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2023年振り返ってと2024年

2023年を一言で表すと

「あっという間」の1年だった。
これまで止まっていたもの、緩やかに動きはじめたものが一気にスピードを上げて、束になってやってきた感じ。
一つ一つ喰らいついてったらあっという間に年の瀬になってた。大変だったけど、すんごい刺激的な1年になった。

印象深い出来事

人は出会った人の数だけ磨かれる

仕事は年度終わりにまたまとめるから一度置いといて、1つはキャリア教育コーディネーターの養成講座を受けてて、ある高校の実践を目の前で見れたことが一番かな。
そこの先生は生徒たちに3年間でどうなってほしいか目的を決めてカリキュラムを組んでて、この学年ではこれをやって、という感じでもう10年近くやられてるって話で、その中に入り込ませてもらえて「自分が受け持った子たちにはどうなってほしいか」とか改めて考えさせられた。自分が教科の授業で受け持つのも、もちろんその科目を履修しました、ってレベルには達してなきゃいけないのは前提としても、生身の人間が授業をする理由って何よって話で。やっぱり人間同士のぶつかり合いで得られる感性や刺激って間違いなくあるし、それを経て人間は成長、成熟するじゃない。生徒たちだけじゃなくて自分も。
やっぱ教員として、もっと言えば人生の先輩、人間としてどうありたいかって考えるいいタイミングになった。

「追いかけたくなる背中」

まちづくり関係なら、刈谷のある地区の勉強会を約1年間サポートしたのもすごくいい経験になった。
まちづくりコーディネーターとして初めて受けた依頼だったから右も左もわからない状態だったけど、過去の自分の経験でできることからやってみよう、ってところから始まった。地区の大人が住民の暮らしを良くするために何ができるかを考えて、それを実行するまでやったのが本当にすごいと思った。こういう大人の姿を子どもたちに見せたいよね。普段の暮らしの中でこうやって大人が動いてんだ、ってのは見せるべきだと思った。
あとは一緒に組んだ人が大先輩だったのもあって学びがすごく多かった。バックボーンがとんでもない人ってのもあるんだけど、どう考えているかとか、自分には圧倒的に足りない部分がある。経験をもっと積みたい。
それと番外編だけど。。。市長さんに自分たち(まちコカフェ)の説明をしたこと、か。すんげえ緊張したけどいい経験になったかな。

一番刺激をもらえるのは同級生

とはいうものの、一番刺激になるのは同級生の活躍だなって年始に思った。年明けに5年以上振りに中高の同級生とご飯行って、その子は去年から執行役員になってた。実家が自営業ってわけでもなく、就職した会社(100人規模の全国区の中小)で。超刺激だよ。前から彼の努力は知っていたつもりだったけど、ここまでやるなんて、って。「正月休みという概念がないし成果を上げないと」みたいなこと言ってたけど、それが彼本人の性格的な部分かと思えば、役職的な意味もあったとはね。
まあジャンルも土俵も違うし、勝った負けたがあるわけでもないし、単純比較できるもんじゃないけど、自分も負けられない。

刈谷のまちづくり活動について

まちづくりコーディネーターとして去年から活動してて、さらに「共存・協働のまちづくり推進委員会」にも委嘱された。委員会は市長の名前で辞令をいただいたし、最初は周りは大先輩だらけで「とんでもないところに来たなあ」って気分になったのは事実。
こうやって「まちづくり」について、ある意味市のお墨付きをもらった以上、あらゆる「まちづくり」を味わいたいし、現場を見てみたくて。コーディネーターの派遣依頼も可能な限り引き受けたし、刈谷市のまちづくり推進課が名城大学の建築系の研究室と一緒にやってる「カリマチ会議」や、お隣の知立市のまちづくりワークショップにも参加した。
その中で、これまでやってきた「まちづくり」と、飛び込んでみた二つの「まちづくり」は少し意味合いが違うことがわかって、前者は市のために活動する「人」や「団体」にフォーカスしてて、後者は「空間を用いて社会課題を解決すること」、これはカリマチ会議の講演で出てきた定義なんだけど、対象が違うんだなって。
元はと言えば後者の定義が一般的な使われ方だとは思うけど、そういう場で活躍する人を支える、つなげるのが前者なんだなと。別部門だけど、互い必要なこと。まちづくりコーディネーターの養成講座で出会った人と企画を1つやれたのも楽しかったし、その人からも「若い人と一緒に何かできることで勉強になる」って言われて、自分自身もすごく学びになってる。これからもいろんなことやりたいし、いろんな場に出られたらいいなと思ってる。

2024年は関わるものを1つでも多く

仕事でもまちづくりでも、関わるものを1つでも多くしたい。その中でもっといろんな刺激を受けたい。
「具体的な目標を作るといい」ってこないだ勤務先の講演会で聞いたからそれに基づくと、一つ目はまちコの派遣依頼3件は受けたい。前と同じ数だけど、仕事が忙しくなるのを含めての数だからこれが現実的かなと。
あとは別の地域に行ってその現場を2つはこの目で見たい。仕事では教育実践も取り組みたいことはもちろん、他地域の実例で刈谷に実装できるものがあれば、実装してみたいよねって考えてる。
5年前みたいに刈谷の人との繋がりが全くないわけでもないし、「こういうの面白そうじゃないっすか?」ってお互いに話せる人たちができたのはこれまで動き続けた結果だし、一緒にまちづくりのことができる仲間がいるのは心強いんで、互いにいい思いができる関係でいたい。刈谷にもいろんな資源があるんだし、くっつき方次第でより面白くなるんじゃないの?って思ってる。
自分が関わってることでも、例えば「○○をしたい」と考えてる人がいて、それを空間を使って実際にお店をやってみる。カリマチ会議では「何かしたい」人のチャレンジを支援するような空間「カリマチ広場」を市役所の前の公園に設置したわけだけど、そこで何か試してみて、実際にやりたいけど資金はどうする?となったら「夢ファンド」という市民活動の補助金を使ってもらう、のも良いんじゃないかって。せっかく市内の企業さんだとかも出資してくれてるわけだし、使わない手はないなと。

自分は市の職員ではないし、まちづくり関係の企業・法人の人間でもない。
多少繋がりのある一般市民だけど、生まれ育った刈谷市に愛着があるし、刈谷には「何もない」だの、大企業ばかりが目立ってるだの、そう言われるのはやっぱり悔しいわけで。
いろんなことが巡り巡って関わらせてもらってて、他の地域が盛り上がってる、すげえ人がいる、ってのは嫌でも目に入ってくるし、耳にするしで、負けらんない!盛り上がりが足りない!そんな競争意識が自分の根底にあるのは確かだ。
だから2023年は自分にとって、刈谷市が少しずつ変わっている実感を感じられた1年になった。自分のやってることをお世話になった人や友達、知り合いが見ていてくれてるのは嬉しいし、それよりも「刈谷ってこんなことやってるんだ!」と言われるのが実は一番嬉しかったり。
今年はいろんな人を巻き込んでいきたいし、そこから新たな刺激を生みたいし、何より自分自身がどんどん変わっていく刈谷市に関われることを楽しみたい。

今年も刺激的にいく!以上!


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