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カラダにゴメンね

そういえば、ここ7〜8年ちゃんと休めてなかったような。

部屋のソファで寝転びながら思った。
真っ白な天井を見ながら、ぼんやりとこれまでを振り返ってみる。
会社での役柄的にも「無理して当然」くらいの感覚でいたし、休みの日には息子と全力で向き合ったり。いつのまにか「無理」が「普通」になっていたのかもしれない。

ただ、一番良くなかったのは「無理している自覚がなかった」こと。自覚なくフルパワーを全開で出し続けていたのだろう。言ってみれば、ガス欠やオーバーヒートの類いが近いのかも。

身体に紫斑が出始めて、早1ヶ月。
病理検査の結果で「IgA血管炎」という正式な診断がつき、今もなお家で安静にし続けている。仕事はリモートワークを認めてもらい、どうにかこうにか日々を過ごしている。

1ヶ月経って、歩けないほどだった関節痛はようやく改善した。普通に歩けることの喜びを感じている。
ただ、紫斑は出たり引っ込んだりの一進一退。
何をして良くて、何をしたら悪いのか。
それすらもよく分からないのが歯がゆい。紫斑が体中に出てる時は「本当に良くなるんかな」とか「内臓に影響出るほど悪化したらどうしよう」とか、絶望的な気分にもなる。

あー身体に優しくなかったんだろうな、ジブン。

結果的に思うことはコレ。
もっと身体を労ってあげるべきだった。
この病気に特効薬はなく、対処法は安静にするしかないらしい。

朝、TBSの「ラヴィット」という番組を見るようになった。すると、MCのアナウンサーが季節外れの「夏休み」を取得している。忙し過ぎて夏に取れなかったのだそうだ。

今の状況はこれに近いのかもしれない。
自分の場合は意図したものではなく、強制的に取らされている感じではあるけど。

「これ以上、無理したらダメですよ」

そんな身体からの警告のような。

「あなた、言っても聞かないでしょ?だから、強制的にでも休んでもらいます」

そんな声が聞こえるかのようだ。

あー、ゴメンって。
今は謝る代わりに、ひたすら身体を休める。

ちょっと長めの、大人の夏休みを取得中。
そんな感覚で。

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