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チタンマットは秋の色

10月っぽい画像を
チョイス🎃



陶芸のお話です。
陶芸愛がとまらなくなり、長めの文章になりました。

お時間のあるときに
よろしくお願いいたしますっ

\( ˆoˆ )/


新しいうつわが焼きあがりました。

いぇい!

3枚とも『白土』を使いました。
釉薬は『チタンマット』のみ

釉薬を何種類かかけたように見えるかもしれませんが
使ったのはチタンマットのみ。一色がけです。

全体はオレンジ色っぽいのですが、白く見えるところはチタンマットが重なって出来た色合いです。
(重なると白っぽく見える釉薬。※記事後半に補足あり)

①と②のうつわは
陶芸用パステルを使って、おだんごみたいなまるい模様をポンポンポンと描きました。

おいしそう?
(^^;;

③のうつわは
教室に置いてあるスタンプを、ポチっと押して模様をつけました。
(教室にどのようなスタンプがあるか、写真を撮ってきました。※※記事後半に補足あり)

ポチ3つ
× 4箇所


釉薬はバケツのような入れ物に入っています。



釉薬のかけ方は人それぞれ
細かいことは気にせずその時の気分で、ざばっとかけることが多いです。
気分でいくので、濃淡ができたりムラになったり。何枚もかけたい時、同じようにいかないこともありますが、むしろそこにおもしろみを感じています。


私がよくやる釉薬のかけ方
ですが
一度に全面かけず、二度に分けてかけることが多いです。

やり方は
・片手でお皿を持つ
・バケツに(お皿の半分くらいを)3秒、ドボン
・バケツから引き上げる
・お皿を机に置き、乾くのを待つ
(30秒程すると手で持てるくらい乾く。釉薬の厚みによる)
・釉薬が乾いたらその部分を持ち、
・残り半面をバケツに3秒、ドボン
・バケツから引き上げ、全体に釉薬がかかっているのを確認する
(かかっていない部分があれば再びドボン。ちょっとだけ足したい時は、釉薬を指や筆ですくってちょんとつける)
・お皿を机に置き乾かす

これは私がよくやる釉薬のかけ方で、3秒というのは目安です。
一度に全面かける人が多いかな。

釉薬を長い時間(3秒以上だと長い)つけたり、重ねづけすると濃くなります。
軽くかけたい場合は時間を短めに。1秒とか。もっと短いこともあります。バケツに入れてすぐ出す、くらいの。

1枚のお皿を半分ずつ、2回に分けてかけると、釉薬が重なる部分が出てきます。
重なりをきちっと色分けしたい人は、事前に寸法を測るなどして慎重に釉薬をかけるのですが、私の場合毎回ほぼ適当にかけていて、適当を楽しんでいます。


適当の短所:
毎回同じようには仕上がらない。
(うまく出来た時のようにしたくても出来ないことがある)

適当の長所:
あまり考えずにざばっといくので素早く出来る。
毎回違う仕上がりになるため作品に愛着が湧く、気がする。

長年この方法でやることが多いので、どのような出来栄えでも、自然と「受け入れよう」とする気持ちが強くなりました。
(陶芸にかぎらず、自分の内面にも良い変化が現れてきた気がします)


偶然出来た模様にニンマリ。

以下、模様に?話しかけています……
こんにちは。
このコはどこからやってきたのかしら。
ほうほう。
そうきましたか、はいはい。
じーっ。
(見つめている)
うん、うん。
(頷いた)
それでいい → それもいい → それが、いい!
(だんだん好きになっていく感じです)
…… ひとりごとでした。

重なった部分が白っぽく出るチタンマット(※補足)
土の種類、釉薬の厚みなどにより、白や黄色、クリーム色っぽくも見えます。

重なる部分が多いと③のように白っぽい面積が多くなるのですが、焼きあがり、模様を眺めて
〈どういうふうにかけたらこうなった?〉
自分でわからないこともあります。
今回の③も、どの方向でドボンとしたらこうなったの?と思いました。他人事のようですが。
たぶん、バケツの中で泳がせてますね。あそんでいます。


▼ 釉薬の色見本について書いた記事です。


私が通っている教室は釉薬の種類も豊富ですが、土の種類もたくさん扱っています。同じ釉薬を使っても、土によって発色が異なることを書きました。
よく使う4種類の土(白、赤、特赤、黒泥)の色見本をのせています。

(白土:写真1枚目、チタンマット:1段目右上)

なんとなく、ざっくりと、こんなふうにできるのね、という感じ、です。

(*^^*)

なんとなく、と言えば
チタンマットは秋っぽい色かも。なんとなく。


教室に置いてあるスタンプ(※※補足)
自由に使えます。
四角かったり丸かったり、雪の結晶や葉っぱのような形も。

動物、植物、食べ物
星、ハート、点点、などなど


ついでに

作品を置く棚

窯に入れる作品を置く棚です。

この棚の奥に窯があります。
窯への出し入れは先生がやってくれます。


チタンマットは何度か使っていますが、他の釉薬と比べて意外性があるかもしれません。ちょっと冒険したい時、少し余裕がある時に使うことが多いかな。どんな表情を見せてくれるのか、毎回わくわくします♡


終わりに

今回はチタンマットのおもしろさ、釉薬のかけ方、ついでに教室内の写真も交えて書きました。

どうしてここまで書きたくなるのかしらね。
好きだから、だろうな。

最後までお付き合い頂きありがとうございます!


10月に入り寒くなってきましたが
今日明日は気温が上昇するとか。
着るもの間違えないようにしなくっちゃ。

(o^^o)


お読みいただきありがとうございます♡ 感謝感激でございます♪