句読点

心の中で、渦巻く気持ち、伝えたいことはたくさんある。
なのに、一行から進まない。
私生活が色々と、整ってきていて、すごく書けそうな状態なのに、何も書けずただ時が過ぎている。

最近出会った人の話を1つ。
年齢は知らないけれど、まとっている雰囲気が穏やかで、一本の芯が見えそうなほどの立ち居振る舞い。
言葉の使い方もとてもうまく、他の人が打つとそっけない文章になってしまう文でも、その人の手にかかると、スッと入ってくる丸みのある文章になる。
私はどちらかというと、そっけなくてとがっている文になるので、顔文字や、絵文字に頼っているのですが、その人はそんな飾りをしなくても、心地の良い文を書くんです。

そうはいっても、個人的に連絡をしているのも、話をしたのも、ほんの少しですが、そのわずかな関わりの中でも、良い印象を与えられるその人のことを、尊敬しています。

観察してみると、その人の話し方や、文の作り方に特徴がありました。
話すとき、声のトーンやスピードが落ち着いていて、心地の良い間がある。
文章は、句読点や改行をするタイミングが絶妙だということ。
どんなことを考えて、言葉を紡いでいるのかはわからないが、【言葉を紡ぐ】という言葉がぴったりなほど、相手を想った言葉のチョイスなんだなと。

そんなことを考えていたら、書いては消し、の繰り返しになっている。
エッセイ的なものを掻きながら、少しづつ書けるようになりたいなと。
書かなくても生きていける、そんなことはわかっているけれど、私は書いて生きていきたい。

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