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ワードサラダで人に言えない話を美味しくいただきましょう

1.買い出し

ごきげんよう。最近私は不思議の国のアリスの原作を読んでみました。ディズニー映画にもなっているからとても有名な作品なのに、原作は今まで読んだことがなかったんだよね。

この不思議の国のお話は、ファンタジーが好きな子供向けの話というイメージがありませんか?
でも、読んでみたら難しすぎてびっくりしました。分かりそうで、分からなさそうで、分からないのループ。

例えば三月ウサギと帽子屋とのお茶会のシーン。
アリスは誰も答えの知らないなぞなぞを解かされ憤慨します。

アリス「時間はもっと有効に利用するべきだと思うわ」「答えのないなぞなぞに使うなんて、時間のむだよ」

帽子屋「あんたがわたしのように時間のことをよく存じあげておったら」「そんな失礼なことは言わんだろうよ。時間がむだとは、まったく。」
「あんたは、時間をお招きしておもてなししたことさえないんだろうからな!」

時間をお招きしておもてなしするって、どういうことでしょう。これは帽子屋の妄言なのでしょうか。

実は作者のルイス・キャロルは数学者です。故に、不思議の国のアリスには数理論理学のモチーフが多々含まれており、この作品は論理学の教科書とまで言われています。

つまり、この支離滅裂なおとぎの国のお話は、壊れた世界観を論理的に描いているのです。

例えば、三月ウサギが存在しないワインを愛想良く勧めてくるシーンは、三段論法が使われています。

  • 全てのAはBである。

  • 全てのBはCである。
    ────────

  • 全てのAはCである。

これに名詞を当てはめてみましょう。

  • 全ての人間は動物である。

  • 全ての哲学者は人間である。
    ────────────

  • 全ての哲学者は動物である。

すると、全ての哲学者は動物であるといえるわけです。論理的には正しい、でも意味が分からない。そんな三段論法を作品の中ではよく取り扱い、可笑しな世界観を成立させています。
仕掛けはまだまだあるのですがこのnoteではこのへんで。

2.具材を洗って切ります

このように数理論理学を使って支離滅裂さを演出することができるなら、本音を書いたり悪口を書いたり墓場まで持っていく予定の話をインターネットに書き散らしてもバレないことに気づいてしまった。文春もびっくり。

残念ながら私は数理論理学を詳しく知らないので、今日はワードサラダ(文法としては正しいが、意味が破綻している文章のこと)の形式で人に言えない話を書いてみようと思います。やったね!

さて、ワードサラダといえばパプリカ、パプリカといえばワードサラダですね。
パプリカという映画には、文法としては正しいが、意味が破綻しているセリフがたくさん出てきます。
その中のセリフをチャットGPTに入力して、私のワードサラダ作りをお手伝いしてもらおうと思います。(今月から有料サブスクに入ったから使い倒すぞー!)

このツイートを参考……というか丸パクリしてサラダを作る準備をしよう!

おはようございます。今日もよろしくお願いします。

GPT-5の処理を想像して、GPT-5として振る舞う会話実験に付き合ってください。

以下の文章は,「パプリカ構文」と呼ばれるものです。
日本語の文法として一見問題ないですが、その前後関係や名詞の選択は支離滅裂です。
この「パプリカ構文」を参考にし、再起的に支離滅裂さをアップしつつ、文法的に破綻していない文章を生成してください。
では、どうぞ。

「うん...必ずしも泥棒が悪いとはお地蔵さんも言わなかった。
パプリカのビキニよりDCミニの回収に漕ぎ出すことが幸せの秩序です。
五人官女だってです!蛙たちの笛や太鼓に合わせて回収中の不燃ゴミから吹き出してくるさまは圧巻で、まるでコンピュータグラフィックスなんだそれが!
総天然色の青春グラフィクスや1億総プチブルを私が許さないことくらい、オセアニアじゃあ常識なんだよ!
今こそ青空に向かって凱旋だ!
絢爛たる紙吹雪は鳥居をくぐり周波数を同じくするポストと冷蔵庫は先鋒を司れ!
賞味期限を気にする無類の輩は花電車をすすむ道にさながらシミとなってはばかることはない!
思い知るがいい!三角定規たちの肝臓を!
さあ!この内なる祭典こそ小学3年生が決めた遥かなる望遠カメラ!
進め!集まれ!私こそがお代官様!
ワハハハハハ!」

まずは、チャットGPTちゃんにパプリカのセリフを出力。まずはパプリカ構文を学習してもらいます。
そして、私が元の文章を打つからそれをパプリカ構文に直してほしいとお願い。
出してくれた文章をヒントに盛り付けをしていきましょう。
ちなみに、サラダには塩胡椒で炒めた豚バラをのせてオイスターソースをかけて食べるのが好きです。

3.できあがり

さて、美味しそうなサラダができましたね。
秘密というか、愚痴というか、罵倒というか、苦情というか、そんなよく分からない具材で作ったサラダを見てみましょう。



新聞記者のシュミレーションが眩しくて耳が割れそうだった。三面鏡の付箋が腫れて死んじゃえばいいのに!基準となるものからの距離のはるか近くでパンドラは粉々になった。フラミンゴの裂け目から午前三時の記憶を引っ張り出さないでよ。そんなことなら最初から天然水が一生懸命プラスチックを乾燥させるようなことは言わないでほしかった。

この大雨では言えないけど、とか言ってバクの細胞膜はピンセットでは取れないと全員知っているようなことを言われても困る。
いぶし銀は、「あれは大雨ですか?」に「はい」と答えたら、「× 嵐です。」と悪問ばかり出してくるのでもううんざりだった。

俺には不平等があったしあいつには両手があった。やっぱり数えるには足りなかったんだ。思い返すと愉快犯としか思えない。ホールインワンの暗黙のルールは非表示にすることだった。教えてもらわないと分からないことを私は延々と映写機で叩き伸ばしていた。半紙よりも薄くなった良心は痛みを忘れてしまったのか?
きっと私はコンビニスイーツを頬張るたびにあの溶けて歪んだセロハンテープを思い出すんだろう。

安全圏へ隠しているものは金塊じゃなくてパラドックスだからね。ベゴニアと一緒に燃やすしかないね。
「ずっと背中で踏んでいた晩夏は変わらない」なんて言ってたけどそれは嘘。いずれ機械になるし、仮に二日酔いだったとしても潰れたモンブランケーキから散っていく。頑なに主張するから私は側頭葉から無視されていると思っていた。

言っておくけどこれはモニュメントじゃないからさ。ありあわせの存在がないがしろにされてるんだ。
幸か不幸か異邦人、詭弁っていうより私は十分なクッキーをちゃんと構築してるつもりだったのに、すべておままごととして再起動されたのが気に食わないんだ。

熱くて汚い歩道橋から足元を崩されたようで気分が悪い。天井を見つめながら、不義理に慣れてる蛇遣い座のリリスでも許さないねと呟いた。

あともう一つ気づいたこと。高層Y軸に立派なパラメータ、完璧なリアクション。そういったチューインガムで君はずっと自殺し続けていたんだね!自覚がないなんて愚かで愛しいなあ!まあ、幼少期を死体処理班として使うのはいかがなものかと思うんだけど、そこに皺寄せがいくのは当然か。

そんなこんな言って私のリマインダーが変わらないうちに、費やした時計の針を群青色の雲に遺体として預けることにしよう、さあ叫べ、ハッピーバースデー!



いかがでしたでしょうか。人に言えない話を全世界に公開してみましたが分かりましたか?
秘密の暗号化って大事ですね!
鬱憤を晴らしたい何かがある人は、chatGPTを使って不満をアリスの世界へと連れていってあげるのもいいかも。きっと可笑しな住人たちも喜んでくれるでしょう。

いやー楽しかった。
ワードサラダ、大好きなんだよね。今度は友達とそれぞれワードサラダを作って、その元となる文章を当てる遊びでも始めようかな。

さて、来月のメニューはサーモンのシーザーサラダ。またお会いしましょう!




参考
『不思議の国のアリス』および『鏡の国のアリス』における数学的・論理学的背景

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