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物言わぬモノの饒舌さ。映画「ギフテッド」

映画「gifted-ギフテッド-」を観た。

モノの使い方が素晴らしくおしゃれな映画だった。

ピアノの演奏で泣くことはあっても、誰も弾いていないピアノの姿に涙が出てきたのははじめてだったし、
図書館でふと写り込んだ張り紙に心が激しくざわつくのも、
ガールスカウトのベストにこんなにうれしくなるのもまたはじめてだった。

モノが雄弁に語る映画だった。

101分はその時間感覚の何10倍も深い時間になったし、より一層感情がぐるぐるした。

映画「ドリーム」で数学者として宇宙計画を支えた女性を演じたオクタヴィア・スペンサーが、主人公の数学の天才児メアリーの親友として登場していたことにも鳥肌がたった。
メアリーの未来に夢を感じさせる、なんともおしゃれすぎる配役!と考えるのは、考えすぎなのだろうか。


ちなみに、“天才”を育てる映画が、私は結構好きかもしれない。
ちょっと前に見た「僕と世界の方程式」もそうだし、「ボビー・フィッシャーを探して」も大好きな作品。
#映画に恋して

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