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てくてくおのぼりのすけ2日め①

〜副題:ヤロウめ、東京行ったってよ〜
2023.10月26日

前回のあらすじ
何はともあれ去年10月の事である。

この記事の全投稿までに今年が終わるのではないかと不安で仕方がないが、兎にも角にも2日目をお送りする。

旅行者である私は緻密にたてたかったスケジュールも虚しく、行き当たりばったりの2日目に恐々と早め(5:30)に起きた。…が、

妹②氏、起きず。

今日は妹氏が唯一私のためにシフトを休みにしてくれていたが、前日21時から働き日を跨いだ今日の2時までバイトだった。

元々よく寝る妹である。ベッドに大の字になる20代を眺めながら、コイツが起きないがために泣く泣く諦めた二〇数年の諸々が蘇る。

グーで殴っ……。

いやいやそれで失神でもされてみろ。余計にスケジュールが押すぞ。
ところで妹氏、築地に行きたいと言ってたな。今日のお昼あたり行けるかなぁ。(失念ポイントのフラグである)

寝起きの悪い小娘をどうにかこうにか宥めすかし準備させた。

9:30 品川区北品川に着く

なんかトーキョーに来たって感じっ

まだ若干寝起きの機嫌悪さが隠せない妹氏とカフェベローチェで朝ごはんを食べる。
諸君らにはありきたりなチェーン店かもしれないが沖縄にはないので少し興奮した。

朝はパン派。グルテンうめぇぇえ。

ここでやっと今日のスケジュールをたてる。
(10:53)

「築地は私も行きたかったからいいけど、品川って何があるの?」と妹氏。
「(ほんとは上野の美術館とか、バスツアーで都外とも思ってたんだけど、お前さん今日に至るまで全く連絡つかないから泣く泣く諦めるんだけどね)品川神社だけは今回絶対行きたかったんだよねー」

スケジュールが全く定まらないなか、唯一ここだけは外せないと思っていたのが品川神社である。
神社仏閣歴史もの好きであるから。
というのも勿論立派な理由の一つであるが、それ以上の野望を秘め、私は品川に降り立った。

(※神社は野望を秘めて行くところではありません
  皆さんは無欲清らかに参拝しましょう)

我が野望。いざ、富士塚!!!

富士塚のある品川神社

私あーーのは虚血性心不全というちょっとした病気になるリスクが高い。…らしい。
なので心肺に負荷の掛かる運動ができない。したくない。
(そもそも運動嫌いなので日常生活を送る上では何のリスクもないようなものである。)

しかし数ある夢の一つが己の心肺能力を考えると難しいかもしれないと思っていた。

富士登頂である。

富士山。おっきい山。ふじさんのうえでおにぎりを………。
富士登頂には様々な手があり、そもそも運動嫌いなのでどんな健康体であろうが車だろうが何だろうが使えるものは使ってでもいつかは!と思っていた。

山岳信仰が擬人化したら殴られても仕方ない。昨今の迷惑客になりかねない思考に近いものがある。

でも心不全のリスクを承知の上では流石になぁ〜(汗)
と思ってた去年、昔に旅雑誌か何かで見たものを思い出して閃いてしまった。

「富士山が無理なら富士塚に登ればいいじゃない」

某マリー氏「公式セリフではありませんっ」


富士塚とは

富士塚(ふじづか)は、富士信仰に基づき、富士山に模して造営された人工の山や塚である。江戸時代には一般的に「お富士さん」などと呼ばれ、現代では「ミニチュア富士」(ミニ富士)などとも呼ばれている。由来には、富岳信仰に関連した「講」である富士講が関わっている場合が多い。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%A1%9A
wikipediaより引用

細かいことはあまりよく分からないが富士講という江戸時代に関東で興った富士山信仰の一種である。
「富士山に登りたい!でも富士山には行けない!」という民衆は、交通の便や健康、登山における危険性を鑑みれば現代よりも多かっただろう。

そんななか、富士塚という小山が関東各地で造営され始め、この塚を一周すれば富士山を参拝したのと同じご利益が得られるとされてきた。

江戸時代からみんな富士山に野望を抱いていたんだなぁ。(*´_ゝ`)

というわけで富士山(≒富士塚)登頂せんとす!

その前に…

次回予告

すぐ寄り道する。

(フォトギャラリーになる予定です)



おまけ

VIVANT熱ガオサマラネー
コイツ⚽️モ、別班饅頭ニ見エテキタゾ…!

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