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営業職の女性が仕事でピアスをつけるのはNG?

こんにちは!
アイドマ・ホールディングスです。

オフィスカジュアルで服装の自由度が上がり、指輪やネックレス、ブレスレットといったアクセサリーをつけて仕事をする人が増えていますよね。

職種や社風によりますが、シンプルなデザインを選べば職場の身だしなみ規定に引っかかることは少ないようです。
でも、ピアスの場合はどうでしょう。営業職の女性がピアスをつけて仕事をしても問題ないのでしょうか?

営業職にとって第一印象は非常に大切。見た目は営業成果に影響するため、ピアスがお客様に与える印象が気になるところです。

この記事では、営業職の女性がピアスをつける際のポイントや、ビジネスシーンに適したデザインの選び方を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

ピアスをつけても良い職業とは?

近年、ピアスは男女年齢問わず幅広い層で身につけられるようになりました。オフィスカジュアルが広まったことで、 清潔感があればアクセサリーはOKという職場が増えています。しかし、ピアスが許されるかどうかは、職種によって差があるのが現状です。

アパレル関係や美容、音楽業界、クリエイティブ系のような、自分のセンスをアピールすることが仕事の一部とされている場合、服装規定がゆるく、ピアス着用が問題になることはほとんどありません。

一般企業の社員や公務員、教員においては、職場の雰囲気を乱すような大ぶりで派手なデザインでなければ着用できますが、医師や看護師などの医療系や衛生管理が必要な食品系は、NGの場合が多いようです。

一方、営業職は、基本的に外見で目立ってはいけないことから、ピアス着用に対して少し厳しい目が向けられています。仕事柄お客様に会う機会が多いため、信頼感のある見た目が求められているからです。

社内勤務中にピアスの着用を認めている場合でも、外回りの営業をする際には外すよう指導している会社もあるようです。ピアスをつけていることで、マナーがなっていないと思われないよう、ピアスの選び方やつけ方のポイントをしっかりおさえておきましょう。

 ピアス金具の選び方

ピアス金具は主に4種類あり、形状によって与える印象が変わります。営業職は、品良く見せることを優先し、できるだけ控えめなタイプを選びましょう。

●スタッドタイプ(キャッチ式ピアス)
まっすぐなピアスポスト(耳に通す部分の金具)を耳に通し、後ろをキャッチ(留め具)で固定するクラシックなタイプ。

耳に密着する仕様で、つけていても負担が少なく、ピアスホール(耳の穴)が大きく開いてしまう心配はありません。また、キャッチで留めているため、何かの拍子にピアスが外れるのを防いでくれます。

小ぶりなスタッドタイプのピアスは、ビジネスシーンに馴染みやすいのでおすすめです。特に電話をかけることの多い仕事の場合、出っ張りの少ないデザインのものは受話器を耳にあてるとき邪魔にならず、ガチャガチャとピアスの当たる音が相手に伝わることもありません。

●フックタイプ
釣り針のような形のポストをピアスホールに引っ掛けて使うタイプ。金具を固定するキャッチがないため、服やマフラーなどを着脱する際にピアスが外れやすいので、注意が必要です。

フックタイプのピアスは耳元で揺れるデザインが魅力ですが、ビジネスシーンでは揺れ感が大きいと、目立ったり業務の邪魔になったりします。耳たぶに寄り沿うような小ぶりなものを選べば、控えめな中にも女性らしさが漂い、好印象です。

●フープタイプ
形がフープ(輪っか)状のピアス。フープの直径が大きいものや太いものは、シンプルでありながらもインパクトがあり、ビジネスシーンではNGです。繊細で上品な印象を与えるような、細く小さいタイプを選びましょう。

●チェーンピアス(アメリカンピアス)
本体のチェーンをそのままピアスホールに通し、長く垂らして着用するピアス。耳の前後でチェーンの長さを変えて、アレンジが楽しめます。

女性らしい印象ですが、華やかさがあり、長さや揺れ感もあるため、ビジネスシーンには不向きです。

 ピアス着用4つのポイント

ビジネスシーンでは、大ぶりなタイプや派手なデザイン、業務に支障をきたすような使い勝手の悪いピアスはNGです。特にお客様と対面する機会が多い営業職では、好印象を与えるようなピアス使いが求められます。

●清潔感がある
●相手に不快感を与えない
●華美にならない
●仕事の邪魔にならない

以上は、メイクや髪型、ネイルなどにもあてはまる、基本的な身だしなみのポイントです。
印象良くピアスをつけるために、しっかり覚えておきましょう。

ビジネスに適したピアスのデザインと、つけ方のポイント

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ビジネスシーンにふさわしいデザインを選び、印象良くつけるために、6つのポイントをおさえておきましょう。

●シンプルなピアスを選ぶ
営業職に向いているのは、シンプルで小ぶりなピアス。目安として、5mm以内の控えめなサイズ感を選ぶのがポイントです。

耳にぴったりフィットするスタッドタイプがベストですが、フックタイプをつける場合は、長く垂れず、揺れ感が少ないものを選びます。優しい印象を与える、しずく型や丸みのあるフォルムがおすすめ。

ジャラジャラと揺れるタイプや輝きが強いもの、ロックテイストやキャラクターのピアスは主張が強く、ビジネスシーンで浮いてしまうので避けましょう。

大事なことは、ベーシックで品のあるデザインを選ぶこと。金属のみで作られているフォルムがシンプルなもの、パールや天然石を1粒だけ留めている控えめなものは、幅広いシーンで活躍します。上品なピアスを身につけて、女性らしさや品格をアップさせましょう。

●安っぽい素材や子供っぽいモチーフを選ばない
ビジネスには小ぶりなピアスが適していますが、サイズが小さければどんなデザインでも良いというわけではありません。

ハートや星型、動物やキャラクターものは子供っぽい印象に。ロックテイストのスカル(ドクロ)やメッセージ性の強い十字架はインパクトが強く、人によって感じ方が異なるため、要注意です。

また、ビニールやプラスチック、布やビーズ素材のピアスはカジュアルな印象が強く、ビジネスには不向きです。

●取引先訪問時やお客様に会う際はピアスを外す
ピアスをつけることで、相手に悪い印象を与えてしまうのではないかと不安に感じる場合は、状況に応じてピアスをつけたり外したりしましょう。

通勤中や社内での勤務時には着用し、外回り営業や取引先訪問時には外します。特に、初対面のお客様と会う際には、外すことを忘れないように。

相手の価値観がわからず、信頼関係がまだできていない場合は、アクセサリーを身につけず、しばらく様子を見るのが無難です。

ピアスをつけているから信頼されないというわけではありませんが、取引先への訪問時にピアスを外すことがマナーだと知らない人、と思われる可能性があるからです。仕事ができない人、と疑われてしまう要素は、できるだけ取り除くことが賢明です。

●社内での勤務時も控えめなピアスを選ぶ
外回り営業がなく、お客様に会わないからと、大胆なピアスをつけるのはNGです。あくまでも、仕事中は控えめに身につけるのが基本。職場の雰囲気に合うよう意識しましょう。

おしゃれをすることは、仕事のモチベーションをアップさせる効果があります。そのため、あまり制限し過ぎてしまうと、気持ちが上がらないかもしれませんが、営業職としては、最低限のマナーを守ることが大切です。

ピアスに限らず、身につけても良いかどうか迷うようなアイテムは、相手に与える印象をイメージし、個人的な趣味に走らないよう気をつけましょう。

●重たいピアスをつけない
耳たぶが下がってしまうくらいの重たいピアスは、長時間の使用で耳に大きな穴が開いてしまうため、ビジネスシーンではもちろんのこと、普段使いするのもおすすめしません。営業先でピアスを外したとしても、穴が悪目立ちするくらいの大きさでは、見た目の清潔感が損なわれてしまうからです。

いつでもピアスを外せるような状態にしておくために、耳が変形してしまうほど重量感のあるピアスは避けましょう。

●耳たぶ以外にはつけない
ピアスの着用が認められている場合でも、つける位置に気をつける必要があります。軟骨やトラガス、鼻といった耳たぶ以外の部分につけるのは避けましょう。ビジネスシーンでは、確実に悪い印象を与えます。

また、耳たぶ以外のピアスや複数つけていることに対して、不快に感じる人もいます。自分本位のファッションをして、外見に目立つ特徴を持つことは、ビジネスにおいてマイナスになりかねません。

営業職は、会社の顔です。自分一人の意識の低さで会社全体のイメージが悪くならないよう、注意しましょう。

営業職におすすめのピアス

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派手なデザインやボリュームのあるピアスは、ビジネスシーンであまり良い印象を与えません。小ぶりなサイズ感と上品な素材、控えめな雰囲気が、選ぶ際のキーポイントです。

●地金のピアス
ゴールド、シルバー、プラチナなど、地金のみで作られたピアスは高級感があり、服を選ばず毎日つけやすいので重宝します。さりげなく耳元に輝きが添えられ、上品な印象に。

●ストーン(天然石)のピアス
小さなダイヤやジルコニアを1石留めたタイプは、小さくてもしっかりした輝きと高級感があります。カラーレスな透明石は、服を選ばずにつけられて、とても便利です。

色が綺麗な天然石のピアスも、シンプルな一粒タイプであれば問題ありません。台座の部分が目立たないデザインを選ぶのがポイント。サイズは5㎜程度までにしましょう。
ロングヘアの場合、小さなピアスは、せっかくつけても目立たない、おしゃれが楽しめない、と思いがちですが、ふとしたときに髪の隙間からキラッとストーンが光って見えると素敵です。

●パールのピアス
上品で清楚な印象のパールピアスは、顔を明るく見せてくれる効果があり、女性らしくやわらかい印象を与えます。3~5mm程度の小ぶりでさりげないパールを選びましょう。控えめな華やかさは好感度が上がります。

ピーコックやイエローなど、はっきりした色合いのパールは華美な印象を与えしまうため、ホワイトやグレーのような、落ち着いた色合いがビジネス向けです。

パールのピアスは、冠婚葬祭はもちろんのこと、カジュアルファッションにも合わせられる、とても便利なアイテム。年齢に関係なく長く使い続けることができるため、一つ持っていると重宝します。

お客様と対面して話をしているときは、顔まわりに目がいくことが多いため、ピアスは意外に見られています。相手に与える印象を考慮して選ぶことが大切です。

新入社員はピアスを控える

社会人になりたてのときは、会社の規則や取引先の状況などが把握できていません。マナー違反の可能性があるファッションは、できるだけ避ける方が無難です。

もしも、耳に複数の穴が開いている場合は、目立たないようにカバーする必要があります。髪の毛で無理に隠すと、暗い印象を与え、自信がなさそうに見えるため、コンシーラーやファンデーション、ファンデーションテープなどを上手く使いましょう。

何事も最初が肝心です。社会人として気持ちの良い一歩を踏み出すために、きちんとした身だしなみを心がけましょう。

まとめ

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ピアスは、イヤリングのように耳が痛くなることがなく、見た目もおしゃれ。職場でつけて楽しみたいと思う女性は多いようです。しかし、ビジネスシーンでは相手に不快感を与える可能性のあるアイテムだということを覚えておきましょう。

営業は、商品やサービスを売るのが仕事です。お客様の信頼を得るために、基本的な身だしなみのマナーを守り、良い印象を与える必要があります。

ピアス着用が認められる場合でも、相手がピアスに対してどう思っているかわからない場合は、着用を控えておくのが無難です。つける場合は、控えめでビジネスシーンにふさわしい印象を与えるよう、配慮する必要があります。

会社によって規定が異なるため、自分の職場がピアスをつけても良いかどうか判断が難しい場合は、上司や同僚など周囲の人に確認しておくと、後々問題になることがありません。

ビジネスにおいて大切なことは、おしゃれではなくマナーです。お客様を安心させ、不快感を与えないよう、営業職にふさわしいピアスを選びましょう。

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