない。無理に聞き出すこともできないので、子どもがじぶんの想いや考えをちゃんと伝えてくれる環境、雰囲気を作れるようにしたい。

サーカスもとても楽しめたようだ。「行けてよかったね」と言うと、「連れて行ってくれてありがとうね」と言ってくれた。「行きたいって行ってくれて、ありがとうね」。また行きたいか聞いてみたら、「うん」って。・・・そうなのか。

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木下大サーカス、また行こう。
シルク・ド・ソレイユも、久しぶりに日本での公演が決まっているようだ。こちらも、是非行きたい。

そういえば、サーカスに入れば?と言われていたことがあった。小さいとき。サーカスに売られる、とも。今日「わたしにもできるかも」とおもって見ていたけれど、限度がある。気を引き締めてトレーニングを続けていきたいとおもった。

まだやれる。

空中ブランコがしたい。

aico.

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