【じじい放談Ⅱ 第25会 転売屋】

弱みに付け込んで商品販売するのは嫌なものです。 「転売屋」の話です。

『転売(てんばい)とは、買い取った物をさらに他に売り渡すこと。ネットスラングとしては転売を職業とする者を転売屋、不当に高額な利益を得ることに対する非難の意味で「転売師」・「転売厨」・「転売ヤー」(てんばいや、てんばいし、てんばいちゅう、てんばいやー、英: reseller)とも呼ぶ。 転売行為そのものの内容についてもここで扱う。
主に数量が限定されるなどの理由で入手が困難であり、希少価値が高い商品を転売目的で購入(個人ないしアルバイト等で雇われた複数人)して買い占め、インターネットオークションやフリーマーケットなどのインターネットを介し高値で販売し、輸送便で発送することを生業・趣味とした一般個人を指す。 ただし、株、債権、通貨(暗号通貨を含む)、土地、不動産、金、銀、銅、プラチナ、原油、穀物などの売買を行う個人についてはこの語では呼ばれない。
転売屋同士による買い占めが発生することで、制作・販売意図を設けて商品を取り扱っている運営者、計画性を練って生産・販売戦略を立てる製造・供給者、正規の手段で購入したい需要者(客)の利益を損ねる行為として問題となっている。 日本では、チケット・乗車券に関してダフ屋行為として特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律(チケット不正転売禁止法)によって明確に規制されている。 金券ショップにおいては、警察から古物商の許可を取得して店を構えて営業している点で異なる。』(出典:Wikipedia 転売屋)

「転売」は違法ではありません。 販売に免許が必要なものやチケットを販売したり、中古品(消費者が使用した物)や酒類などを免許なしで販売できません。 新品を転売しても構いません(合法です)。 販売方法には、物販(商品の現物を販売)・せどり(本やCD、DVDなどタイトル販売)・アフェリエイト(広告販売)などがあります。
嫌われる転売は、店舗せどり(目玉商品だけを転売)・売り場の占拠(限定販売などで行列を多くを占める)・買占め(限定商品、希少品薄商品)です。 いずれも、価格を吊上げて多額の利益を目的にします。 転売の利益額は問題ではありません。
「転売屋」が限定品に群がり、怪しい車で買取る様子が報道され、嫌な感じを受けますが、消費者が転売商品を高額な購入を強要されていない限り(買占め)問題はありません。 商品品質に問題があった時に交換や返金などの対応ができれば、さらに問題はありません。

しかし、素人が思いつきで商品販売やサービスを提供すると、隠れたトラブルを抱え込むことになります。 「餅は餅屋」と言われ、品質向上に努力した結果、過剰品質で高価な商品になり、ガラパゴス化した日本と言われました。 社会全体がガラパゴス化した結果、身動きが取れず、「失われた30年」の苦しみに日本経済は苦しんでいます。 いまはもう一度、新しい考えを素直に受入れる時のようです。

収録 2022-12-8
配信 2022-12-18
ロケ地 メロディービーチ

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