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昼と夜ごはんをつくった日

引っ越してきた家は窓が多い。部屋はダイニングと寝室の2つだけれど、窓はベランダ・キッチン・寝室には2面もあって4箇所にある。今日みたいに暑い日は、全ての窓を開け放つと、隣の戸建との距離が近いからか、子供の声やご飯の匂い、何かを洗う音などが聞こえてくる。窓から入ってくる風を浴びて、本を読んでたまにPCをたたいて、パートナーのZoom会議が早く終わらないかなぁ、と様子を伺う。お昼はうどんを茹でよう。

彼は最近Zoom会議ばっかりやってるな、と私が人間に飼われている猫だったら思う。(私は、本ばっかり読んでるな、と思われるはず。もちろん猫は頭のなかにしかいない、ついてこれている?)

日曜日の昨日は、小説を読んで、お昼に彼とスパイスからカレーを作り、4時間も昼寝して、起きて夜ご飯にスープをつくって、Netflixで映画を観て、小説を読み終えた。スパイスからカレーができたことに彼が喜んでいたのが嬉しかったし、私は夜にキャベツのスープをつくって満足感たっぷりになった。眠る時間になって、キャベツを鍋でジュージュー焼いた香りを鼻が憶えていて、幸福な気持ちを反芻していたらいつの間にか寝ていた。隣から聞こえる寝息、キャベツの焼ける匂い、ゆったりとした時間。

今朝は7時に起きて、PCで調べ物をして、走りに出かけた彼が戻ってきてから朝食。そのあと掃除機をかけてトイレ掃除をした。掃除の時間割を決めてやってみようかな、と思う。無心で掃除をしているとき、勝手に頭のなかが整理されたり何かが生まれたりする感覚が面白い。あわててiPhoneにメモをとる。インターネット回線の引越、本当は今日明日でやる予定だったのだけれど、手違いでまた時間がかかってしまいそう。彼が朝から落ち込んでいる。もうこの代理店やだ、と拗ねていてちょっと可愛い…。日常が好きで、生活が少し充実したら嬉しくて、相手の自分でも気づいていないような癖を見つけるのが楽しい。(ちょっと変態ぽいけれど)

余裕が生まれて、やりたいことも増えて、時間は有限だということを意識していないと、だらだらのびのび過ごすことになってしまいそう(それも悪くないんだろうけど)。むしゃむしゃ、たくさんのものを食べて詰め込まないといけなかった恐竜みたいな自分ではなくて、ちゃんと”自分の頭で考える”を訓練している感覚。

読んでいる本、こちらで地道に更新しています。よかったら。


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