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デザイン解剖#60

今回はアルコール度数0.5%で話題の"ビアリー"サイトMVを分析します!

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文字まわり

フォント:メインコピーに明朝体を使用。
ウェイトの低い文字を使い、文字間も広めにとることで軽やかな印象に。

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文字右側:「選択肢」「誕生」「New」グリッドが揃っていることで整った印象

文字左側:ロゴ、「0.5%」商品名、商品説明のグリッドは揃っている
が、「微」は左側にはみ出している
=全て揃っているよりも、一部左右に伸びている部分があることで、より目立たせたい部分が目立つ?

商品名と商品説明はグリッド内に収まっていることでまとまり感がある
「Alc.0.5%」「100%ビール由来原料」は円で囲うことで、情報量がバラバラになっていない。また、"0.5""100"という数値のフォントサイズを上げることで目線を集めやすい

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Newは他の文字の中で最も大きいサイズで配置されている。
ここで規制フォントを使用していると硬い/重い印象になりそうだが、手書きにすることで軽やかで柔らかい印象になる。右肩上がりなのも軽やかさに拍車をかけている。

配置/装飾まわり

中央から左右に文字のゾーン、写真ゾーンに分かれている

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写真ゾーンは僅かに暗いオーバーレイをかけることで、白帯文字のキャプションが目立っている

写真の人物は、顔の向きが上下で交差していることでグループ感がある

文字はTBゴシック?を使用し長体がかかっているような、洗練された印象

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商品写真はほぼ中央に配置し、文字ゾーンと写真ゾーンのどちらにも被せることで、目線の導線を生んでいる

商品も、後ろの注がれたビールも左右に15度ずつほど傾いているので違和感がない

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空間が空いている部分にイラストが配置されているが、線が細く、主張が強くならないように工夫されているので、世界観を統一する一つとしてうまく作用している。

まとめ

あまりにも配置がうまいMVだったので、単体で解剖したくなって、してしまいました。う〜ん、改めて、関心するほど無駄がない。

グリッドは、整えるだけ整えたら、あとは少しズラす部分があると、見てて心地よいのだと改めて思いました。

近所のスーパーではビアリー売り切れてしまってたので、よほどの人気商品になっていると見える...!そのうち飲みます〜

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