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ウソ美談を量産する方法を発見したぞ!の巻

陽気なルネラジ

こう書くとネズミ講じゃねえか、と思うかもしれませんが…(山梨の国王こと、髭男爵の)山田ルイ53世による木曜シンラジオがスタートしましたね!

https://www.bayfm.co.jp/program/radio/

この時間帯は、31年間続いてきたTHE BAY LINEという千葉県民馴染みの番組を終わらせてしまったことでえらく不評で、一番話題になっていたのが「パーソナリティー コロナ陽性で初回から代打」「火曜も陽性で代打だったが、代打が芸人ラジオのノリでやってしまい大炎上」でして、冗談では済まされないほど最悪な状態でした。
水曜日のAMのレジェンド、関根勤でどうにか普通の感じにもっていけたくらいだったので、「文化放送なのに、文化放送で放送されずポッドキャスト(ルネッサンスラジオ)に幽閉されている男爵で大丈夫なのだろうか」と不安でした。

なんてことない、陽気なルネラジでした。
陽気とはいったところでいつもの男爵なので、あいまいなコンセプトの番組や、しっかりしてほしい局に対しては毒は吐きまくっていましたし、爆弾発言も多数ありました。

「半年で終わらせるぞ!」というのは冗談だと思うのですが、本当に半年で終わったら「グッとラック!」月曜コメンテーターより早く降板してしまうことになってしまうので、それは避けていただきたい…。それ以外の詳しいことはタイムフリーで。

さて、番組内では面白そうなコーナーが多数あります。

・「この程度ですんでよかった」:ひどい目にあったけれども、よくよく考えたら最悪でもなく、この程度でよかったわー、となるエピソードを紹介してほしい

・「パワーないスポット」:世の中にはパワースポットがありますね。富士山とか。ただ、パワースポットに行けるひとはすでにそこに行こうという実行力や体力があるわけで、すでにパワーが有り余っているのではないか?パワーの無いスポットに着目してもいいのでは?という場所を男爵・ミラッキさんに教えてください

・「○○やってみなかった」:長い人生、いろいろとやりたくてもやれなかったことの方が多いんじゃないのでしょうか?ダイエットはNGです(実際には、やったりやらなかったりしているので。テーマ的にも、これは強いエピソードでないと読まれないとは思う)なので、結局やらなかったわー、ということを募集しています


ですが、一番注目度が高いのは「トラットリアUSO-BIDAN」ではないでしょうか?

世の中、美談があまりにも多すぎるのですが、結構な割合でウソなことも多くあります。

例えば、江頭2:50さんの名言とされているものは半分近くがウソですし、何なら当人が「ウソだと言ったら出演がなくなった」と言っていました。

https://www.j-cast.com/2020/02/05378853.html

橋田壽賀子さんに粗相をやらかしいいともを追放されたり、男性器を出してしまいムチャクチャ受けていた「めちゃイケ」での収録が完全にお蔵入りになったような人が、人生の真理を付く、というところにみんな騙されていたのでしょう。自分も騙されていたので他人事ではないのですが。

なので、それっぽいウソを送るというコーナーです。

まずは美談の方向性を考えてみよう

美談というのは、たいてい4つのジャンルに分かれるのではないか?と思います

・ほっこり系:いい気持ちになりやすい、日常で困っていた人を助ける
・スカッと系:胸がすくような行為、イヤな奴にこそイヤな成敗を
・実在人物系:実在している人物のウソエピソード
・架空人物系:存在しない人物のウソエピソード

美談というのは、要はAVにおける「精液」ではないか?と思うのです。

AVでよく精液をなめて「おいしい」と言うシーンがありますが、実はあれはバナナのドリンクをそれっぽく見せているだけなのです。(と以前どこかの本で読んだ)

本当の精液は苦くて、目に入ったら失明するほどですし、量もあんなに出ないですから。中に出す、といって本当にはやっておらず、疑似のやつを入れて、膣を開ける…まあ、本当にやっていたらあれこれ大変ですからね。

現実ではそうじゃないからこそ、人は美談を嘘でもいいから求めているのではないでしょうか?


設定を詰めていこう

次に、キャラクターです。ここは大事になってきます。それぞれのジャンルには、必要不可欠なキャラクターが出てきます。

ほっこり系

・子ども:具体的に年齢や特徴があった方が良し。そこから、他人の子なのか、親戚の子なのかと分類もできる

・シチュエーション:公共の場であったりとか、田舎に帰った時、はじめて学校に行った時とかが主になると思います

・ほっこり人物:ここで、大事なのが「誰の行為が」ほっこりするものであったか、胸を打たれたか、という気持ちを語っていくことが大事です。ウソですが

・おばあちゃん:おばあちゃんが一番大事といえるでしょう。なぜおばあちゃんなのか?これは、幼き頃からのび太の結婚前夜みたいなおばあちゃん像を刷り込まれているからなのではないでしょうか?現実には、全員が全員そういうわけではないし、中には嫌なやつもいますが、やはり「フィクショナルおばあちゃん」というのは非常に強いのです。斎藤雅樹が阪神戦で登板したり、松井秀喜相手に遠山を投げさせたり、リリーフでサファテを出すくらいには堅く、強いのです。

・外国人:Twitterで人気のある外国人あるある!まず「こういう誤解があった」系!「日本が素晴らしい・こういうところが大好き」系!「日本語は複雑だけど面白い!」系!「日本食って美味しいね!」系!「日本人に親切にしてもらった!」系!

とにかく、「ガンガン褒められて気持ちよくさせたい」というところだけを押さえればOKです。ただし、ウソ外国人は愉快な白人・愉快な黒人の若者のみとなります。だって、それ以外のキャラクターの動かし方がわからないから…

スカッと系

・若い人:これは、2パターンあって「迷惑をかけている」「困っている」です。ただし、薄っぺらいとオーディエンスに響かないので、どういう感じで困っているのか、どういう感じに嫌なのか?これはバリエーションはいろいろあると思いますが、組み合わせていきましょう

・オジサン/オバサン:これもパターンがあり「ニタニタしている」「嫌味たっぷり」「ケチをつけている」という悪玉から、「若者に理解のある感じ」「実はスゴかった」という善玉でいけます。

・おじいさん:これは「迷惑おじいさん」一択です。近所に迷惑行為をやっているおじいさん、少なからずいると思うのですが、せめてそいつに報いてスカッとしたい(物理的なのはダメよ)、という気持ちを出していきましょう

・シチュエーション:これも、公共の場でありますが、大事なのは「ありそうな」ことを書くことです。例えば、スーパーでいちゃもんをつけた客に、若そうなヤンキーがなにか一言を言ったであったり、迷惑行為を止めた、嫌なことを言われたがこう「うまくいってやった」というところが大事でしょう。


実在人物系

・ギャップ:なぜ江頭2:50の名言とされるウソがあれほど広まったのか?それは、過激な芸が嫌われていたからでしょう。彼も、後に映画本を出したり、YouTuberとして活躍していますが。

なので「嫌われている人は実はいいこともやっていた」というウソ美談はウケます。ウケる要素しかない。

例えば、品川祐で一本作ってみましょうか。彼は、一時期天狗になっていた時期があり、「アメトーーク」で有吉弘行から「おしゃべりクソ野郎」と言われて以降、彼の築き上げてきたものは崩れ去り、映画やったり漫画原作をやっているけどイマイチパッとしなかった。例えば、そんあ彼が有吉の結婚式に呼ばれ「あの時はごめんな」と言われ、大号泣した。

どうでしょうか?いい話でしょう?ウソなんですけども。

これを「不良が捨て猫の世話」理論と言います。漫画でありがちなのですが、ワルだと思っていた不良や、嫌なやつが実はいい人だった、というエピソードはみんな大好き。伊集院光が、かつて「不良がよくなることで評価されるのであったら、優等生は損じゃねえかよ」と言っていて、それはその通りだし、そのせいで三村社長に嫌われて朝のラジオを追われてしまったのですが…閑話休題。

ともかく「ギャップ」が大事です。「イヤな奴がいいことをやっていた」「とっつきにくいと思っていた人が、いいことをやっていた」これがウケる!

架空人物系

これは「アフリカのことわざ理論」でいきましょう。よく、海外で「アフリカのことわざ」として出回っているものが創作だった、ということが多くあります。人々が実はアフリカのことをどうでもよく思っていて詳しくないので、そこらへんのところを突かれた行為なのではないでしょうか?

元に、岸田総裁が引用した「アフリカのものとされていることわざ」は、「元とされる発言はイギリス人のものだったが、アフリカである可能性もあるかもしれないため、まだ検証中」だったことが分かっています。

例えば、「ガボンのことわざ」「ブルキナファソのことわざ」「モザンビークのことわざ」と書くだけでそれっぽくなりますよね?

完全に人物や内容を0からてっちあげるのは難しいので、実在する史実・実際にはある名前・実際にある国の「それっぽい」ことを書くだけでウソ美談を量産できます。

みんなも、ウソ美談を送ってみましょう!(ただし、悪用厳禁ですし、意図的にやるのは絶対に駄目ですが)

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