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経験と知識を結びつけより良いを目指す~視野の広い柔軟なリーダー~

Airitech (エアリテック)社員にスポットライトを当てることで、Airitechの社風を明らかにしていくインタビューシリーズ。

今回は、DX1でシニアテクニカル・コンサルタントとして活躍されている三宅正行さんに、これまでのご経歴や経験されたエピソード、Airitechに入社し第一線で働きながら感じている自社の課題やこれから一緒に働いてみたい方のイメージなど、インタビューさせていただきました。

三宅さん、本日はよろしくお願いします。

三宅さんの今までのご経歴について教えてください

■使用言語:Python、C/C++、Java
■フレームワーク/ライブラリ:Boost、Frask、etc...
■開発環境:VSCode、Linux(CentOS)
■経歴: 日立関係の関連会社で、POSシステムのデバックや、Windowsアプリケーションの開発など 前職で、C++と使ったテレコム系ネットワーク監視システムの開発、Javaを使った分散監視システムのフレームワーク開発、OpenStackを使ったシステム開発、OpenFlowネットワーク制御機能開発など
現職では、OpenFlowネットワーク制御機能拡張、OpenStackシステムの受注や開発、Ceph認証機能の拡張、Cephクラスタシステムの構築運用など

Airitechにjoinしたきっかけを教えてください。

前職を辞めると決めてから、持っているスキルを活かせるRedHatや知人の伝手などで転職活動するなかで、たまたまInteropでInstanaを展示していたところで山﨑さんと出会って、その流れで声をかけてもらってAiritechに入ることになりました。 山﨑さんとは、前職の会社が同じでした。 元々、自分たちで開発したシステムのトラブルシュートで、OSやアプリケーションの解析をしていたので、スキルそのものはマッチしていました。

仕事内容を教えてください。

ベアメタルクラウドおよびCephクラスタの構築や運用、OpenFlowやRESTCONFを用いたネットワーク制御システムの構築及び機能改善が主な仕事になります。
あとは時々、DX1のトラブルシューティング案件の技術サポートを行なっています。

三宅さんがはじめてリーダーになった業務のことを教えてください。

最初にリーダーになったときは、前職でのJavaを使った分散監視システムのフレームワーク開発の時でした。マネージャもいなかったため、リーダーとマネージャの兼任でした。
ほとんどのメンバーが新人だったため、アーキテクチャや機能設計、実装レベルに近い部分の設計などを、ほぼ一人で行い、メンバーに割り振っていました。(今にして思えば、勢いだけでスタートした、無茶振りプロジェクトでした)
本来であれば、新人として入ってきたメンバーの教育を含めた、スタートアップの時間確保と段取りが必要だったと思います。
また当時は、開発をしながら仕様を固める方法で進めていたため、メンバーに明確なゴールを示すことが結構難しい状況でした。技術のノウハウをメンバーに教えるのにもかなり苦労しました。
当時出始めたデザインパターンの書籍を使って、メンバーに設計ノウハウを伝えるなどして、なんとか凌いだ気がします。
こういう経験から、言語化が難しいノウハウの伝授をどうすればいいのかを考えるようになって、デザインパターンの元になっているパターンランゲージをどう取り入れれば、よりうまく解決できるのかを模索するようになっていました。
前職の会社では理解してもらえませんでしたが、ジェームズコプリエンの組織パターンや、慶應SFCの井庭研が取り組んでいたラーニングパターンやコラボレーションパターンを導入できないかと模索していた時期もありました。

三宅さんの思い描くリーダー像を教えてください。

時々、リーダーとマネージャの責務を混同している人がいますが、これらは明確に分けた方が良いと考えています。この二つの責務は、時として双方の利害が相反することもあるので、そのことを理解せずに一人の人間が兼任すると、色々破綻すると考えています。
リーダーの責務は、”チームをまとめて、プロジェクトのゴールに向かえるようメンバーを牽引して、常にゴールを指し示す” マネージャの責務は、”チームがプロジェクトを進める上で足枷となる障害を取り除き、外乱からチームを守る”   だと思っています。 この辺は、ジェームス・コプリエンの「組織パターン」、オライリーから出てる「アート・オブ・プロジェクトマネジメント」が良い参考になります。

三宅さんが一緒に働きたいメンバー像を教えてください。

とりあえず、自分で物事を考えて、能動的に課題に取り組める人であれあマッチ度が高いと思います。 システム開発やトラブルシューティングでは、誰も知らない課題にぶち当たることが多いので、能動的に問題解決のために動けないと、前に進むことができないからです。 あとは、知識収集に貪欲な方が、相互に影響しあって結果が出しやすい環境です。

三宅さんからみて弊社の魅力を教えてください。

仕事を含めて、自由度が高いところだと思います。 スキルを身につければ、それを活かした仕事を選択する機会が多いと思います。

三宅さんの今後のキャリアアップに関して教えてください。

現時点では案件の中で、物理インフラの運用改善や、ネットワーク制御関係のスキルアップができればと考えています。 ただそれだけだと偏りそうなので、最近ではOAuthなどの認証認可関係のことをやり始めています。

三宅さんからみた弊社に今ある課題とは何だと感じますか?

社員数が増えるなか、リーダーとなる人が不足していて、色々回らなくなってきている感じがします。 あとは、リモート会議での発言者が思いの外少ないのも気になります。 全員が能動的である必要がありませんが、気軽に発言することで、誰がどのようなことに注目しているのかを知るきっかけを増やすのも良いと思っています。

質問にも真摯にご回答をしていただき、三宅さんのご経験やAiritechという会社の一片が伝わるインタビューになりました。
お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。


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