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ツンデレ童話 (1) 甘い葡萄@ラブコメ風

 古代ローマ時代のエトルリア(トスカーナ)に、綾子ジュリアという可憐なツンデレ美少女が住んでいました。エトルリアは、キャンティや、サンジョヴェーゼ・グロッソ、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノといった有名なワイン用葡萄品種の産地で、葡萄が沢山ありました。 #ブローノ・ブチャラティ もワインの名前のようですが、 #ブチャラティ は、 #ジョジョの奇妙な冒険 に登場するスタンド使いの名前です。

 ある日、ジュリアはキャンティ畑で美味しそうな葡萄を見つけて、それを食べようと思いました。その葡萄の房は低いところにあったので簡単に採ることができました。ところが、誰も見ていないところで、手が届かないふりをして、#SPY×FAMILY #スパイファミリー#アーニャ#チビッ娘萌えの練習をしてから『ふん、見るからに酸っぱそうな葡萄ね。でも、私が試しに一つだけ食べてあげてもいいけど…!』と、一人ツンデレしているところに、白衣を着たダンデレ博士が通り掛りました。

『ボクはキミのためにその葡萄を採ってあげたいんだけど、ボクじゃだめかな? いや、ナンパとかそういうんじゃないから。ただ、キミの喜ぶ顔が見たくて…』とダンデレ博士は、勇気を出してジュリアに声を掛けました。

『なによ、あんた! ここは白衣を着た博士じゃなくって、白馬に乗った王子様じゃないと、お話にならないわ。で、でも、 #シュタインズ・ゲート #岡部倫太郎 みたいな #白衣萌え もありかも♡』と一瞬思いましたが、白馬に乗った王子様じゃなかったので、少し萎えて #サドデレ モードが入ってしまいました。

『この葡萄、一つ食べてみる? あなたの反応が楽しみね。私の酸っぱい顔を見たいの? それとも、私が美味しいと言うのを期待しているのかしら?』と、ダンデレ博士のマゾデレ心を焚きつけました。

 元々マゾデレ気質のあったダンドレ博士は、ジュリアのサドデレに一瞬で萌えてしまい『ボ、ボクはキミの酸っぱそうな顔も、美味しそうな顔も素敵だと思うよ…』と、ジュリアのサドデレ心に油を注いでしまいました。

『ふふ、それなら見せてあげるわ。酸っぱくても美味しくても、私の顔は…特別公開よ!』と、ジュリアは葡萄を一粒食べると、思いがけず甘くて美味しい表情を見せて、『あら、意外と甘いわね。まあ、私が食べたから美味しく感じるのかもしれないけど…』とツンっぽい表情でとダンデレ博士を見ましたが、その表情は少しだけデレていました。

葡萄のあまりの甘さに癒し系ツンデレになってしまったジュリア

 ダンデレ博士は、ジュリアのチョイデレに心を躍らせて、内心でガッツポーズをしながら『キミのおかげで、僕も甘い気分になれたよ。これからも、キミのために何かできることがあったら…』とデレながら答えました。

 ジュリアはそれを聞いて、少しデレながら『まあ、たまにはあなたの役に立ってあげてもいいかもしれないわね』と、いつものツンデレ振りを見せつつも、心の中では『 #癒し系ツンデレしか勝ったん !』と勝利を確信していました。

 二人はその後、葡萄畑でしばらく話をして、少しずつお互いの #デレ #萌え のツボを知り合っていきました。

 ダンデレ博士が実験室に帰った後も、ジュリアは時々、葡萄畑でダンデレ博士を探している自分に気づくようになりました。彼女の心の中に、ほんの小さな甘い思いが芽生え始めていたのです。

つづく…

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