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指輪を落とす


神社の境内で

指輪を

落としました。


指から

抜ける感覚が

ちゃんと

ありました。


なので

近くには

落ちています。


周囲を

キョロキョロ

見渡しましたが

ありません。


あれ?


一緒にいた

友人も

探してくれましたが

見つかりません。


カバンの中に

落ちたかも?


ガサゴソしますが

気配なし。


うー。


ショックです。


ちょっと

気合を

入れる時に

身に付けていたので。


でも

無くなって

しまったものは

仕方ないです。


出来れば

見つかって

欲しいけれど

見つからないのだから

どうしようもないのです。


これはきっと

私の

手元から

離れるタイミング

だったんだろうな。


厄が

落とせたと思って

諦めよう。


そう

自分に

言い聞かせながら

目線を

落としたところ

そこに

指輪が!!


石畳の

隙間に

挟まっていました。


良かったぁ。


やっぱり

嬉しいです。


これは

指輪との

ご縁だと思い

今後は

もっと大切に

扱います。


指輪を

再び

はめ直し

「お騒がせ致しました。」

一礼して

境内を

出ました。







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