ゆい

社会人3年目。自然とか旅とか文章に触れるのがすき。 忘れたくない日常とそのときの気持ち…

ゆい

社会人3年目。自然とか旅とか文章に触れるのがすき。 忘れたくない日常とそのときの気持ちの記録。

最近の記事

四月になれば彼女は 変化を受け入れ、気持ちを重ね合わせること

YouTubeのトレーラーを見て気になっていた映画。 愛する人には、どうして愛する人に対してだけの切実な感情や願いが生まれるのか。わからないまま、多くの人はその感情に、より葛藤しているのかもしれない。 と映画を観たあとは思っていたけれど、最近ある本を読んでいて、愛着の証なのだな、と思った。 自分以外の存在から介入され、大きな影響を受けたり、手をかけた分だけ大切になる。親密な関係には、自分たちのことのはずなのに、近すぎるからこそ、多様で矛盾していて、掴み切れない感情や個人

    • 枯れ葉とPERFECT DAYS-余白のある映画をともに観る面白さ

      映画 枯れ葉を観た。 キャッチコピーに、いい意味で裏切られたような。愛ではなく、衝動的な気持ちが湧いてくるような恋の話だった。 先を見据えた行動ではなく、今流れる風に身を任せる。湧いてくる相手への感情のまま、探し、会い、話す。 特別な出来事なんてないけど、それでもいい。 ただ会いたいし、同じ時間を過ごしたい。 大人になってからしづらそうな恋だなあ。そしてそれを続けるためにはそれ以上のことがきっと必要になってくるだろな。 枯れ葉というタイトルに込めた意味は、エンドロールの

      • PERFECT DAYS 変わらないでほしい

        映画PERFECT DAYSを観た。 前半はなんというか、一見地味で素朴で、コンパクトな暮らしの繰り返し。 トイレ清掃の仕事をして、いつもの公園でサンドイッチを食べて、決まった居酒屋や銭湯や古書店に行き、布団に入りながら本を読んで就寝する。 他人がドキュメンタリーとして見たら、眠くなるような毎日かもしれない。 でもそんな変わらない毎日にも、家出した姪が転がり込んできて生活を共にしたり、職場の後輩が困っているのを放って置けなかったり、家族と和解し切れずに今の生活を選んでいた

        • 撮られること

          信頼のおける友達に写真を撮ってもらった。 きっかけは彼のインスタのストーリー。ポートレート撮影に興味ある人いますか、という外への投げかけがいいな〜と思いリアクションしたこと。 北海道で出会った、彼を含めた友達と定期的に旅行に行っている。 いつもカメラを携える彼は、一見ほんとに何気なく、さらっと撮っている。 移動中の車内。駐車場を降りてから目的地までの散歩の間。ごはんの待ち時間。 旅行が終わって彼がアルバムにアップする写真を見ると、音はひっそりと影を隠し、時は静止して目の前

        四月になれば彼女は 変化を受け入れ、気持ちを重ね合わせること

        マガジン

        • ライフスタイル
          0本

        記事

          2023年振り返り(仕事.プライベート)とやりたいことリスト10個ほど

          ありがとうを伝えたい人がたくさん思い浮かんだ年末。 わたしとあの人、あの人たちとのしあわせは、それぞれの、これまでの周りのひととの関わり無しには成り立たないこと。 わたしたちだからこうなれた、ではなく、違う環境や場所、それぞれが出会ったひととのたくさんの積み重ねで、その延長に今があること。 知れるのは少しだけど、その過去のほんの少しにも耳を傾けたいと思える関係を持ち続けていられたらしあわせなのかもしれない。 今年も友達と1年の振り返り会をした。出会ってから定期的に会っている

          2023年振り返り(仕事.プライベート)とやりたいことリスト10個ほど

          『いちばんすきな花』8話と分人主義

          平野啓一郎さんの分人主義という考えがすき。 いちばんすきな花の8話はまさに分人の話で、生方さんの感性、やっぱりすきだなぁと思った。 ーーーーーー 「分人」とは、対人関係ごと、環境ごとに分化した、異なる人格のことです。中心に一つだけ「本当の自分」を認めるのではなく、それら複数の人格すべてを「本当の自分」だと捉えます。

職場や職場、家庭でそれぞれの人間関係があり、ソーシャル・メディアのアカウントを持ち、背景の異なる様々な人に触れ、国内外を移動する私たちは、今日、幾つもの「分人

          『いちばんすきな花』8話と分人主義

          ひとりで過ごす月間 11月振り返り

          11月 1人でも、過ごす時間をもっと楽しめるようになりたいな〜と思うことが9月にあった(これはまたどこかに書き留めておきたい)。少しだけ意識するようになってから1人で行動することが増えて、結果楽しかった。1人も好きだけど、誰かと共有する方がすきだから、ちょっと新鮮。 最近友達が、「夜って意外とすることなくない?ダラダラするのをやめて早起きするの結構いいよ!」と勧めてくれてから、土日は早寝早起きをしている。 そうしてると時間ができて、1人でホテルに泊まったり、ショッピングし

          ひとりで過ごす月間 11月振り返り

          文学フリマに行ってきた

          2000以上のブースで、本を作った方から直接買える文学フリマ。書いた方と直接話ができて、とてもよかった。 すきなライターさんが来ることを知り、本好きな友達3人を誘って行ってきた。 会場に入って1番最初に会いたかったライターさんのとこへ。 少し緊張して、近くをキョロキョロ周って、気持ちをふーっと落ち着かせてから会いに行った。 いろいろ話しかけたけれど、優しく応えてくれて、やりとりができて嬉しかった。もっとこの話もしとけばよかった…というちょっとした心残りもあるけれど、また会

          文学フリマに行ってきた

          9月10月 上がったり下がったり

          9月 小さいことに一喜一憂して いやだなーとそっぽむきたくなったりでもやらなきゃいけないなと考える隙もなく気づいたら終わっていたり 自分たちを守るために決めたルールに虚しくなったり 笑い転げてたら前に進めていたり 落ち込んで切り替えて気づいたら戻っていたり 考えたって仕方ないときにはただ目の前のことをこなすことが必要だったり 楽しそうにうれしそうに話す姿にただうんうんと聞いてる時間がすきだったり 1人でぼーとしたり、会いに行ってよかった、一緒にいれてよかったと思える周りの人

          9月10月 上がったり下がったり

          2泊3日岩手たび 八幡平安比高原・花巻旅行

          9.23-25 お休みを取って岩手町へ。 パートナーと友達と集合し、落ち着くカフェでゆったり過ごした。 2人と直接会えるだけで嬉しい。 友達がおすすめの散歩コースを教えてくれた。最近自然に触れてなかったからぴったりだと思った。 宿もとっても落ち着く和室で心も休めた。 翌日も3人でお出かけ。 おすすめしてくれたのはぶなの駅というところ。 散策できるコースが2つあるらしい。友達がまだ行っていなかった、滝につながるコースを歩くことにした。誰もいない道を15分歩く。 少し山

          2泊3日岩手たび 八幡平安比高原・花巻旅行

          あえて考えないという選択/ためらいを話す/ドラマ初恋/岡本太郎美術館

          最近の出来事やぱっと思考したことを書き出してみる。 ◯あえて考えないという選択 悩んでも仕方ないことがある、ということにやっと最近気づけた。 考えることに意味を感じて、なにか正解を探そうとすることが多かった。でも悩む行為を繰り返しても、その時点では変わらないことだってある。考え続けて疲れたときにやっと気づいた。 ドラマアンナチュラルの主人公みことが、働く理由をカラッと放つシーンが好き。 何も進まないときに考えても、深いとこまで落ちてしまうだけだから。一度置いといて、目の前

          あえて考えないという選択/ためらいを話す/ドラマ初恋/岡本太郎美術館

          マイエレメント感想ー印象的だったこと6つ

          お盆休みにマイエレメントを観てきた(以下ネタバレあります)。 ディズニーらしい瑞々しい世界観がかわいくて表現としてみてるだけでも楽しめた。 印象的だったこと ①違う文化との共生 もし自分が、多国籍の国に住んでいたらもっと感じるものがあったように思う。日本にずっと住んでいるからか、なかなか自分ごと化できなかった。ひとつの話として受け取った。 "自分とは違うエレメントとは関わらない。" 今身の回りでそんな文化はないと感じているので、うまくわかりきれていない感じがした。だから

          マイエレメント感想ー印象的だったこと6つ

          物語-日記/noteを書く意味についての思案

          物語を書くということについて最近よく考える。 小さい頃から、捉えた感覚を言葉で紡ぐことが好きで、ずっと好きだと思い続けられていることを聞かれたら"書く"ことと答えると思う。 大学生の時はいろんな場所に行って、たくさんの人と出会った。心が動く出会いが多く、「今しか感じられない温度感のあるうちにこの熱量と気持ちを記録したい」と日記などに留めていた。 社会人になっても、育てられて磨かれて、蓄積された感性はもち続けていたいと思いながら過ごしている。切り取る世界はだいぶ変わったけれ

          物語-日記/noteを書く意味についての思案

          またいくだろうな、下呂温泉。ゴールデンウィーク旅行日記

          初岐阜県!下呂、とっても良かった。 いつもの旅仲間と。 郷土料理やさん、鶏ちゃんへ。8組並んでいた。待っている間にそこの川行こうよ!と近くの川へ向かい裸足で入る。水切りをする。石を投げて音に耳を傾ける。童心に帰る。 30分後に戻ったら、すぐ呼ばれた!タイミング良すぎだ…!鶏ちゃんオリジナルのタレがいいにおい、味もとっても美味しかった。 縁起のいい杉が近くにあるとのことで、また歩く。小川神社の階段を登ると大きな杉が3つ並んでいた。 神社のあとは、乗政大滝という滝へ。幅が広

          またいくだろうな、下呂温泉。ゴールデンウィーク旅行日記

          節目になって、与えてもらってたことに気づく。2年目までの配達業務

          社会人3年目の春に部署移動が決まり、忘れないために記録したもの。 2年間携わった食品や日曜雑貨の配達業務。曜日ごとに決まったエリアで、自分が担当を持ったおよそ1日45件×5曜日のルート配送をした。 得意不得意はもちろんあるけれど、現場で仕事をすることが、私にはとても大変に感じ、そして現場を離れた今、そこで働く人たちへのリスペクトがさらに増している。 配達の大変なところ ・1番大変なのがトラックの運転 何よりもまず事故をしないこと、といろんな人に言われた。狭い道、切り返さな

          節目になって、与えてもらってたことに気づく。2年目までの配達業務

          パートナーシップに悩んだら、天気の子に魅かれた理由がわかった

          天気の子は、初めて見たときに衝撃が大きかった映画だ。 刻々と変わりゆく社会や環境問題への向き合い方も納得感があった。起こってしまっている現実から目を背けて上書きするように対策を取るのでなく、受けいれて何を選ぶか考え直し、対処することを訴えていた。 もう一つ違う魅力を感じていた。何回か観たけれど、今までどうしてかはうまく言葉にできなかった。 ただなんとなく、キラキラしてて、恐れずに自分の意志を貫く姿に、ワクワクさせられて、いいなと思っていた。純粋って、若さって、無邪気ってい

          有料
          100

          パートナーシップに悩んだら、天気の子に魅かれた理由がわ…