さき

夏生まれの会社員

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ずっしり系日記

じじとお別れして昨夜ようやく帰宅。眠る前たまたまLINEしてた大切な人が死んじゃう夢見た、泣きながら起きるとその人から返信来てて気が緩んだのかあー良かったー生きてる、ってでかめのひとりごとかました。職場に行ったら誰かが引き出しにチョコレート入れてくれてた。生まれてくるのは偶然だけど死ぬのは必然だ、みたいなことをお寺さんが言うとったよ、すげ~。じじ痩せてたけどめっちゃ肌綺麗やった。またじじのご飯食べたいな~。

    • zine「完璧なちりがみ」をつくりました

      タイトルの通りです!やったー! 今夏わが家に型落ちのプリンターがやってきてくれたので、なんと大学生ぶりに印刷も裁断も自分でやってみました。 すけすけの紙(トレーシングペーパー)でzineをつくるのがちょっとした夢でした。念願叶ってうれしい!かわいい! 仕様としては、短歌ちょろっと、文章そこそこ、写真いろいろの計40ページ/A5サイズです。 綴じていないので、吹けばかんたんに飛ばすことができます(ほんとうにちりがみみたいで、結構気に入っている…)。壁に飾っても、お菓子包

      • インプットと癒しの週末を過ごして、今朝は快晴で空気も澄んでて、帰りは有り難いことに追加納品も控えてるし、だけど、なんだけど、なんか今朝はなかなかスイッチが切り替わらない…つらい…布団に帰りたい…うう、ゴニョゴニョ書いてたら最寄りに着きました

        • ねぇ

          四作目のzineをつくってる。作業場は主に自宅か隣駅のコメダ。コメダのモーニングにミニサラダを追加するのが好き。いつだってわたしはバタートーストに弱い。そろそろ回数券を買ったほうがいいかな。きっとこのペースなら元取れるよね。そうそう、本心を書くために、ちょっとだけ嘘も混ぜてるんだ。もうすぐ出来そうです。完成したらあなたにも読んでほしいな。

        ずっしり系日記

        • zine「完璧なちりがみ」をつくりました

        • インプットと癒しの週末を過ごして、今朝は快晴で空気も澄んでて、帰りは有り難いことに追加納品も控えてるし、だけど、なんだけど、なんか今朝はなかなかスイッチが切り替わらない…つらい…布団に帰りたい…うう、ゴニョゴニョ書いてたら最寄りに着きました

          御守りみたいなおれの愛は

          プールでいっぱい泳いだ後みたいな心地よい気怠さに包まれながら、勢いまかせに走り書いている。あの神聖な時間をいつまでも鮮明に憶えていたい。 友人にお誘いいただき、「カネコアヤノ Hall Tour 2023 “タオルケットは穏やかな”」へ行ってきた。 職場から会場へ、地下鉄の人混みを泳ぐようにすり抜ける。地上へ出ると霧雨が降っていた。混沌としていて少し苦手な街は、この日はなんだか幻想的だった。 本当はあの曲のこの部分がどうだったとか書けたらいいけど、まだうまくことばに纏まら

          御守りみたいなおれの愛は

          こういう時は何に頼ればいいのか26年生きたくらいではわからないのだ

          わたし、物事を簡潔に伝えようと常々思ってはいますがいまだにうまくできません。感情の昂りが先行してツラツラ話すうち収拾がつかなくなるのです。 そんな自分にハッと気付く頃には手遅れで、何かしらの魔法によってその場から消えることができたならと逡巡します。 これからもわたしは、自らの言動をふと思い出すたびに「あぁ何故あんなことを口走ったのか、あの人の記憶から消したいなかったことにしたいマコトのようにタイムリープしたい…」などと後悔したり取り返しのつかない事実に絶望したり最終的に諦

          こういう時は何に頼ればいいのか26年生きたくらいではわからないのだ

          ダイアモンドみたいないくつかの場面

          大蒜やクミンシードの香りを弱火でじくじく油に移すのが好きで、それを吸ってくったりした茄子も好き。好きをいまたべてる。全身に疑似異国が広がっている。 帰省の予定がなくなったが、郵便受けに祖母からの残暑見舞いが届いていて嬉しかった。 会えたり会えなかったりする皆々様、まじで心身すこやかであれ。

          ダイアモンドみたいないくつかの場面

          もうちょっと仲良くなれそうだった子と化粧水の話とかしたかった

          棘に刺されやすい体質ですもので 今まで気が抜けなくてごめんね 何者でもなくてくしゃくしゃの気持ち やけに月が明るくていやだ 「流涙してしまい」などと書かれたり べつにわるいことじゃなくない? ちょっといい肉買っちゃったりなんかして さっきまで消えちゃいたかったのに この耳は聴きたい声だけコピーして 響かせてくれる便利アイテム るぶぶぶぶぶぶぶぶぶ 湯船でふるえるこの唇にふれる耳朶 「深夜二時の会話ができる人」っていう 心の中の小さな枠組み いつぶりか踵の高い靴を

          もうちょっと仲良くなれそうだった子と化粧水の話とかしたかった

          緑かピンクかブルーのなんかがほしい私なんかの眉は金色

          昨年暮れ、直属の上長から突然呼び出された。 「最近のあなたは別人のよう。生気がなく、思い詰めたような空気を纏っている。心配になり話しかけるといつものあなたなのだけれど。どうした、何があった」 何か言わなくてはと必死に頭を回転させようとした。 けれど追いつかず、濃く出過ぎた紅茶のティーパックに視線を落とし、目の前の白い紙カップの産毛のように微かな毛羽立ちを見つめ、ベージュの壁と上長の下瞼に光るラメとの間を見つめたり逸らしたりした。 喉を震わせ声を発しようとしたが一言も出てこ

          緑かピンクかブルーのなんかがほしい私なんかの眉は金色

          キスをしよう

          有給を取り、注射を打ちに行った。 病院へ向かうバスに揺られながら窓の外の景色をボーッと見ていた。 バスから降りる時、つけっぱなしにしていたイヤホンからカネコアヤノさんの歌声がスッと入ってきた。 ここ最近は歌詞のある音楽を聴けなくなっていたのだが、不思議とこの瞬間は、頭のなかに違和感なく溶け込み吸収されていくのを感じた。 こんな歌詞、どんな時に思いつくんだろう。 そういえば、わたしの体はこの一年で明らかに縮んだ。 職業柄、食事時間が不規則なこともあり、胃のキャパシティに

          キスをしよう

          口先だけでも軽やかに泳いでいたくて湯を沸かすうすいくちびる

          「あなたが時々、何を考えているのかわからなくなる。それは魅力でもあるし、困ることでもあるよ」     中学時代のクラスメイトも、大学時代の恋人も、今の職場の上司も、口を揃えてわたしにそう言った。         ここ一年ほど「嬉しい」「悔しい」「楽しい」「哀しい」感情が一つずつ順番にフツフツ沸いては沈み、また浮き上がり、を繰り返しているのを強く感じている。     たとえば眼が冴えたまま部屋に射し込んでくる朝陽に絶望して、 夜明け前の些細な短いやりとりに少しだけ救われて、

          口先だけでも軽やかに泳いでいたくて湯を沸かすうすいくちびる

          化粧もコンタクトもせず乗り込む早朝の中央線、なんだかわるいことをしているような気分になってワクワクする

          連勤中も夜な夜な机に向かい、窓の外が白んできた頃にやっと書き上げた28通の手紙の束を、今朝、昨日まで勤めた職場の事務所にこっそり置いてきた。 わずか4ヶ月の間に、大好きな場所が増えていた事実に沁み沁みする。 事務所を出た足でふと、観たいのにずっとタイミングを逃し続けていた映画の存在を思い出した。 途端に映画館の椅子に深く腰掛けて真っ暗闇に沈みたくなり、気が付くと足は映画館のある方へと向かっていた。 開館時間間際の、人もまばらな早朝の新宿を足早に進む。 そうして観た念願の

          化粧もコンタクトもせず乗り込む早朝の中央線、なんだかわるいことをしているような気分になってワクワクする

          いつもはいつまでもじゃないんだよな

          今朝、通勤途中にまたひとつ、何度か足を運んだことのある店の閉店を知った。 休日でガラガラの総武線でひとり、じくじくと胸が痛むような気持ちになった。 じくじくじく。 感情に音なんてないはずなのに、静かに、確かに疼く。痛ぇ。 就職活動中にはそこで履歴書を書いた。 ちょうど当時の恋人が地方配属になり、会う頻度も減り、連絡さえ疎遠になり始めていた時期だ。 まだまだ遊んでいたいのに、着たくもないスーツを着て眠い目を擦りながらエントリーシートを埋め自分のスペックに絶望しバイトにもなか

          いつもはいつまでもじゃないんだよな

          なんでもなく薄くて、とんでもなく濃かった

          終電の中央線。たぶん夏。 「ねえさき、かわいい、うち泊まってきなよ」 たくさんお酒を飲むと「かわいい」しか言わなくなる先輩、この日も例外ではなかった。 「いや俺はこのまま帰るのよ、自分の布団で寝たいのよ」 と渋る友人も道連れに、そのまま先輩の家に雪崩れ込む。 彼女の部屋に上がるのははじめてだ。 シャワーを浴び、借りたTシャツを被って部屋に戻ると、友人がドライヤーでシャンプーのいい匂いを振り撒いていた。 先輩は煙草を咥えていて、私はそこで、彼女が喫煙者だったことを知る。

          なんでもなく薄くて、とんでもなく濃かった

          わたしの武器

          「武器をたくさん手に入れたね」 たくさん歩き、たくさん笑い、たくさん写真を撮りあったある夏の日、仲の良い友人がポツリとそう言った。 あと三日で、職場が変わる。 常にフレッシュな気持ちでなんかいられないし、べつに落ち着いてなんかいないし、自分のことを好きでいられなくなる瞬間なんていくらでもあるわけで。 あらゆるものにばかやろう、としか言えなくなったら、以下を召喚することに決めた。 忘れてしまわないうちに、ここに記録しておく。 ・自分の部屋 ・お母さんの車 ・おばあちゃ

          わたしの武器