鬼滅の刃の映画がすごいって話。

最近、鬼滅の刃がすごい!2016年から連載を始め,今年2020年には社会現象と化すほど怒涛の人気っぷりだ。アニメ化以前にも面白いという人は身近にいたが、差ほど多くは居なかった。しかしアニメになってNetflixや深夜枠のテレビで放送するようになって、鬼滅の刃の人気はうなぎ登りした!

そして現在、鬼滅の刃の映画も大人気だ。tiktokでは毎日のように「手を伸ばし~」と流れる程だ。そういえば興行収入が300億を突破したとか。私も見に行った。映画を見た感想だが、面白かった。上映時間は2時間ほどだが、見ているときは時間が早く感じた。…とみんなが言っていた。たしかにこの感想は間違っていない。ただ個人的な感想を言うと少し「前菜」が多めだった。前半、中盤までの炭次郎たち一行が列車内で、鬼に襲われ、夢の中に閉じ込められるなど、なかなか面白かった。特に、炭次郎が見ている、鬼に襲われる前の、家族で心暖かい生活をしている夢の中で、「オレは夢を見ている」と気づき、脱出するために家族を置いて遠くへ走っていくシーンがとても切ない…。ここまでたしかに面白いシーンはあったが、「正直こんなもんか」という感想だった。決して悪い意味ではない。ただ少しだけ物足りなかった。

しかし、後半からが本当に素晴らしかった!感動した!胸が躍るとはこのことだ!まず演出のカッコ良さ!敵が出現するときにロック調のBGMがかかるのだが、聞いただけで「やばい奴が来た!」となる音楽、そして敵が技を「展開」するときの演出がとにかくかっこいい!CGであそこまでかっこよく表現できる!いや、むしろあのシーンはCGが一番適確だった。

また、これは全体的なことだが、戦闘シーンのスピード感、大音量で迫力のある効果音、これもまた最高だった。さすが天下のufotableさんといったところだ。

そして最後、涙なしでは見られないラスト。ここでようやく前菜の味が効きはじめる!前半、中盤で描かれた煉獄という男の過去、生き方が一気に火を噴く。とくにあの笑顔なんてもう…(泣)。

映画を見終わり、映画館を出てから、この映画を振り返って、この映画に無駄なシーンなんて1秒もなかったと分かった。すべてのシーンに意味があった。これは断言します。

やっぱアニメってええなぁって思えた作品だった。これを機に日本のアニメ文化がもっと普及していけばいいな。昨今のアニメ業界は不況であり、昔と比べてほんとに息ができないくらい辛い状況らしい。私はアニメが好きだ。こう言う人がもっと増えればええなぁ。