生まれる疑問「お忍び」

新元号「令和」の発表が行われてからというもの、その単語を目にすることがない日はほとんどなくなったように思います。

人生において、数回しか体験することのない改元は、やはり大きなイベントのようですね。

さて、新時代の幕開前にあるもう一つのイベントが、今上天皇の生前退位です。両陛下や皇族の皆様の動きも、マスコミで取り上げられる回数が以前より増えていると実感しますね。

そんな中「両陛下がお忍びで皇居外散策」というニュースが気に留まりました。

さてそこで気になったのですが、この「お忍び」とはどのように使われているのでしょう。

御公務でないのはもちろんその通りですね。お忍びと言うからには、マスコミが簡単にキャッチできては意味がないと思うのですが...。散策の途中をカメラで撮影くらいであれば、両陛下が外にいる情報が巡り巡ったとして納得です。しかし、皇居の門から出られるところを、バッチリ撮影できていることに違和感が拭えないわけです。

こういう特別な時期ですから、マスコミが門を張り込んで情報をキャッチできるようにしていたのか、はたまた退位に向けた広報のような活動なのか。私には分かりかねるところですけれど...。

本当に「お忍び」であるなら、象徴とはいえ報道するのも疑問ですし、何かしら意味があるなら「お忍び」とも言えない気がします。

こういう引っかかりがあるのは、私だけでしょうか。

しかし何にせよ、陛下の退位まで日も少なくなってきました。私も平成生まれですから、初のイベントです。いち日本国民として、その日迎えたいと思います。



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