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SHEコミュニティシンデレラストーリー コミュニティが私を変えた 〜稲津綾子さん編〜

稲津綾子さん、SHEstationのイベント通知メールやSHEアワードの投稿をされている人としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

そんな彼女も実は元シーメイト。入会からわずか1週間でコミュニティに*サポート隊として関わり、そこから6期朝活コミュニティのCPとして活躍されました。今ではSHEの中の人としてコミュニティ運営に携わっていらっしゃいます。

今コミュニティで使っているスタンプカードも、6期の朝のもくもく会を皮切りに、普及したことをご存知でしたか?

今回はコミュニティが大好きでSHEのコミュニティチームに入った稲津さん(以降、親しみをこめてねーさんと呼んでいます)の入会からSHEに入社するまでの裏話も合わせてご紹介していきます。

*サポート隊:コミュニティ運営のお手伝いをする人。略:サポ隊


SHEを知ってから入会をするまで

2022年に人生の夏休みと銘打って無職になる期間を設けました。そのころ推しの名前を検索して遊んでいたところ、推しの名前と「#シー捗」が一緒になった投稿をXで見かけました。調べていくうちにシーライクスを知ることになります。デザインなどたくさん学べることができるキャリアスクールだということがわかり、体験会を経て入会にいたりました。

入会理由の裏側には、周りに同担(推しが同じ人のこと)がおらず、少しでもお近づきになれるのでは?と邪な気持ちがあったのは、ここだけの話です(笑)
「SNS広告を見て知った」というよりは、推しがSHEと私を繋いでくれたと感じています。

推しの力で一歩前へ

コミュニティに参加しようと思ったきっかけ

先ほどでた同担のシーメイトさんが5期朝活コミュニティプランナー(略:CP、コミュニティの旗振り役)になり、「サポ隊を募集しています」とSNSで発信されていました。これを見たのが入会1週間の時でした。コミュニティやサポ隊がどういったものかもわからないけど、推しの話ができる!同担の人とお近づきになれる!と思ってDMをして、サポ隊に応募をしています。

元々こうした行動力がないのに、DMをするまでに至った背景にはやっぱり推しの存在が大きな原動力となっていたと思います。

朝活コミュニティの初回のイベントを終えた頃、around40plusコミュニティのCPさんが追加でサポ隊を募集していたこともあり、年代が近いこと・コミュニティ活動を楽しんでいたのでこっちも参加したい!という気持ちで1ヶ月遅れでaround40plusコミュニティのサポ隊として参加、かけもちをすることになりました。

各コミュニティイベントに参加をする前に運営側に回りましたが、サポ隊業務を通して、他のコミュニティ活動も気になるようになり、様々なイベントに参加をするようにしていました。

どのコミュニティもサポ隊の層(年齢やコミュニティの色)が違ってそれもまたコミュニティを楽しんでいた理由です。

コミュニティの掛け持ちサポ隊を経験した後、CPになるまで

6期のCP募集開始後、「CPをする気は1ミリもない」と発信をしていた数日後、「ちょっとCP興味があるかも」と考えが180度変わったねーさん、その心境の変化をお伺いします。

5期でサポ隊を4ヶ月やって自分が誰かのサポートをすることが好きだったし、向いていると実感していました。0→1で何かを作り上げることより、その人がやりたいことを実現させるお手伝いが得意だと感じたからこそCPは向いていないと考えていたんです。

ただ、過去にCPを経験された方がコミュニティ運営の経験や実績をもとにキャリアチェンジをしているのを見たときにCPを経験をすると転職にも役立つのかと新たな気づきがありました。

そのタイミングがちょうど人生の夏休みが半分過ぎた頃です。
「あれ?あと半年で次の職が見つかるのか?」と思い始め、コミュニティの運営をしたら、サポ隊だけでは得られない経験や転職活動に有利に働く実績が積めるのでは?と次のステップのことも踏まえて前向きになりました。

「CPちょっと気になるかも」とSNSで発信をしたときに、同じくサポ隊やCPをされていたシーメイトさんからたくさんの背中押しがあって、それならやってみよう!と説明会に飛び込んでいきました。

目指したコミュニティの形

選考を経て晴れて6期朝活コミュニティのCPとなったねーさん。CPになると決まってから、理想のコミュニティを作るために構想ノートを書いていらっしゃいました。筆者が拝見したノートはごく一部。他にどのような気持ちがあったのか紐解いていきました。

テーマは保健室でした。

シーメイトさんの中には繊細な方が多い印象を持っていました。それはただネガティブなのではなく、一生懸命前に進もうとしながらも、思うように進めなかったときに自分を責めがちという意味です。

そういう人を見てしまうと、昔の自分を思い出していてもたってもいられない性分なんです。そんなシーメイトさんが気軽に集って、帰る時には少しでも元気になってくれている、そんなイメージを持っていました。

もちろん参加いただくシーメイトさんだけでなく、サポ隊として一緒に運営してくれる人たちにも「サポ隊をやっていてよかった!」「楽しかった!」と思ってもらいたかったのです。ここに関しては私もかなり気をつけていました。

ただ、そればかりに気を取られることはなく、イベントや朝のもくもく会などではサポ隊個人の色もしっかり発せられるコミュニティ運営を目標としていました。当時ご参加いただいたシーメイトのみなさんが積極的に交流してくれたおかげで理想のコミュニティが体現できたと感謝の気持ちでいっぱいです。

朝活コミュニティ構成ノートより

コミュニティを通して、自分が変わったこと

朝活コミュニティのイベントやもくもく会を通して見ていたねーさんは、常に明るくポジティブに運営に携わっていたように見えていた筆者。その裏に何か心境の変化があったのかを伺いました。

CPをやるにあたって裏チャレンジを設けていました。それは前と同じ失敗をしないかを実験することです。

今の明るさはSHE入会する前に得たものです。元々は自己受容や自己肯定が全くできていませんでした。その性格が祟りチームリーダー的な役回りだったにも関わらず、周りと対立してしまい総スカンを喰らってしまったことも。メンタルも崩れてしまい、休職寸前まで追い込まれたぐらいです。そのときに、これではいけないと一念発起。3、4年かけてやっと前向きで元気な自分を作り上げていきました。

そんな経験があったからこそ、今の自分をきちんと保ちつつ過去の自分に戻らないように周りと連携できるのか、リーダーとして引っ張っていけるのかを実験していました。

新しい挑戦や、運営を通して得たものというよりは、自分への自信が本当の意味でつきました。変わったといえど自己評価、どこかのタイミングで昔の自分が顔を出してしまうのではと思っていた自分がいた中で、このコミュニティ運営は自分にもう大丈夫だねと言えるようになり、過去の自分をいい意味で手放せたと感じています。

SHEを通してシーメイトさんとディズニーに行くまでの仲に!

コミュニティの1ヶ月延長連絡、ねーさんの心境は?

任期満了が近づいたころ、SHEstationのリリースが重なる時期に。SHEから延長のお願いが出ていました。1ヶ月の延長でお休みをするコミュニティがある中、ねーさんは延長を早い段階で決めます。その裏話を聞いてみました。

延長を決めるにあたって、正直1日2日悩みました(笑)当初の任期が10月で終わると思っていたし、例の夏休みも終盤でした。転職活動をしないといけない時期だし、もっと言うと、コミュニティお疲れ様会でディズニーを予約していたほどです。

ただここでコミュニティをお休みにしてしまうと朝のもくもく会が途絶えてしまうという気持ちが湧いてきました。当時常に60名ほどいたモニメイト*の行方が気になってしまって、継続を続けようと思ったのが1番の理由です。また月に2回行っていたイベントも月1回でOKとなったので「それならやってみよう!」となり、続けることを決めました。

*朝のもくもく会に参加していた当時のシーメイトさんの総称

CPとして任期満了してから現在まで

CP期間を終え、SNSでもあまり見かけなくなっていたねーさん。次に筆者が気がついた時にはSHEの中の人になっていました。全く見えなかったねーさんの当時の動向を聞いてみました。

人生の夏休みと称していながらも、任期中に職業訓練校に通っていました。そこは、転職活動を成功させるための場でもあるので、次の転職に関してのアクションや背中押しをすごくされました。
でも、自分が起こしたどのアクションもあまりピンとこないものばかり。そんなときに見たSHEのビジョンやバリューに心から共感しました。なによりも自分自身も「こうなりたい」と常日頃から意識していることが、バリューにありました。この2つが合致したこともあり、SHEで働くことが視野に入ってきました

そこでwantedly経由でカジュアル面談を申し込み、数回の面談を通してコミュニティへの熱意をお伝えしました。初めはカスタマーサポートとコミュニティの担当を兼任するかたちで入社が決まります。どんな形であれ、大好きなSHEのコミュニティに関われることが決まった時には本当に嬉しかったです。

2023年のSHEアワードも運営スタッフとして当日携わったり、名古屋の周年イベントで拠点に顔を出していたのも実はSHEに入社していたからなんです(笑) 

以下、6期朝活コミュニティラストイベント前のnoteより

今後の目標やゴール

サポ隊→CP→SHE社員とシンデレラストーリーを歩んできたねーさん。今後の目標やゴールを聞いてきました。

選考面談の時に「シーメイトさんを真の意味でのgiverにしていきたい」と話していました。この背景は、シーメイトさんたちが素敵で素晴らしい人ばかりなのに、自分に自信がない・自己否定してしまう方が多いと感じたからです。

私の定義する真のgiverとは、自分のことを愛し、満たしてあげられることが前提。自分をお腹いっぱいにしてあげた上で、そこから溢れたものでgiveできる人です。私はシーメイトのみなさんにこうなって欲しいと願っていますし、私自身もそうなりたいと思っています。
これには、過去に自己否定をして苦しんでいた自分が、自分自身を受容することによって前向きになれたことが深く関係しています。そしてその経験を経ているからこそ、「人は変われる」ということを伝えていきたいです。

そして今変わりたいと思っている人には絶対変われるよ、と盛大なエールを送りたいです。
自分の何かを変えることは時間と努力がつきもの。前に進みながらも時には立ち止まってしまったり、少しネガティブな自分と向き合うと思います。でも、確実に少しずつ前に進むことができているから、自信をもって欲しいと思っています。

コミュニティ参加に苦手意識を持っている・これから参加したいと思っている人へ一言

シーメイトさん同士の繋がりは心理的安全性が本当に高いところです。今あるこの環境をフル活用するためにもコミュニティの温かさに触れながら、たくさんのことに挑戦してください

そうは言っても、コミュニティに参加することにハードルを感じてしまう気持ちはわかります。私も推しがいなければ、ここまでの行動力を持ってコミュニティに参加できていなかったと思います。

いきなりSNSやSHEstationでコメントを残すことに抵抗がある人は、シーメイトさんの投稿にいいねをする。少し落ち込んでいるシーメイトさんを見かけたらそっとお茶の絵文字をリプライで差し出す。そういうちょっとしたところから、受け手はみなさんの存在を認知し、そこから広がる輪もあります。

まずは入会時期が近い人や、推し・好きなことが同じ人を見かけたら、その人たちから繋がって行って、ゆくゆくは一緒にイベントや拠点開放などに参加してほしいです。

ちなみに私がSHE用の発信アカウントを作成した時のフォロワーはわずか十数人でした。サポ隊をやっているのに、拡散力がないと思ったので、最初1ヶ月の目標はフォロワーを100人にすることでした。

推しが同じ人やSHEのハッシュタグを追いかけて、いいね・フォロー行脚していましたよ。すごくシンプルですが、「シーメイトさんと繋がる」たったそれだけでいいんです。繋がり申請を待つばかりでなく、自分からボタンひとつ「フォローする」や「いいねを押す」など、1アクションを自分からとってみましょう。

SHEのコミュニティの温かさに触れると、一般社会に出たときの温度差にたまに、風邪をひきそうになりますが、そんなときこそSHEのコミュニティを使って安心して欲しいと思っています。SHEのコミュニティはシーメイトさん全員が気軽に参加できる場所なので、まだ躊躇っているという方がいらっしゃれば、ぜひこの記事を読んだことをきっかけにして一度コミュニティイベントに遊びに来てください!いつでもお待ちしています。

先頭がねーさん、彼女のポジティブさについて行きたくなります

筆者あとがき

入会当時1人粛々と学習を進めていた私ですが、ねーさんの持つ太陽のような明るさとサポ隊の団結力に惹かれ、コミュニティにハマりました。

現に私もコミュニティから繋がりが広がり、遠方のシーメイトさんに会いに行ったり、SHEアワードに参加してSNSでやりとりをしている人たちとオフラインでお話しできたりしていることは本当に宝物だと感じています。

ネガティブなことがあり、投稿をすればケーキやお茶、ねぎらいの言葉が飛んでくることもあります。そんな懐が深すぎるシーメイトさんとの繋がりを増やすためにも、ぜひコミュニティを使ってもらえたら嬉しいです。

ちなみに稲津さんの「ねーさん」呼びは当時、そのように気軽に呼んでくれたら嬉しいとおっしゃっていたので、当時から今も私は稲津さんを「ねーさん」と呼んでいます。
保健室のねーさんとっても心強い味方ができたと思いませんか?

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