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てくてくすいすいのすけ⑥

2022.11月3日
前回あらすじ
はっちょいからの、さーさーさーさー!

11:20頃

古式行列を最後まで見届けた我々姉妹は、体力の限界を感じ首里城に引き返し首里杜館(すいむいかん=総合センター的な所)に向かった。

引き返す途中、旗頭「瑞雲」の演舞が。
奴は新参にして最強…!
首里全域の代表です。
貴方も先代のような立派な柱を目指しなさい。
心に炎を宿すのです。

↑炎宿しちゃダメか…。よもやよもやだ。
 とりま立派な柱になれ!

首里杜館はここ↑

首里杜館にはレストランや軽食が食べれるフードコート的な場所がある。
朝からドタバタして正午近くなった私たちもひもじさと疲れにおえおえしていた。

しかし座れる席はなかった。
〜完〜

隣接する県立芸大が琉球漆器の技法を用いた「首里城復興ピアノ」
リスさん、ブドウを分けてください。

念の為買っておいたソイジョイを気管に詰まらせながら水で流し込み、次のイベントの場所取りに向かった。

12:00(開始予定時間)

世界遺産「園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)」

瑞泉門から守礼門へと続く道をこれからまた別のパレードが通る。私たちはその守礼門の近くにある園比屋武御嶽の隣を陣取った。
園比屋武御嶽は予測変換できた。すごい。

テープや紐で観覧ブースが設けられてるものの、元々こちらは1番人通りの多い移動通路。人が捌けずパレードはなかなか始まらなかった。
どんどん体力が奪われるなか、私たちは運動会練習中って後ろから小石投げたりしたよねって話で正気を保っていた。

12:20頃「古式行列」開始

クェーナのノロ再び
園比屋武御嶽にて祈りを捧げる
琉球王朝まつり首里の古式行列は、正月三日に国王が国の安泰と繁栄を願って三つの寺院、円覚寺、天王寺、天界寺に参詣する初行幸「御三ヶ寺参詣行列」(ハチウチョウフェー「グサンカジサンケイギョウレツ」)を再現したもの。
古式行列まるわかり解説より

お城から出て瑞泉門より出てきた国王妃一行が守礼門より城下へ向かう様を再現。現在はこのために毎年国王妃を公募にて選出している。

それでは古式行列はじまるよ!

(右)調仲門?=ウテーナカジョウ
(左 緑の人)摂政=シッシー
(右から3番目)御物上=ウェームンウサギ
摂政の世話役
三司官=サンシクヮン
きたぞ!
国王、王妃です
本当は輿に乗るんだけどね。
追従するのは若衆=ワカス
礼で見送るノロ
路地楽=ルジガクの演奏
摂政と
三司官が
代表で御嶽(拝所)にご挨拶
随行人?=ウチリグニンジュ
親雲上=ペーチン
予測変換可!
…あ。
例の
飛ぶ虎ァッ!
虎旗=トゥラバタ
金鼓の旗と共に士気を高める。
ちらっと涼傘=リャンサン

だいぶ略式のようで、国王妃は独歩だし聞得大君はいない。しかしながら遠く過去にタイムスリップしたかのような不思議な気持ちになりました。
テンペストの世界だぁ……。


12:35 見たかったイベント制覇!

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
この後少しテンションが上がった(お腹は空いたままな)我々はやっと有料区域である首里城内に入り、復興していく様子や那覇の展望、残波岬などを遠くに眺めゆっくりと悦に浸るのだった。

妹はこれに懲りて姉の趣味に付き合うことはなくなるだろうなと思った。さみしいね!
あと、割と予測変換できる。すごいね!

何度も燃えては復活を遂げる首里城のように。
このご時世、私たちも懲りずに立ち上がってわっしょいしましょう!!(?)

おまけ

ふぅ…。

おめーらが乗ってんじゃねぇよ!!

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