【じじい放談Ⅱ 第8会 中華】

日本で古代国家が成立した頃は、卑弥呼の倭国(連邦・連合国家、(女王)卑弥呼を盟主(王))が人名まで分かる最古の古代日本です。 更に古く、弥生(後期)時代(西暦57年)に「倭の奴国の王・後漢に遣使、光武帝より「漢委奴国王」の印綬を賜る(『後漢書』東夷伝)(歴史マップ)」
その後が(西暦239年)卑弥呼で、「邪馬台国女王卑弥呼,魏に遣使。「親魏倭王」の称号と金印紫綬と銅鏡百枚などを賜る。(『魏志』倭人伝)(歴史マップ」との交流が記録されて、「漢委奴国王」の金印は見つかっていますが、「親魏倭王」卑弥呼の金印は見つかっていません。
世界4大文明の「黄河文明」、その一つが古代日本が交流した「漢(後漢)や魏」です。
村・村連合・都市・専制(君主)国家・立憲(君主)国家・民主(議会制)国家・連邦国家・国家連合(EU)など4000年前から形を変えながら「人々の希望を叶えるために国家」が作られています。
子供の頃、地図に書かれた国境が「赤い線」で引かれている信じ、友達から「そんなものは無い、海に線は引けない」と教えられ、「なるほど」と納得したものです。
 
21世紀になり、先進国では起こらないだろうと勝手に思っていたが、2022年2月にEUの隣国ウクライナで侵略戦争が起こっています。 6月になるとウクライナを支援する米国は、中国による台湾侵攻を警戒し、8月には双方が軍事演習で威嚇しています。 台湾が戦場になれば日本(南西諸島)も戦場になります。
戦争には武力が必要で、武力は戦争を考える王や政府ではなく兵士(国民)です。 「国民が望む戦争」が「ウクライナ戦争」・「(将来の)台湾戦争」なのか疑問です。
「台湾戦争」では侵略国になる中国は、古来侵略戦争を望まない国家とされて来ました。 中国は「台湾(中国の一部)民衆の武力開放」と言っています。 資本主義の導入で豊かになった中国が、台湾を開放した後、他国へ侵略戦争をしないとは思えません。

文化は戦争で簡単に壊されますが、侵略者により征服されても、「中華の文化」は4000年間も受継れてきました。 中華文明では政権交代は「禅譲」「放伐」があります。 世界が豊かになり始めた21世紀に「放伐」を目指すとは思えません。 「憲法で戦争放棄」した日本で、平和教育を受けた「じいさん」が、間近に警戒される「台湾戦争」を「知限りの中華(思想)」と供に話します。

収録 2022年8月12日
配信 2022年8月21日
ロケ地 漢那ビーチ@宜野座村

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?