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成長を実感した瞬間

先日と友人と二人で母校の小学校に訪問しました。その友人は小一からの友人で気心の知れる仲です。

当日、その小学校はとある中高一貫校の付属校で私たちはその正門で待ち合わせをしていたのですが、友人が寝坊をしてしまったため、私が先に小六の時の先生に挨拶に行くことになりました。

正門から下駄箱まで5分くらい歩くのですが、その光景すら懐かしく、何度も周囲を見渡しました。私の恩師とも言えるその先生は来年度から新しく持った教室の中で別の生徒たちと話していました。彼らも私と同じ中高の同級生で目的は同じだったようです。

彼らと入れ代わりで教室に入ると懐かしい光景が広がってきました。そこは3年生の教室で昔、私が通っていた教室そのもので、なんともいえない気持ちになりました。

先生に勧められるがまま席に座ると近況を聞かれ、進学先やかつてのクラスメイトたちの去就や思い出話に花が咲き、限られた時間ではありましたが、昔では私が未熟すぎて話せなかったようなことまで話すことができました。

時間ギリギリになってやっと友人が到着し、またそこでも話が盛り上がり、かつて使っていた6年生の教室を覗かせてもらったりもしました。

先生が会議で職員室に戻ってからは、二人で行けそうな場所に片っ端から行ってみようということになり、低学年棟や美術室、理科室、自然広場など色々な懐かしい場所を見て周りました。

雨が降っていたので、屋上には行けませんでしたが、それでも見覚えのあるものが視界に入る度に嬉しい気持ちが込み上げてきました。

一番印象的だったのは、下駄箱や教室内の机や椅子、ロッカーが異常に小さいと感じたことです。昔はピッタリに感じていた様々なものがたったの6年でこんなにも小さく感じるのかと衝撃を受けたのです。

そこで私は身体的にかなり成長したのではないかと思ったのです。私は小学生のとき、大学生どころか中学生ですら自分とはかけ離れた大人のように感じていました。

中学生になったとき、自分が思っていたよりも子供だなと思うだけだったのですが、恐らく身体面ではかなり成長していたはずで、その意味では小学生の頃の中学生に対する感覚はあながち間違いでもないと思うようになりました。

精神面での成長はもう少し時間がかかるだろうと自覚していますが、小学生から見た私はもしかしたら立派な大人の一人に見えるのかもしれないと思いました。そう思うと一層、襟を正そうという気持ちになっていきました。

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