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最近の感じ|12月上旬の現状

生活

実家から帰ってきた。家事以外はやることがほぼなくて、パワプロの栄冠ナインをぽちぽちやってばかりいたというのは従前記載した通りであるが、その後転生斎藤佑樹を擁して悲願の甲子園初優勝を遂げた。

こっちに戻ってきてからすぐ、当noteのフォロワーの人と初めてお会いした。ぜひさんしさんのおすすめの場所に連れて行ってもらいたいとのことだったので、昼間に武蔵野園で釣りをしたのち、シャケのお店でごはんを食べる。東京で鮭を食べると言ったら、代田橋「しゃけ小島」で異論はないと思うんだけど、まーこれがおいしくておいしくて。今年は鮭が不漁とのこと、また、全国各地で熊が頻繁に出没するというニュースが世間を騒がせているけど、この鮭の不漁が熊によるものだとするのであれば、おれは熊と戦うことも辞さない、そんな味だった。

その後、時間があったので大塚のスナックへお連れする。以上いつもの休日すぎて、何も特別なことはなかったわけであるけれど、初対面の人といつもの場所へ行くのは、それ自体が非日常である。その人のnoteは、同世代ということもあり、たいへん読んでいて楽しく、同じ時代をどこか違う場所で渡り歩いてきたのだな、という気持ちになるのでおれはその人のファンなわけであるけど、顔を合わせてみると、まさにいつもテキストで表現されている通りの、同世代!!という感じがして良かった。こういう遊びをたまにやるといいかもしれない。

文化

世田谷美術館でやっている倉俣史朗の展示会に行く。おれは倉俣史朗のことをあまり知らなかったわけなのだけど、晩年夢日記をつけては作品に生かしていた、という激ヤバなエピソードを見る。氏の作品の特徴である「浮遊感」「非日常」といったキーワードを全面に押し出した展示はどれも素晴らしいものばかりだった。一方、こうしたインテリアデザイナーという肩書の人と仕事柄絡む機会が多いおれとしては、恐縮ながら、氏と仕事をするとしたら、仕事相手としてどうか、みたいなことを考えていた。

氏の作品に、割れたガラスを、別のガラス板でもって重ね合わせてバーテーブルにする、というものがあるのだけど、バーテーブルが作りたいぜと思った時に、インテリアデザイナーからそういうアウトプットがあがってきたら、恐らくめちゃくちゃ赤字を入れてしまうだろう。「ガラスは割れる瞬間が一番美しくてェ、そんな瞬間を閉じ込めてみました!」とか言われたところで、いやいや割れちゃってるのはさすがにないっしょ、ってなっちゃうに違いない。「万一かけらで怪我をする人がいたらどうする」とかとか普通に言っちゃいそう。つまらない大人になっちゃったな。

割れガラスのバーテーブル

また、展示の中に「光る椅子」というものがあり、普段は電源を切っているそうなのだけど、なんとその日はたまたまその椅子を光らせるよ!ということだったので、光る時間までジッと待っていた。


光らせる予定時間の10分前くらいから、わらわらと人が集まり始めて、最終的に20人くらいが椅子が光るのを見守っていた。実際見ると、なんというか、バブル感?「ちょっとバカっぽいね」などと話した。失礼!!これに20人くらいが集まって固唾を飲んで光る様を見守っていたのちょっとウケる。ウケる。

仕事

12月から同い年のプランナーの女性が入社した。入社初日に顔を合わせてから、それからおれはしばらく実家に帰っていたので久しぶりに会ったわけだけど、チームメンバーとの雑談の中で「わたし入社初日にさんしさんに話しかけてもらって。自販機で間違えていろはすのいちご味を買ったさんしさんが『おれからちょっといちごの匂いがしますでしょう、これいろはす間違えて買っちゃったんです』みたいなことを言っていて、ちょっと緊張がほぐれたのでその節はどうも」と話していた。入社初日、初手でいちごの匂いがすることをアピってくる男、嫌すぎる。ちょっと変態みたいですよね。

今週はチームメンバーと出張があった。往復の車の中で、おれと一緒に動いている40のおじさん先輩の話をずっとしていた。おじさんは、なかなか体格の良い人で、「ZOOMでミーティングをしているとたまに映るおじさん先輩の腕がたくましすぎて恐怖を覚える」とアラタちゃんが言うと、社長が「おれはおじさん先輩がガチでキレてしまったら腕っぷしでは勝てないと思う」と言っていた。また、「普段は心優しい大男」「おじさんは長野出身だから、多分イエティの生まれ変わりか何か」「実質ハルク」と散々な言われようだった。

我々と別行動で出張先に既に到着していたおじさんの先輩と会うやいなや、社長が「おじさん先輩の手、デカくない??」と切り出し、しばらくおじさんの手のデカさをイジる展開に。手が大きすぎてポケットに手を突っ込んだ時に収まりきらないらしい。ウケる。「おじさん先輩に殴られたらひとたまりもない。その手のデカさは両手に拳銃を持っているのと同じだからね」とか言われていた。これはおれの中の流行語大賞2023に急上昇ランクインしてくるパワーワードなのであるけど、いまのおれの能力ではこの話を、その時の空気感も含めて最大限伝えることができないのがもどかしい。とにかく、手が大きいだけなのに「両手にチャカ持ってるのと同じ」とか言われる先輩と一緒に仕事をしている。

そういえば、先に述べた通りおじさんは長野出身なのだけど、長野県民は自分が住んでいるところの標高を言うことができるらしく、これがある種のタワマン文化と通ずるところがある、と博報堂ケトルの嶋浩一郎が仰っていた。おじさん先輩にご実家の標高を聞こうと思っていたけどすっかり忘れていた。ためしに上田出身の後輩に聞いてみたところ、「450メートルくらいっすね」と言っていてマジじゃんとなった。

その他

「人間が夜から朝までぐっすりと眠るようになったのは産業革命以降から」という言説を見かけた。産業革命により、生産性が求められるようになったことと、正確な時刻を刻む時計が発明されたことにより、労働者を時間で管理する必要が出てきたので、その流れで人間の生活リズムが時計によって管理されるようになった。それ以前の時代は、夜に一度眠り、深夜1時~2時に一度起きて家族と団らんをする。そしてもう一度眠って朝を迎える生活リズムで、これをそれぞれ第一睡眠、第二睡眠というらしい。これが人間の生物としての本質的な生活リズムではないか、とまで言っている人もいた。

これがまさにここ最近のおれの生活リズムそのものでウケた。産業革命以前の生活リズムに戻りつつある。いま時刻は第一睡眠から第二睡眠の間の時間を生きているわけで、なんなら今日もこれ書く前に一回寝てるからね。

最近は時計をあんまり気にしなくなっており、仕事もわーっとやって片付いたら帰る、おなかがすいたらごはんを食べる、眠くなったら寝る、みたいな生活。やりたいときにやりたいことをやっている。

普段仕事終わりに自転車に乗るんだけど、これにもバロメーターがあって。あまりにも自転車に乗りすぎているせいか、2~3時間も乗ってると膝の裏が痛くなり始めるんだけど、これがペダル漕ぐの辛いくらい痛くなってきたら帰る、みたいな、そんなバロメーターで運用している。不健康だとは思う。そんな感じです。


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