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毎週火曜日更新 AI Samurai あんちょこ Vol.24

類似文献評価システムーAI Samuraiー を使いこなすためのTIPS

株式会社AI Samuraiカスタマーサポート担当の北村智美と申します。弊社のプロダクトである、「類似文献評価システム―AI Samurai―」をより深く、より効率的に利用していただけるように、システムのサポート機能を中心に操作のコツ(TIPS)をご紹介させていただくための記事を配信しています。(毎週火曜日)

日常生活において番号の役割

最近のニュースで、政府が運転免許証の情報をマイナンバーカードに組み込む方針を進めており、2026年度をめどに全国的な運用を始める計画である、との報道を目にしました。免許証との一体化でマイナンバーカードの普及につなげる狙いがあるそうですが、将来的には米国のSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)のような運用を目指しているのでしょうか?確かに役所の諸手続きの簡素化や効率化が進むことで、利用者も運用者側も負担軽減ができるWIN・WINの関係構築が可能であればいいなと感じます。

特許調査も番号を活用しましょう!

さて今回は、「AI Samurai」「無効資料調査」の機能についてご紹介をしますが、この「無効資料調査」において前述のマイナンバーではないですが、文献番号を入力するのみで調査ができてしまうとてもストレスフリーな機能を搭載してます。番号を入力するだけで調査が完了すれば言うこと無しですね。それでは「文献番号を指定」した調査について詳しく紹介していきたいと思います。

無効資料調査とは……

そもそも「無効資料調査」とは製品化に際し、障害となる特許であって既に特許庁にて審査され権利化されているもの(登録特許)を無効化するものであり、それゆえに特許の権利を無効にするための資料(証拠)を収集するための調査です。またこの資料は出願日前に公知(公になったもの)であれは、ありとあらゆる文献が対象となりますが、AI Samuraiの「文献番号を指定」へ無効にしたい特許の文献番号をへ入力すると、文献番号から 自動的に調査基準の 日付を判断し類似文献の調査が可能というわけです。では改めて「文献番号指定」についてご説明します。

「文献番号を指定」

「公開番号または特許番号」の項目へ、無効にしたい特許の公開番号または特許番号を入力します。日付の指定を特に入力していない場合は、出願日より以前の特許を対象に調査します。調査は、入力した特許の全文を使って行い、調査結果のクレームチャートは、入力した特許の第1請求項を自動分割して作成します。無効資料調査で抽出された類似特許の日付は公開日を基準に調査されています。

【操作方法】                            ①調査対象のデータベースを選択し、「文献番号を指定」に公開番号または②特許番号を入力「調査」ボタンをクリックすると調査始        入力例) JP1234567 , 特許1234567 , 特開2019-000000 , JP2019000000  尚、特定の日付を指定したい場合は、補助機能の「公開日指定」へ日付を入力すると、指定日以前の文献を調査します。

文献番号

いかがでしょうか。文献番号を利用すると、「発明の内容」へテキスト形式での文章入力の手間が省けますし、特定の文献を指定して調査ができるので、大変便利です。また先行技術調査やクリアランス調査と同様に補助機能を活用すると、より絞り込んだ調査や範囲の限定が可能になり、より詳細な設定を追加することが可能になります。

来週も無効調査です。

来週は文献番号を利用しない「無効資料調査」の調査方法について説明します。予定では来週の回で「AI Samurai」の主要機能である先行技術調査・クリアランス調査・無効資料調査の機能説明が完了します。再来週から取り上げるテーマについては来週発表します!乞うご期待下さい。

執筆者プロフィール

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北村智美
神奈川県出身。立命館大学産業社会学部産業社会学科卒業。
航空会社の地上職、大学病院の教授兼医局秘書を経て、2018年に(株)AI Samuraiへ入社。2019年9月よりカスタマーサポートを立ち上げ目下奮闘中。

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