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暑い、っていうかこの部屋には思い出が多すぎる

8月、昼間は外に出るのをはばかられるような暑さ。もともと帰省の習慣がないから、普段通りお仕事。八百屋に買い物に行く往復の道で、Tシャツがびっしょりになる彼を見ていると、少し可哀想になってくる。代謝がいいって素晴らしいことなのに。反対に、私は水分補給をしなくて血液検査でいつも引っかかるくらいで、代謝も悪くて汗をかかないから熱がこもって体調を崩しがち。正直夏は、虫との戦いで、汗と日焼けとの戦いで、あんまり好きじゃない。

本当は、花火の音が聞こえてきて、河原まで散歩しながら見に行ったり、縁日をひやかしたり、雰囲気だけで満足してしまうような気もするけど一応プールではしゃいだりしたい。ないものねだり。暑いけど風は気持ちいい夜の散歩だけは、変わらなく楽しめる。向かいの家ではほぼ毎日、大きなプールに水をはって、家族が中で涼をとっている。

最近はなんだか、仕事と、9月には遠距離が決まっている彼と過ごす日常のなんでもない時間でほぼ全てが埋まっていて、頭のなかがぼんやりしている。暑さのせいかな。部署と上司が変わって、仕事のやり方が180度変わった。7月は本当に覚えていない日もあるくらい充実していたけど、消耗もした。そのせいか余計なことは考え、穏やずかに過ごせた気もする。もしかしたら、都合の悪いことはぜんぶ忘れてしまっているだけかもしれないけど。

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夏休みという名の三連休は、箱根に2拍3日、宿と料理と街歩き。東京に来てからずっと行きたいと思っていた、彫刻の森美術館にも足を運ぶことができた。雨が降っていた、幼い頃の記憶。今回はずっと晴れで、箱根の川に足をひたして、ぱしゃぱしゃやっていた。このまま平和に時が止まってしまえばいいのにな、なんてありきたりな思想。人間は水辺に集まる。定期的に、ひとりでも水を見に行こうと決めた。

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本を読んで、お湯につかって、クーラーの効いた部屋でだらだらする。思いついたことを話せる人がいれば、もっといい。自分が思い描く幸せが、案外その程度で、でもそれって、大層なことを望んでる気もする。

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スイスイさん「すべての女子はメンヘラである」、長田杏奈さん「美容は自尊心の筋トレ」、近内悠太さん「世界は贈与でできている」

ここ数週間は、本を読んで、また買って、時間がないはずなのに、その隙間で生きるために、栄養分として読書という行為にふける。言葉が自分のなかに、みずうみみたいに貯まる。ある物事や、考え方に名前をつけるのが得意な人の本は、読んでいてたのしい。ぐっと自分の身近に、考え方を引き寄せて、日常に取り入れやすくなる。今の自分で、満足しているわけじゃないけれど、今の自分も日常も、大事だと思えている。もっともっと、と欲張りたくなるけど、自分の”ちょうどいい”を探している。時間は有限で、体力も有限。何の優先順位をあげるかは、そのまま自分をつくることだから。

スイスイさんの本に影響されて、やりたいこと100書いて内訳をまとめてみたらこんな感じだった。定期的に書こう、結果欲張っているのは変わらないけど。

精神的・金銭的自律
時間的余裕(オンとオフのバランス)
新しい体験機会を増やす
内面を磨く、できることを増やす
外的体験から新しいことに触れたい(刺激)

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