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コルク栓でジェンガを積み上げる

 ぼーっと生きていて、チコちゃんに叱られるんだろうなと思いながら気付けば2023年末。早いものですね。

 コロナ禍でいろんなものを失くし(ボーイフレンドとか実家とか色々)
それでも何とか元気で生きている。から元気も元気のうち。

 変わらないものなんて、どこにもないのだと半世紀生きて知る。

 ここ数年、お酒を楽しみに生きています。
 お酒を介しての食と、人との触れ合いも大好きです。

 いやあ、二十代から飲んではいたが、飲み会で当てがいぶちのもの(お銚子で出て来る謎の日本酒とか)を飲み、翌日割れそうな頭を抱えて
「もう一生酒飲まーん!」などと叫んでいた頃もありました。


 近ごろではワインが好きです。

 いろんなワインを飲みながら、それに合いそうなおつまみを考える事が好き・・・というより、合わないものを見つけ出した時のテンションが、我ながらぶち上がる。脳内で謎の神輿がわっしょいわっしょい。

 ちょっと考えれば「合わないだろうな」とわかりそうなものなのに、わざわざ自分で確かめる。何でやねん。

 単体同士では「なかなかいいじゃん」的なものが、組み合わせによって暗黒化するという事象が堪らないのだと思う。

 今までで最高に「合わない」ペアリングは
「赤ワイン(銘柄は忘れた)とハタハタ寿司」でした。

 口の中に、ワインの悪いエグ味と酢で〆た筈の生臭さが押し寄せます。 

 そしてキッチンのカウンターに置いてある空の植木鉢に、開けたワインのコルクが積み上がって行く。

 私にしか出来ない経験が、このジェンガとなって(ただの酒飲みじゃん)

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