見出し画像

春とそばかす

被写体だったわたしは、
カメラマンになりたいと思うようになった。

それと同時にやってくる、ぐるぐるとした考えと結果。
被写体っぽすぎるのだ、私は。


被写体っぽすぎる とは

ここで言う「被写体っぽすぎる」とは
ポーズや仕草、表情が、
素の私の表情ではなく、私「風」の被写体の表情になっている、と言うことだ。
リアリティが好きな私からすると、かなり辛い。

一度、ネットのポートレートの界隈からお休みをして「矯正」することにした。


矯正

ここで言う矯正とは、まあ簡単に言えば自分らしさ、素の私の表情を取り戻す、といったところ。

今回はカメラマンである恋人に撮影をお願いした。

なかなか難しいのだこれが。

きめている私

長年染みついた、光を読んで、シャッターを読んで動く癖が抜けない。


静止

一旦頭を空っぽにした。もう動くのをやめよう、あくまで静止している。
デッサンのような。そんな状態になろうと思って、何も考えずに
「私がいる」
「カメラがある」
「空気がある」
くらいにしてみた。



少し乗ってきた。
空気に、水に、私がいて、服が肌に触れるくらいの。


撮影は総じて良かったのではないかと思っている。

「ポートレートを撮ります!」みたいな決めた撮影はもう出来ないなと感じたが

また、どうせ写りたくなるだろう。
こうして何度も、矯正していけばいい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?