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悲しみを慈しむ

明るい場所へは、人も虫も集まる!

明るい人は、多くの人を惹きつける気がする!

でも、明るさってなんだろう?!

単にギャグが言えるとか、ウケるという話ではないよね。

面白いことなんて言わなくても、明るさを放っている人は確かに存在する。

じゃあ、明るさってなんなんだろう?!


明るいの反対、暗さを感じるって一体なぁに?

自分の心にやましいところがある時、人は明るくない気がするなぁ!

心に思っていることと、日常的な発言や行動にギャップがある人には、

なんとなく違和感をもってしまう。

この違和感が、なんだか暗い影を感じさせてしまうように思うなぁ!

暗さの反対が明るさなら、明るさってなんだろう?!


子供のような無邪気さや自然体のままの大元気は、

面白いことなんて言わなくたって、すごく明るさを感じさせてくれる!

「はいっ!」という素直な返事や「ありがとう!」という言葉も、

なんとなく明るさを感じさせてくれる!

明るさってなんなんだろうね!


確かに成功していると言われる人は明るい人が多い気がする。

だから、良い人もそうでない人も惹きつけてしまうのが明るさかもしれない。

お金を求める人は、多少怪しさや陰気臭さを感じても、

成功者の周りに金を求めて近寄ってくるしな。

明るさにもいろいろあるなぁ。

でも、お金に頭を下げて近寄ってくる人は、成功者が躓いた途端、

蜘蛛の子を散らすようにいなくなってしまう場面を何度か見てきた!

あんな卑しい景色はないし、逃げていく人たちは大体暗いと感じちゃう!


明るさってなんだろう?!


私は明るいだろうか?それとも暗いのだろうか?・・・考えてみた。

明るいところもあるけど、残念ながら暗いところだってある。

人生は楽しいことばかりじゃないし、誰だって悲しみを心の中に持ってるよね。

調子の良い時は、明るい私に引き寄せられて人は集まってくる。

だけど、光もあれば影もあるように、誰だって調子の悪い時もあれば、

欠点や傷ついた記憶など、悲しみを持っているはずだと思うんだよね。

そんな時、多くの人は一般的に離れていってしまうのかな。・・・

そういえば、そんなこともあった気がする!


でも私は昨年、ある人に「悲しみごと」抱きしめてもらえる体験をしました。

私はその時初めて、「慈悲」というお釈迦様がとても大切にされたと言われる

言葉の意味を、なんとなく理解できた気がしました。

「愛」は明るいイメージがある。これは誰でも抱きしめたいし大好きな言葉。

でも本当の優しさや思いやりって、その人の悲しみを抱きしめてあげることじゃ

ないかなって強く思ったんだよね!

今までに感じたことのない「安心感」がこみ上げてきて、

心の中が本当に温かくなって涙が出てきました。

母親以外の人から、この「無条件の受容」を感じたことは初めてでしたが、

その時なんだか、本当の明るさや優しさが、少しだけ分かった気がしました。


男はついつい成果や力に憧れる!だから強さや明るさの周りに集まりやすいけど、

実は、それって自分にとってメリットがあるのかないのかを、

無意識に判断しているようなものだよね。

でも母は違う!明るさも暗さも、楽しさも悲しさも、

全部まとめて抱きしめてくれる。

だから如来さまは女性なのかなぁ・・・。


私もいつか、悲しみを慈しめる人間になりたい。

明るさだけじゃなくて、悲しみにも寄り添える心を育てたい。

私の弱さも含めて「そのままでも、まあいいじゃねえか」と抱きしめてもらえた

その温かさを、私は生涯忘れないと思うんでね!

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