冬の終わりとLeica。
はじめまして。
哀情日記の中の人、クレヅキです。
今回は私が被写体やカメラを始めたきっかけ、
そして写真を通して出会ったかけがえのない方々とのエピソードを何回かに分けて綴れたらと思います。
私の過去の細かい話って、とても大切で繊細で、
なんだかTwitterなどのSNSで呟くのは違う様な気がしたのです。
中でも今日は、とびきりに好きなエピソードを。
その日は春がすぐ近くまできてるような、でもふわふわの上着が手放せないような2月。生温い風が吹く曇りの日でした。
当時の私はカメラのことなんてさっぱりわからなくて、ちょっと知ってることと言えば、「Leicaというカメラは高くてすごいんだ!」くらい。
その日撮影をしてくれたカメラマンさんが、Leicaをぶら下げてたんです。
少しでもカメラ知識がある人と思われたくてすかさず「これってLeicaですよね!?」と言った記憶があります。
でもAFとかISOとか、そう言ったのはわからず…知ったかぶりしたけどバレてたでしょう。
当時は正直、Leicaの良さがちっともわからず(今もまだまだですが)
「曇りだからかなー」とか訳のわからない適当なことを思ってました。
そのカメラマンさんも忙しい方で、タイミングが合わずそれっきり。
「作風とか合わなかったのかなー。」
とか。
夏の終わりに起こる出来事など知る由もなく、生温い風に吹かれて、しょんぼりしているのでした。
それは気が向いたら話しましょうか。
ではまたお会いしましょう。
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