ないものねだりだ、毎日。

朝から起き、「今日は仕事かぁ」と頑張る気力が湧かずとぼとぼと職場に向かう。仕事中は失敗や指摘など上手くいかない事ばかり。家に帰るとたまった食器を片付けながら夕飯の支度、洗濯と怒涛の家事をこなす。出来たら毎日優雅に過ごしたいけど働くもの食うべからずの世の中はそんなに甘くない。

そしてもう1つの憂鬱な理由は主人の存在だ。傍若無人で横柄は彼は毎日とんでもない無茶ぶりをかましてくる。私を召使いかなんかと勘違いしているようだ。まぁ、言うことをそのまま聞いている自分もどうかしているけれど・・・。

主人は家に帰ると子供の様に駄々をこねる。

「水持ってきて」とかお風呂に入った後には「着替え」と自分の意のままに私へ要求してくる。「自分でして」と言うこと聞かないと暴れる(笑)
きっとどうにかしたら私が思うようにできると多寡をくくっているのだろう。結局彼の手のひらで転がされている私・・・それでも好きな気持ちは変わらないのが呆れる。

付き合っている時には、今よりはましだった。”大事にしてもらえてる”と感じる瞬間がたくさんあった。時々は思いを言葉にしてくれていた。あの頃のときめきは何処に行ってしまったのか。

いくら年をとっても男と女。

態度や言葉からの確信がないと切なくなってしまう。

♢

1月から始まったドラマ「恋は続くよどこまでも」

テレビをあまり見ないけど、久々にはまっている。佐藤健が演じるDｒ天童のSっぷりがオンナゴコロをわしづかみする。1時間のドラマの中でドキドキしたり、泣いたりと感情が入り乱れする。毎週の放送を待ちわびながら録画した前回放送を何度も見る。こんなに繰り返し見るなんて馬鹿げているけど何回見ても面白いんだ。

ドラマの中の天童先生がウチの主人とリンクして見える。本当は好意を持っているけどはっきりとは言わないところ、似てる。思っていることと反対の事を言う所、似ている。

疑似の恋愛映像に現実を絡めていってしまう、そんな自分が恐ろしい。

ドラマを見終わった後、高まる感情を抱えながら主人の元へ歩み寄る。

「もう、パソコンばっか見てないで私の事も見て‼」

何ともメンヘラな要求をする私。平穏な日常に少しのトキメキが欲しいの。

「はぁ(怒)、あいかもだっていつも携帯でゲームばっかりしてるだろ。意味わからんこと言わんで」

と、コテンパンにやられた。ちょっとくらい優しい言葉かけてくれてもいいのに・・・。

でもいいや

私には夢中になれるものがあるし

そうやって二次元の世界に浸ってしまう(笑)

来週の放送もきっとたくさんのドキドキとトキメキがあるんだろう。

楽しみだな。