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千葉県議会事務局に情報公開請求をしました①

 お疲れ様です。あいなです。
 先日、千葉県議会に問い合わせてみたら、トントン拍子に情報公開請求ができることになりました。


こちらは当時Twitterで呟いていたものをまとめたものです。

千葉県議会への情報開示請求の経緯については、こちらの過去記事もご参照ください。


2022年8月2日、申請

申請内容

2021年6月定例県議会から現在までに提出された陳情書の目次が見たい。

解説

 例の動画を削除された当時から、フ議連のメンバーと関係の深い某千葉県議会議員が、Vtuberの動画に対して否定的なコメントをしていたことは批判されていたようです。

 ならば、批判の発端になった議員が所属する千葉県議会に対して、例の動画に関して何らかの陳情があったかもしれません。
 そう考えて、千葉県議会に提出された陳情を調べることにしました。

 ですが、千葉県議会のHPを調べても、陳情は載っておらず…。
 困った末に問い合わせフォームで陳情の調べ方を尋ねました。

 これは事務局の担当の人に教えていただいたのですが、特定のキーワードや人名で情報開示申請をすると、個人情報保護の観点から不開示になる可能性もあるそうです。
 なので、2度手間にはなるのですが、一度目で目次だけを開示請求して、件名だけを確認し、それっぽいものを二度目で件名指定で開示請求した方が良いとのことでした。

 レストランに行って、シェフに直球で「牛肉を使った料理を」と注文するよりも、店のメニューを見せてもらい、好みの調理法で調理された好みの部位の牛肉があるかどうかをまず確認する、という行為に似てますね。

2022年8月11日、受領

交付された公文書の写しについて

今回の開示請求で交付された公文書の写しは、以下の通りです。

  • 議長会に係る資料 10枚

※定例県議会の年月が記載された表紙と目次×5回分です。


議長会に係る資料

※それっぽい件名が書かれていた定例会のもののみを添付しています。

令和4年2月定例県議会 陳情書(写) 千葉県議会

  • 第64号:アニメ・ゲーム・漫画・女性を活用した地域振興・広告に対する「修正・取り下げ要求」について毅然とした対応・啓発を求める陳情

  • 第66号:千葉県警に関する陳情書

≪考察≫
 個人的にはこの2件が、今回の動画削除に関する陳情ではないかと思いました。

 『取り下げ要求』というのは、その後『キャンセルカルチャー』と呼ばれ始めた行為と同じ意味でしょうね。
 その要求を受けた広告に対しての、県の統一見解や対策を講じて欲しいという感じでしょうか。
 『毅然とした対応・啓発』というところに、フ議連の公開質問状に対して動画を削除した警察への皮肉や批判が込められているような気がします。

 『千葉県警』と名指しで件名に書いている陳情はコレだけでした。
 もしかしたら中身は動画削除に関する件ではないかもしれませんが…個人的には、千葉県警の削除行為の是非を判断するなら千葉県議会で議論して欲しいと思っていましたので、完全に願望込みです。

 フ議連側は『削除したのは警察』という主張で、Vtuber側の批判をかわしていますから、内容がフ議連支持のものであっても多分あんまり驚かない気がします。 

 この2件の陳情ですが、なぜ令和3年12月定例県議会ではなく、その次の令和4年2月定例県議会での陳情提出だったのでしょうか?

 恐らくですがそれは『Vtuber側に政治的な動きが見られなかったから』だと思います。

 2021年11月に開始されたラッピングバスのクラウドファンディングは、資金集めは大大大成功したものの、バス会社へのクレーム?怪電話が届いた結果、バス会社の選定に難儀しているようです。(これは2022年8月現在でも続いている懸案事項です)

 動画が削除されたのは9月頭で、当時の地方自治体は丁度定例議会の最中だったこともあり、12月の松戸市議会や千葉県議会は、本来であれば『千葉県警の動画がフ議連の抗議の結果、不当に削除されたことに対する適否』を議論してもらう場としては一番早い舞台でした。

 しかし、芸能人にとっては、この時期はイベントが目白押しの『書き入れ時』。
 Vtuber側も、あえてなのでしょうか、政治的な動きをおおっぴらにはせずに、イベント告知や営業を行っていました。

 付け加えて言うと、まだ2021年12月の当時は、署名運動の熱が残っており、『フ議連は7万筆の署名の声を無視するな』という主張がVtuber支持側のメイン批判でした。
 むしろ『フ議連に対しては抗議文を出しているので、その回答を待っている状態』であることを肯定していたように思えます。

 また、署名運動を主導していたひとりが『議員』という役職の人間であったこともあり、「政治的な駆け引きや根回しはこの某区議がやってくれるんだろうな」という楽観視がVtuber支持者側にはあったのかもしれません。
(実際、議員同士の繋がりで、2021年秋には松戸市議会議員宛てに書面での説明がされたり、2022年3月末に正副議長と面会をしています。)

 ですが、その12月の議会でこの動画削除の件が全く取り上げられなかったことを受けて、一部の有志の市民が勇気を出し、声を上げて陳情をしてくれていたのだと思います。
 有志の方、声を上げてくださってありがとうございます。
 中身も確認してみます。


結論

 今回も記事をご覧いただきありがとうございます。
 陳情の内容を調べるためには、再度千葉県議会に情報開示請求をかける必要がありますね。

 また、こうなると松戸市議会のほうの陳情も気になってきました。
 以前松戸市議会議員の人がTwitterのSpaceで『この件に関する陳情は出ている』という話をしていたので、同じように探せばいくつか確認できるかもしれません。

 できれば対面や電話ではなく非会話のやりとりで済ませたいのですが…松戸市議会の情報開示請求方法を確認してみます。

 よろしければ当アカウントをフォローいただき、次の記事をお待ちいただければと思います。

 では、また。

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