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SDGsのありたい姿と現実

3月になりましたが、暖かい日と寒い日が行ったり来たり。
マフラーを付ける日とつけない日の判断を見誤り続けています。
石田愛奈です。


さて、先日、友人がフラワーアートアワード
作品を出展していた記事を投稿させていただきました。
その時に友人とLINEをやり取りしながら、
SDGsについてとても興味深い反応があったので、
そのことについてお話しします。

あなたの考えるSDGsは何ですか?

SDGs、サステナブル、エシカルなど、
ここ数年でいろんなところで耳にするようになってきましたが、
SDGsについて語れる人はどれほどいるのでしょう。


SDGs

SDGsってそもそもなに

SDGsって何ですか?と聞かれて正確に答えられる人は
日本ではなかなか多くないのは事実です。

SDGs = Sustainable Develoment Goals の略であることは
ご存じの方も増えてきましたが、
その中身についてみなさんは自分の言葉でお話しできますか?

国連がする定義は下記です。

持続可能な開発目標(SDGs)とは、すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。

国際連合広報センター

なんだか難しいですね。
私はどう捉えているかというと、世界中の人々が公平で平和に、そして、我々の後世にも地球が長く繫栄し続けるために必要な活動のこと。
そして、それには17種類の目標があること
、そう考えています。


まだまだイメージが先行している実態

友人の作品が廃棄ゴミと花を融合させたアートでした。
ちょうど、花の廃棄問題に関して
仕事で触れる機会があった私にとっては、
まるで、地球環境問題の縮図のようなアートだなと感じました。

花と廃棄ゴミの融合アート


友人のメッセージは何であれ。
今はゴミではない「花」も、
やがてこの廃棄ゴミと同じように枯れてゴミになってしまう。

私にとっては、深く考えさせられる作品だったので
率直にそのことを伝えた時の友人の反応が
私にとってはとても印象的でした。


SDGsは嫌いだ。そう言い放った友人の真意

個人的にはSDGsは嫌いなんだけど、環境問題には取り組みたい。

友人の言葉

意外な回答でした。
理由を聞いて返ってきた返事が以下です。

胡散臭いから。
本質的には素晴らしい取り組みなんだけど、
それに取り組むふりしている企業が大多数で
胸にバッジ付けときゃいいと思っているから。

友人の言葉

なるほど。
こういう印象なんだとしたら、SDGsが嫌いな理由は理解ができます。


小さな芽

私の周りにはSDGsに関して、大きなことではなく、
自分にできる小さなことでいいから、コツコツと真剣に取り組む方々がたくさんいます。

なので、友人が言っていることを、ここ最近感じていませんでした。
ただ、SDGsを知り始めたときは、私も同じようなことを感じていたことも思い出しました。
そしておそらく、そういった前提の方々が今もいるのもまた事実。
もしかしたら、その人たちのほうが、マジョリティなのかもしれない。


実際に調べたわけではないので、真相は不明ですが、
ワールドスタンダードと比較したら、日本にSDGsが浸透していない理由は、
こういった部分にもある気がします。

だからこそ、コツコツと、ビジョンを掲げ、
できることから、個人が取り組んでいくことが大切だと気がつきました。


自分にとってのSDGsを取り組むことの大切さ


友人の言葉を受けて私も改めて考えました。
SDGs取り組もうという具体的な行動はたくさんあります。

でも、その行動に自分の想いがのっていないと全く意味が変わってきてしまうのです。
これも、また友人の印象的な言葉です。

SDGsとカテゴライズすることに何の意味があるのかは僕にはわからない。
すべての項目を満遍なくやっていても、自分の人生だけでは足りないのだから、俺はこーゆーのが問題だと思うんだ!という個人の問題意識を各々が自ら取り組めばいい。
「みなさんもこれに取り組みましょう」ってやり始めるといきなり宗教感がでてきてしまう。

友人の言葉


各々が考える SDGs

この考えは一理あります。

私たちが生きている間にSDGs問題が解決し切るということはありません。
だからこそ、問題に取り組み続け、そのバトンを自分のたちの後世に渡し、
未来の子どもたちのためにできることを各々がやり続ける。
そしてそれが当たり前のとなる文化を作る。
それがSDGsの本質なのでしょう。

だとすれば、あなたが思う解決するべき課題は?
未来の子どもたち、地球にできることはなんでしょう?
さあ、今あなたの頭に思い浮かんだことから取り組みましょう。
それが、SDGsに必要なことです。


私は、SDGsに興味を持っていない人が、何気なく手に取ったものが
SDGsに訴求できるような商品で、
誰かにとってのSDGsのきっかけとなるような、
そんな商品を多くの人に発信することでSDGsに貢献していきます。

そんな商品については、また今度お話ししますね。


今日もワクワクな1日を*
*ainitch*
石田愛奈/Aina Ishida

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