見出し画像

もうすぐ慣らし保育。離乳食をあまり食べないけれど、大丈夫?

11ヶ月になる娘がいます。4月から保育園に入るのですが、離乳食をあまり食べない&おっぱいマン&哺乳瓶拒否です。
今からでも離乳食を食べてもらえる方法とか、「こうしたらいいよ-」ってことがあったら教えてください。

Instagramフォロワーさんより

普段ご自宅では母乳育児をしていて、保育園で娘さんが「食事と水分をしっかりとれるかな」と心配。入園までの間にできる対策はないか、とご相談がありました。

妊娠期間中を合わせたら2年近くもの間、側ですごしてきた我が子。
保育園に入園して、日中を離れてすごすときに、「ちゃんとごはんが食べられるかな」「ちゃんと水分がとれるかな」と心配になるのは、当然のことです。

「おっぱいマン&哺乳瓶拒否」は心配しなくても大丈夫です。


生後11ヶ月で哺乳瓶が苦手な子には、保育園ではコップで水分補給を試してくれます。赤ちゃんはとても賢いので、いつも授乳をしてくれるママがそばにいるときには母乳を欲しがり、哺乳瓶や粉ミルクを拒否します。けれど、ママが近くにいないことが分かっていると、哺乳瓶やコップで粉ミルクを飲むことも多いものです。
通常、慣らし保育では、赤ちゃんの水分摂取量が確保できるように、保育時間を徐々に増やしていきます。

<慣らし保育の保育時間の例>
1日目:ママと一緒に保育室で1時間すごす
2日目:子どもだけで保育室で1時間すごす
3日目:子どもだけで保育室で2時間すごして、おやつ(+水分)を食べる
4日目:子どもだけで保育室で3時間すごして、おやつ(+水分)と給食(+水分)を食べる
5日目:4日目と同じ

仕事復帰前後の授乳の注意点については、こちらの記事にもまとめてありますので、ぜひ合わせてお読みください。


「離乳食をあまり食べない」ので、「今からでも離乳食を食べてもらえる方法」を知りたい。


ということですが、ご自宅では「離乳食をたくさん食べられるようにしなきゃ」と思わずに、娘さんのペースで食事をすすめて良いと思います。
「離乳食を食べてもらいたい」という気持ちが強いほど、母乳を制限したり、授乳を渋ったりすることが増えてしまうのかなと感じます。
授乳は栄養摂取だけではなく、「気持ちを安心させる」役割もとても大きいものです。保育園入園前の今の時期だからこそ、「ママがそばにいるときには、ママはおっぱいを飲ませてくれるんだ」という安心感が大切です。
それが心の支えとなって、保育園でも安心して過ごせる力になるでしょう。

保育園には、保育士さんや栄養士さん、調理師さんなどの専門家が揃っています。その子にとって最適な状態の離乳食を工夫して食べさせてくれます。「離乳食は、保育園の先生たちと一緒にすすめていけば、大丈夫」と、ぜひ肩の力を抜いてみてください。
実際、他のお子さんが食べている姿をみて、離乳食をたくさん食べるようになる子は多いものです。

新しい生活のペースがつかめるまでは、親子ともに戸惑いが多いでしょう。そんな時に、「授乳をしてホッと一息つく時間」があると、お互いに心がやすまるでしょう。
ぜひ、おうちでの授乳の時間を、ゆったりとした気持ちで楽しんでみてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
助産師hana【子育てを安心であたためる】

妊娠出産・子育てを、安心して過ごすための情報発信をしています。
フォローしてぜひお読み下さい。


この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?