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[今日の日経] 経済再生脱炭素の試練  グリーンリカバリーとは

新型コロナウイルス危機には思わぬ副産物もあった。

その一つが「大幅な温暖化ガスの排出量の減少」だ。もっとも経済活動の急収縮に頼った排出削減は経済回復とともに後戻りしかねない。コロナ後の復興をどう脱炭素につなげていくか。*グリーンリカバリーの知恵が問われている。


2020年は都市封鎖や工場停止で化石燃料の需要が減った。(国際共同研究グローバル・カーボン・プロジェクトによると20年の化石燃料由来のCO2排出量は19年比で7%減した。減少は15年以来で、単年の減少量は過去最大。)

しかし、CO2排出量は早くも反転の兆しを見せている。(20年前半に大幅減だった中国では昨秋以降、鉄鋼などの生産が回復し20年通年の排出量は19年比で1.7%減に留まった。)

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そこで、各国に*グリーンリカバリーを意識した景気刺激策が地球レベルで求められている。

*用語:グリーンリカバリー とは??

新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退への対策で、環境を重視した投資などを通して経済を浮上させようとする手法のこと。

気候変動への対応や生物多様性の維持といった課題の解決に重点的に資金を投じ、そこから雇用や業績の拡大で成果を引き出す。先進国を中心に各国がグリーンリカバリーを意識した景気刺激策を相次いで打ち出している。(以下参照)

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参照:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68243280X10C21A1EA2000


ひとことメモ✍️

今後求められるコロナ禍からの復興とは「経済や生活をコロナ拡大以前に戻すことではなく、新しい形態に転換すること」であり、その際に「環境配慮の視点」は欠かせないのだと感じました。

正直「地球資源が危ない!脱炭素を目指しましょう!」と言われても、日々の生活の中でなかなか地球規模の課題には危機感を感じにくいです。けれど異常気象や異常現象が世界中で起きていることを考えれば、気候変動や地球資源への対応はやはり世界共通の優先課題なのでしょうか。一人一人が問題意識を持って、できることから行動していきたいですね💪

[身近にできること]

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