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ケロウナ渡航当日・カルガリー空港猛ダッシュの巻

国内移動&荷物預けまで

さて、今回は渡航当日のスケジュールを。

 飛行機はWESTJET航空の便で、18:30成田発カルガリー行。1時間半のトランジットの後、カルガリーからケロウナに向かうものでした。荷物としては、機内持ち込みのリュックサックとビジネストートバッグ、そして45Lと90Lのスーツケースです。90Lのスーツケースのみ、空港へ直接配送しました。

 朝の9:15新大阪発の新幹線で、まずは東京へ。新幹線内にて、電話番号契約の知らせを受けます(詳しくは先日の記事参照)。そこからはとにかくトランジットの情報収集に時間を費やしました。

 12時前に東京駅着。すぐさま成田空港行のリムジンバスに乗ります。空港に着いたのが13時頃。配送したスーツケースの受取が出発の3時間前からしか出来ないため、2時間ほど友人とLINEをして時間を潰しました。その合間に、オンライン搭乗手続きとArriveCANの登録もしたはず。ArriveCANは入国審査の質問の一部をオンラインで事前登録出来るシステムのことです。トランジットに余裕の無い方は絶対するべきです。入国審査におけるキオスク端末操作が若干短縮されるので、心の余裕が出来ます。

 ちなみにここでスマホの充電が10%を切ります。計画性の無いことこの上ない。モバイルバッテリーは既に使い果たしていたため、空港内で充電器を探す旅に出る羽目になりました。結果としては、保安検査前のロビーではめぼしい充電スポットは見つけられず(あるにはあったのですが、少ないタップに対して人が多く、使えそうになかったです)。出国審査を抜けた後、充電器付きのソファーが並んでいる区間があったため、そこで充電することになりました。

 15時半になって、すぐさま配送したスーツケースの受取に向かいます。どうやらリムジンバスの到着が南ウィングの最南端だったらしく、北ウィングの受取場まで10分弱歩くことになりました。ポンコツすぎ。

 スーツケ―スを受け取り、すぐにWESTJETの荷物預け場に向かいます。オンラインで搭乗手続きは済ませてあるので、事前に発行されたチケットを準備。係の方が海外の方で少し緊張しつつ、窓口へ向かいます。パスポートとチケットを渡すと、「Can you show me the eTA or something?」的なことを聞かれます(ニュアンス)。eTAが観光ビザ関連の単語だと思ったので、とりあえずビザ申請レターを渡すと、チラ見で「OK」と言われました。ビザ無し渡航を防ぐためのチェックかな?言われるがままスーツケースをベルトコンベアに乗せ、すぐに預け手続きは終わりました。「"You don't need to pick up your baggage at Calgary."」と言われ、そこでスルーバゲージと初めて知りました。

保安検査から搭乗まで

 ポンコツにしては、ここは比較的スムーズに行けたと思います。保安検査で鞄が引っ掛かったものの、パソコンを出して再チャレンジすることでなんとかなりました。やっぱりリチウムイオンバッテリー搭載物は分けた方が良いですね。出国審査もパスポートをスキャンすれば即完了。中で充電スポットも見つけられて一安心です。搭乗案内が出るまで、ぼんやり人の往来を眺めました。

空の旅①成田→カルガリー

 LCCあるあるなのでしょうか。異様に機内のライトアップがムーディーで戸惑いました。席はトイレ・非常口の前、かつ真ん中ブロックの左端です。荷物が多いため、機動しやすい位置を選びました。ちなみに人の往来は多いので、気になる人は避けた方が良いです。ただ、足はめちゃくちゃ伸ばせます。


ムーディーな機内



 機長からの挨拶と共に出発。某ネズミーランドの添乗員さんかのようなテンションで爆速ジョークを言っていましたが、ほとんど聞き取れず。多分、「4/6の18:30に出発して、4/6の12:00に着くんだぜ!タイムスリップだ!」的な事を言ってました。あとは知らん。

 出発して1時間ほどしたころに、間食が貰えました。水だけ貰うと、「プレッツェル美味いよ。食わないの?」と隣席の恰幅の良いおじさまに話しかけられ、暫し歓談。日本人の妻の里帰りに着いて来たんだけど、仕事のために自分だけロスに帰るんだと言っていました。日本で撮った写真や、自分の飼い犬の写真を見せながら解説してくれます。多分1時間は喋ったかな。喋ったと言っても相槌挟む隙も無いくらいだから、ほぼリスニング。「ホキが好きなんだ」ってずっと言っていたのですが、なんのことか全く分からず、愛想笑いでどうにかしました(ホストファミリーにケロウナを案内してもらっている途中、スタジアムの前で「Hockeyの試合がたまにやってるよ」と言われてようやくおじさんが好きだったのは「ホッケー」だったと発覚)。

 出発から3時間。機内食です。チキンとパスタからチキンを選択。パンが主食かと思っていたら、まさかのチキンの下にご飯もあって驚きました。すでにパンを食べ終えていたのですが、貴重な日本米を食べる機会なので、なんとかお腹に押し込めます。おじさんは焼き鳥丼をコーラと共に食べていて、謎にアメリカを感じました。


1食目

 そこからは爆睡。睡眠は得意なので、即寝落ち。機内食のトレー回収をされているのにも気付かず。3時間の爆睡です。なんなら夢まで見ました。よく寝た。

 機内が騒がしくなってきて起床。2回目の機内食です。いや、さすがに食べれねぇ……なんて思いつつも、おかずだけは完食しました。パイ?っぽいのはおじさんが要るというので食べてもらうことに。ちなみにおじさんは、またコーラ飲んでた。


2食目

 ここからはトランジットの対策タイムです。事前にスクショしておいたカルガリー空港情報を頭に叩き込み、ビザ発行の際の注意点もしっかり読み込みます。最悪を想定して、乗り過ごした時用の英文も頭に入れていました。というか、この段階ではもう次の便に乗せてもらう気満々でしたね。あとここでSIMカードの入替も行いました。

 なんだかんだ書類を読んでいる内に、外も明るくなってシートベルト着用サイン点灯。着陸。さて、猛ダッシュするかと立ち上がり、荷物を取った私に、おじさんがニコニコの笑顔で「Good luck!」をくれました。慌てすぎてオウム返しにしちゃったけど、絶対「You too!」って言うべきだった。反省。ちなみにおじさんの手にはコーラが。いや、マジでどんだけ飲むん。

入国審査

 さて、猛ダッシュです。飛び込んだキオスク端末がパスポートを読み込んでくれなくて「!??!」ってなってたら、まさかの「It doesn't work」の貼り紙が下に落ちてました。やめてよね!そういうの!!しっかり貼り紙を貼り直してから、別のキオスク端末に移動。ArriveCAN登録のおかげで1分ほどで登録が完了しました。謎にレシートが2枚出てきたのでそれと一緒に入国審査官のもとへ。

 カルガリーの入国審査官はワンオペなのかな?1分ほど並んでから、審査官に呼ばれます。パスポート・レシート・チケットを渡すと、ビザの申請レターを出せと言われて、提示。チラ見の後、「Eに行け」と言われました。アルファベットってことは、荷物受取レーンだよな……?でもスルーバゲージのはずだし、彼が把握出来てないんだろ。なんてガン無視で出口に行ったら、おじさんに「え、Eってあっちだよ」と言われました。まさかの「E」=移民局でした。ごめん、審査官さん。英語出来ない私に好意でアルファベットで教えてくれたんだよね。本当にごめん。そして移民局へダッシュです。ちなみに謎レシートは、ここで回収されました。この時点で12:30。13:50がデッドラインなので、「え……もしかして間に合っちゃう?」と欲が出てきます。

ビザ発行

 せっかくダッシュしたのに、目の前に3人日本人の方が並んでて、非常に焦りました。とりあえず番号札を取って、暫し待機。前の男の子がバイオメトリクス認証系のトラブルによって時間食ってるのを横目にドキドキの待ち時間です。3つ窓口があるのに、2つしか稼働していなくて、カナダみを感じました。

 番号を呼ばれ、審査官のもとへ。何かを言われる前に、パスポート・チケット・レシート・申請レター・バイオメトリクス認証レター・残高証明書・ホームステイ先情報を差し出します。「チケットは要らねぇ」って投げ返されて怖かった。けど残高証明書見た途端、「ああ、ありがとね」って態度が和らいだので、きっと悪い人ではないんだろうなという感じでした。質問はほぼ無し。期間を聞かれて、「Co-opでしょ?」「その後残る気は無いんでしょ?」「てか、アルコール類持ってないよね?」で終わりでした。いいのか、それで。

 この時点で13:00。まさかのビザ発行が終わりました。内容に問題が無いか確認して、素早い手続きに心からの「Thank you」を。まさか本当に間に合うとは。ちなみにその段階で移民局に20人弱は居たので、マジでダッシュしてよかった。最後尾だったら、絶対に間に合っていなかったと思います。

カルガリー空港内トランジット

 出口のおじさんに「また会ったね」と言われつつ、無事空港ロビーに出ます。出てすぐ水場?的なのからめちゃくちゃ水が落ちてきてビビった。他の語学学校のお迎えの方でしょうか。日本人と見るや否や、「○○スクール?」ってめっちゃ聞かれました。

 時間があるので、モニュメント撮影。カルガリー空港では写真を撮る暇など無いだろうなと思っていたので、嬉しかったです。ここに来てやっとアジアっぽい顔立ちの人が減って、カナダに居ることを実感しました。Wi-FI接続によって、親に生存報告を。Departureの案内と国内線(A~Cゲート)の案内をもとに、2階へ上がります。チェックインカウンターはAirCANADAだらけ。それを横目に、保安検査場へ。


カルガリー国際空港モニュメント

 成田で学んだパソコンを外に出すことは実行出来たものの、今度は機内でポケットに入れたハンカチ・ティッシュで引っ掛かりました。本当におバカさん!!!普通に怒られて「Sorry…」と反省。ポンコツあるあるとして、ひとつ出来るようになると、ひとつ出来なくなる…ってのがありますけど、人に迷惑かけるのは良くない。頑張らなきゃ。

 国内線なので、出国審査は勿論なし。とりあえず荷物の整理をしようと思ったら、めちゃくちゃ車椅子専門エリアに留まっていて、これまた空港の人に怒られる。本当にごめんなさい!!!すぐに退いてめちゃくちゃ謝ったけど、絶対日本人に嫌なイメージ持ちましたよね。本当に申し訳ない。

 結局、搭乗案内開始まで20分くらいは余裕がありました。その間はディスプレイでやってるニュースを流し見。どうやら日食があるらしいという情報を仕入れました。

空の旅②カルガリー→ケロウナ

 正直、ほとんど記憶がない。乗り込んだ時の添乗員さんが、めちゃくちゃ和田彩花さんに似ていてビビり、離陸後に数枚写真を撮った後は、爆睡かましました。多分めっちゃ景色綺麗だったはずなんだけど、眠気に勝てなかった。着陸用のシートベルト着用案内で目覚めました。


窓からの景色

ケロウナ空港からホームステイ先へ

 国内線なので特に手続きも無く。結構長い距離を歩いて、荷物受取場まで行きます。暫く待つと荷物が流れてきたので、一安心。取り上げて、親に再度連絡します。ちなみに片方新品のスーツケースだったのですが、持ち手のスライド?部分が歪んだらしく、引っ張り上げるのに物凄い力を必要とするポンコツスーツケースに成り果てていました。ポンコツ同士お似合いだね。

 語学学校を通じて申し込んだタクシーが来てくれているはずなので、一度外に出ます。が、まだ時間が早かったらしく見当たらなかったので、一度空港に戻って両替機を探します。狭い空港なので一周するも見当たらず、もしやと職員さんに聞いてみると、「ここには置いてないの…」と。いや、そうだよね。大きい空港じゃないと無理だよね。一応カルガリーの待ち時間でも探したのですが、ユーロ系の両替機しか無かったんですよね。

 とりあえず職員さんに「クレジットカードはあるので大丈夫。ありがとう」と伝えると、「銀行行ったら出来るから、それまでの辛抱よ!」と励まされました。てかこれ、荷物ピックアップ前にやればよかった。めっちゃ動くの大変だった。またポンコツ出ちゃってるよ。

 時間になったので外に出てみると、タクシー発見。ただし、中に運転手さんは居らず。向こうはこちらの便を把握しているので、もしかしたら私が両替機を探している間に入れ違いに……?一旦待機してみると、やはり空港の中からサングラスのそれっぽい男性が手を挙げて出てきました。本当に申し訳ない(n回目)。

 「もしかしたら迷ってるかと思って!」と言われ、両替機を探していたことをたどたどしく説明。笑顔で大丈夫と言われてホッとしました。車内ではラジオがかかっていて、そのジングルがFM802のものと酷似していて驚き。そういうものなのかな?20分で着くよと言われ、あとは景色を見たりして過ごしました。こういう時に粋な世間話が出来る英語力を付けなきゃと思いますね。質問してもすぐ会話が終わっちゃうのをどうにかしなきゃ。

 「もうすぐ着くよ」と言われ、現金が無いからチップを払えないと説明。学校からの申込だから要らないんだよと言われたものの、空港でうろうろさせて申し訳なかったので、日本から持って来ていたシュガーサンドを渡しました。喜んでくれてよかった。

 そして、ようやく!12時間越えの旅程を終えて、ホームステイ先に到着!!メールで何度か連絡は取っていたホストマザー、そして噂に聞いていたお子さんと初対面です。とっても優しいお母さんという見た目で、安堵。軽い挨拶を済ませ、タクシーの方が荷物を中に運んでくれて、なんとか旅が終了!!という感じでした。

まとめ

 総じて、沢山の方にご迷惑をおかけした旅でした。でもその分、良いように言えば、沢山の方のご厚意にも触れた旅でした。ただ、ご厚意はご厚意。本来なら自分がちゃんとしなきゃいけない場面です。ポンコツなりにイレギュラー対応は頑張りましたが、そもそももっとイレギュラーを起こりにくくしなきゃな。というか、イレギュラーが起きても大丈夫な設定を心がけなきゃなと反省しました。

 それでは次回。「ケロウナ散策・やっぱり任天堂は偉大だったの巻」でお会いしましょう。

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