【じじい放談Ⅱ 第12会 魔女狩り】

人類の進化で獲得した噂話しを信じる力、例えば「オオカミを一人で倒した英雄」が「魔法で人々を惑わす魔女」のように社会(利権た権威)を守る動きとして、異質のもの(理解できない力)への恐怖としての「魔女狩り」が始まっています。
「魔女狩り」は、『ヨーロッパ中世末の15世紀には、悪魔と契約してキリスト教社会の破壊を企む背教者という新種の「魔女」の概念が生まれるとともに、最初の大規模な魔女裁判が興った。そして初期近代の16世紀後半から17世紀にかけて魔女熱狂とも大迫害時代とも呼ばれる魔女裁判の最盛期が到来した。
かつて魔女狩りといえば、「12世紀以降キリスト教会の主導によって行われ、数百万人が犠牲になった」と言われていたが、現代では「近世の魔女迫害の主たる原動力は教会や世俗権力ではなく民衆の側にあり、15世紀から18世紀までに全ヨーロッパで推定4万人から6万人が処刑された」という説が有力である。魔女狩りの様態は時代や地域によって幅があり、様々な社会的、文化的な背景が関係していると考えられている。また、「魔女」とされた者の大半は女性であるが、その一部には男性も含んでいる(セイラム魔女裁判やベナンダンティ弾圧など)。 魔女狩りとは必ずしも過去の出来事ではなく、現代でもアジアやアフリカを中心に行われている。例えば、インドでは2000年から2019年までに少なくとも2975人が殺害された他、多くの女性が「魔女」として暴行や追放を受けているという。(Wikipedia 魔女狩り)』

魔女狩りでは、無実の人々が処刑されたり迫害されました。 21世紀に入り多くの事が科学的に説明できるようになり、魔女が人々を惑わす事は少なくなりました。 しかし、日々のニュースや報道で宗教や団体が社会から排除され信者や人々が迫害される「現代の魔女狩り」の予兆があります。
【じじい放談Ⅱ 第7会 セクト】会で話したように、宗教や団体を社会から排除するのではなく、反社会的な行為を法制化し規制するのが「法治国家の姿」です。
古くからの習慣になっている「風習」と、科学的に説明できる「自然現象や技術」、科学的に説明はできないが効果が期待できる「まじない」などを互いを排除することなく、日本文化として暮らすことが理想の社会です。

集団行動で、一人で出来ないことを成遂げて発展してきた人類は、他者と協力するのではなく他者の力を利用する知恵もあり、政治家(政党)や団体は日常的に他者と協力・利用しています。
いけない事と知りながら、自己中心的な考えで、他者との協力・利用をしてしまう、「じいさん」が「魔女狩り」について話します。

収録日 2022年9月9日
配信日 2022年9月18日
ロケ地 仲伊保の浜@南城市

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