山葵日記|2024.3.26.

保護猫のトライアルを始めた。保護猫ネームは、コウ君(仮)。2歳後半の男の子。体重は6.2キロある。わたしたちは、わさびと名付けようと思っている。だから山葵日記。先住猫は、ハル。

3/26(火)
なぜか全然眠れず朝。人間が起きた気配を感じて、寝室にハルがやってくる。オットがえさをあげる。
別の部屋にいるコウ君を見に行くも、びびっている。ちゅーるをあげてみたが、さらに怖がってケージの隅に行ってしまう。まだまだ早かった。

ハンモックで後ろを向いていると、背中の模様が見える。まだしっかり彼の全容を知らない。しっぽの長さ、模様、肉球の色。猫は個体差があって面白い。目の色は、きれいな緑で、暗闇で大きくきらりと光る。猫を発明した神様は天才だ。

匂いの交換をするといい、と聞いて、ハルの匂いがついた布をケージに入れた。めちゃくちゃ威嚇された。目を見て、まっすぐに、威嚇。想像する「シャー」というよりは、「カッッッ!」だった。巨大な生き物と同居するより、街中で気ままに過ごしていたかったのかもしれない。そこはもう確実に人間のエゴでしかない。だからこそ、引き受けた以上は、めちゃくちゃ幸せになってほしい。

仕事しながら静かな部屋で聞こえる、がさごそとハンモック内で体勢を変える音が愛おしい。6キロあるので、ケージも微妙に揺れている。人慣れ、とmtg中もコウ君に聞かせている。

ハルは、やはり何かしらの変化は感じていて、お昼を食べ終えた膝に、珍しく乗ってきて、20分近く静かに人間を椅子にして満足したようだった。今日寒いから、特別に乗ってくれたのかもしれない。

ふと離席して戻ると、えさが微妙に減っていた!!!!!食べたのかも・・・?!食いしん坊と聞いているので、1日以上の絶食はさぞ辛かろう。早くたくさん食べてほしい。

仕事中にふと目をやると、ハンモックから手を伸ばして座っていて、意外とリラックスできているのかもしれない。たまに、寝息のような音も聞こえてくるし・・・と見ていると、気配に気付かれて起こしてしまう。難しい。

先住猫のハルは、初日からどーんと肝が据わっていて、主張が激しかったので、比較するとこちらも色々気にしすぎてしまう。ぼちぼちだな、とせっかちな自分に言い聞かせるように思う。

変化が楽しい。尊い生き物のお世話をするために、仕事を頑張ろう。
伸ばしていた手を見て、肉球の色は黒だと知った。

写真は全然ピントが合わない

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