山葵日記|2024.3.25.

保護猫のトライアルを始めた。保護猫ネームは、コウ君(仮)。2歳後半の男の子。体重は6.2キロある。わたしたちは、わさびと名付けようと思っている。だから山葵日記。先住猫は、ハル。

3/25(月)
うちに来てから、まだ一度も鳴いていない。かなりのビビりらしく、ケージ内にハンモックをかける保護猫団体の方に向かって怒っていた。さばさばして元気で明るいお母さんたちが二人でやってきて、たくさん話して、ハルのことも可愛がってくれて、帰っていった。

* * *

オットと一緒に、近隣の保護猫団体を探して譲渡会に見学に行き、先住猫のハルと模様が似ていない成猫に絞って部屋を見させてもらった。たまたま、ケージの中を覗き込んだオットに、コウ君はシャーっと威嚇した。
聞くと、男の人が苦手らしい。猫らしい猫だ。

他にも、事前にホームページを見て気になっていた猫さまたちを実際に見させてもらい、全然決められない。選ぶのが苦手だ。
先住猫のハルは、保護団体から来たその日にケージから出て、えさをくれと大きな声で主張していた。猫らしからぬ、人懐っこい猫だ。
対照に、コウ君にシャーっと威嚇されたことは縁かもしれない。彼のきれいな緑色の目と、思ったよりも大きな体に惹かれてわたしたちはトライアルを決めた。

必要なものを揃え、先住猫との引き合わせ方を調べ、池崎一門の番組をTverで見て、準備を進めた。

* * *

ケージにいる彼はまだ、水も飲まないしエサも食べていない。トイレもしていない。ちゅーるを近づけようとしても、保護猫施設から持ってきてもらったハンモックの中でできるだけ離れようとする。彼が、のびのびと自然に過ごせる姿が待ち遠しい。

ハルも、何かを感じているのか、二人ともドアを閉めて仕事をしているとぶち切れて大声で鳴いて主張していた。夜にドラマを見ている人間の間に割って入ってきて丸くなった。

ふたりと二匹の生活を、しばらく記録してみようと、急に思い立った。

手作りのハンモックで落ち着くコウ君


これは先住猫、米子の田んぼから来たハル


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