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梨木香歩『ほんとうのリーダーのみつけかた』

群れのコミュニケーションの大きな柱は、やはり言葉なのです。もし自分の気持ちと違う言葉を言ってしまった、と思ったら、できるだけ早く、そのことを相手に伝えた方がいい

正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。社会を愛する気持ちと反対のことではないのです。客観的な目を持つ。つまり、そういう視点から自分をも見つめる、筋肉のようなものをつける。その目は自分をよく見ているから、自分にできないような無理な要求はしない。

敗者であることに向き合うことの奥深さに比べれば、勝者であることなんか、薄っぺらいことです。

コミュニケーションって難しいなぁ!
って思うけど、だからといってやめてはいけないということか。

発言で場をまとめたりすることに長けてはいないけど、その方面では、勝てないというだけ。全面的に敗れているわけではない。
その得意でなさを直視して、少しずつましにしていくのだ、ということかな。

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