読んだ。正確には第Ⅰ巻読了。
ピエール・ブルデュー「ディスタンクシオン」

いやー😭難解すぎる。。。難解だけど面白い。100分de名著をやっててくれてよかった。そうじゃなければ挫折してたと思う。

趣味とその選考を軸として繰り広げられる階層の闘争。いろんなものをマッピングしたくなる。 pic.twitter.com/rIh3P1J1ze

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 3, 2021

読んだ。
藤原辰史「縁食論 孤食と共食のあいだ」
孤食という問題提議にも、共食という解決策にも懐疑的なところから始まる「縁食」の提案。

食は人間の生命維持に必要不可欠。だから「商品」として食（食品）を取り扱うのではなく、それこそベーシックインカム的に、常にそこにあるべきという提案。 pic.twitter.com/fswzhN5Z8M

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 6, 2021

読んだ。
読書猿「独学大全」

ずっっっと欲しくてやっと手に入れた一冊。もう8刷が決定したとか。すごすぎる。そして噂には聞いていたがこの厚み（約5cm）で税抜2,800円は破格…🙏

一応ざっくり通読したけどまた何度でも読む、というか、参照する本になること間違いない！

しおりもつけました笑 pic.twitter.com/CO8ukw5BuT

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 6, 2021

ディスタンクシオン読了ー！！！
（Ⅱ巻のカバーは職場に置き忘れたので読んだ記録は後日）

読めば読むほど「イデオロギーはアイデンティティの一部だ…」って思う。
読んだといってもまだやっと通読した程度だから、サマリー作りつつ復習せなあかん。

しかし達成感以上に色々すっきりした感ある。 pic.twitter.com/9q1eAK8lt4

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 9, 2021

読んだ。
高橋ナオコーラ「肉体のジェンダーを笑うな」

物語の形のスペキュラティブデザイン。もちろん、テーマはタイトルの通り、身体と結びついたジェンダーの話。

どんなにジェンダーが多様といっても、「根本的には身体的な違いがあるのだから…」という声を軽々と超えてくる。清々しい。 pic.twitter.com/jHT2BHfo3n

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 11, 2021

読んだ。
「日米地位協定」山本章子

いやー、すごく面白かった。
難しい言葉ばかりで頭が混乱するかと思いがち、
んなこたあ全くない。私達の生活と地続きな話だ。

究極、日本よ、この状態や立ち位置でいいの？
という疑問も投げかけてくる本。宿題も多い。

国を愛する者こそ読むべき一冊。 pic.twitter.com/u0EUL2A2Ov

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 17, 2021

読んだ。
「沖縄で新聞記者になる」畑中哲雄

沖縄県外出身で、沖縄の地方紙で新聞記者をしている方々へのインタビュー。

沖縄で、沖縄のことを、沖縄に向けて情報発信すること、その立場にいることの葛藤と使命感を、それぞれから熱く感じる。

真摯に「沖縄」と向き合うとは、を考える一冊 pic.twitter.com/TKI3gAGfzX

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 17, 2021

読んだ。
「なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか」渡瀬裕哉

うーん。正直イマイチだった。

タイトルに即した理論というよりは、現代アメリカ政治の解釈、みたいな本。

まず、「成熟した民主主義」が何なのかはっきりしていない（現在のアメリカは成熟した民主主義という前提なのか？）。 pic.twitter.com/t5qGDBossy

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 17, 2021

読んだ。
「はじめての構造主義」橋爪大三郎

構造主義の考え方については、社会学を学ぶ上でも少し触れて大枠がわかっていたつもりだったけど、全然わかってないじゃん😂ってことがわかった。

構造主義の生まれを解き明かしながら、その考え方を解き明かし、組み立て／構築していく、入り口の一冊。 pic.twitter.com/n0ABvypaR1

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 22, 2021

読んだ。
「宮沢賢治」吉本隆明

「自我の起源」を振り返っていたらやっぱり気になってきた宮沢賢治。確か、だいぶ前に恩師からもらった本。

彼の生まれから宗教や家族との距離感を踏まえ、それがいかに作品に表れているか読み解くのはまた楽しい。

雨ニモマケズを小学校のときに暗唱してた思い出。 pic.twitter.com/nd0rwQcS8j

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 26, 2021

読んだ。
「沖縄の覚悟」来間泰男

沖縄の経済振興策批判なら、と勧められた一冊。農業経済の背景をもつ経済学者らしく、納得行くことが多い

というか、
基地がなくなっても経済効果そこまで期待すんな　とか
魔法の如く急に良くなることはない　とか
はっきり言ってくれて良かったと思うことが多い。 pic.twitter.com/EbOcsPdCgN

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) January 26, 2021

読んだ。
レベッカ・ヘンダーソン「資本主義の再構築」

SGDsの話してたら経済置いてくのかみたいな受け取られ方になりがちだけど、

資本主義や経済が悪いんじゃないんですよ。その使い方なんですよ。

というのが実例とともにとても分かりやすく書いてある本。10年以上かけげ書いたとか😭 pic.twitter.com/ZLBSGMDKRg

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) March 1, 2021

読んだ。
尹雄大「さよなら、男社会」

これほど男性性について内省した本がこれまでにあっただろうか。

淡々とした語り口で、男性として生きてきた/いる自身への観察を紡ぎつつ、社会の側を解きほぐすような言葉が続く。

キム・ジヨンの読書会のくだり、特に多くの人に読んでほしいな。 pic.twitter.com/Rdp8yFKV6G

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) March 5, 2021

読んだ。
ケイン樹里安・上原健太郎「ふれる社会学」

通称「ふれしゃか」←かわいい

非常に物腰柔らかい社会学の入門書だった。とても身近で新しいテーマが社会学的観点から説明される構成。

最後のスタディガイドもいい感じ。
大学生向けだろうけど、高校生から読んでほしいなあと思った一冊。 pic.twitter.com/OON1avCmyF

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) March 5, 2021

読んだ。
屋嘉宗彦「沖縄自立の経済学」

前半はこれまでの振興計画とその周辺の計画の内容のレビュー、
後半は経済学理論の概論と、それに基づいた経済政策を前半の内容と重なるように書いている。

時代的なアップデートは必要かもだけど、目指す方向は大体進行中のプロジェクトと合致しているかと。 pic.twitter.com/20z63XBYk4

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) March 11, 2021

読んだ。
李玟萱「私がホームレスだったころ」

台北のホームレスの方々のライフヒストリー、
そして支援の現状について書かれた本。

一人ひとりの人生が、いや、生き方が、
おそろしく際立っていて独特で、
ページをめくるのが止まらなかった本。

いやー、衝撃だった。。。 pic.twitter.com/JuTPdeDqyf

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) August 8, 2021

読んだ。
ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

多様性、子どもの人権、格差、アイデンティティ、格差と階級…

なんかすごいいろんなものを机上じゃなくて
人生の中にあるものとして、
しかも成長の途中でどう受け止めているのか、
やわらかいながらも芯のあるエッセイ。 pic.twitter.com/5DXmnUCNBf

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) August 8, 2021

読んだ。
松田青子「女が死ぬ」

そうなんだよー！いつも女が死ぬんだよー！

君のヒロイズムのために、
そのまっすぐな瞳のために、
女が死ぬんだよー！

そんな世界を切り取る爽快な短編が続く。

あ、これは、すごくタイムリーな話でもありますね。
なぜ女が死ななければならないのだ…（ふつふつ） pic.twitter.com/QAv5msv2J4

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) August 8, 2021

写真つけわすれ。 pic.twitter.com/9459doxYXa

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) August 8, 2021

読んだ。
マイケル・サンデル「実力も運のうち 能力主義は正義か？」

タイトルどおり基本的に階級と学力についての本なんだけど、
それをガイドラインに読み解く米国大統領選の解説と、
なぜあんなにトランプに求心力があったのか？
という問いが能力主義に絡まってくるのがかなり新鮮で面白かった。

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) August 8, 2021

読んだ。
チョ・ナムジュ「サハマンション」

一企業に独占されて、「独立」状態になった地域の、
底辺階級の人たちが住み着く「マンション」の話。

どこまでを想像できるかを挑戦されているかのよう。ひたひたと染み出す様だった「キム・ジヨン」とはまた違い、油絵の具を塗り重ねていくような一冊。 pic.twitter.com/kTuuGQ47nQ

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) August 8, 2021

読んだ。

前田勇樹・古波藏契・秋山道宏　編
「つながる沖縄近現代史―沖縄のいまを考えるための十五章と二十のコラム」

沖縄の近現代史をトピックベースで学ぶのに最適。
タイトルにある「つながる」が試みてることが結構いい！歴史はリンクしてることを実感する。

書き手は若手研究者も多く豪華！ pic.twitter.com/KCgubQs3Bu

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) November 28, 2021

読んだ。
ケイト・ラワース「ドーナツ経済」

何でこの考え方が経済学のスタンダードにならないの？？って思うくらい。当たり前と言えば当たり前なのに経済を語る上で無視されてることが書かれている。

持続可能性を経済との両立とかバランスとか言っちゃう人は、
絶対読んだ方がいい一冊。 pic.twitter.com/83uQ6Mey0G

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) November 28, 2021

読んだ。
和田靜香「時給はいつも最低賃金　これって私のせいですか？国会議員に聞いてみた。」

長いタイトルの通り、これでもかというくらいしつこくて粘り強い一冊。

最低賃金の話メインかと思ったら、小川淳也さんの政策や考え方が網羅的によくわかる内容になっていた。ある意味小川淳也政策集。 pic.twitter.com/aquDIoPaZV

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) November 28, 2021

読んだ。

高里鈴代/山城紀子「沖縄　社会を拓いた女たち」

新報でジェンダーのイベントをした際に、大城さんという大先輩の琉球政府時代からの努力をお聞きしてすごく元気出た後に一気に読んだ。

いやー、沖縄にはまだまだ凄い先輩たちいる！と更なる元気をもらいました。もっと知りたいなあ。 pic.twitter.com/vn1LR4wzGt

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) November 28, 2021

読んだ。

SSIR Japan「これからの「社会の変え方」を、探しにいこう。」

スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューのベスト論文10点。

非営利だけでなくビジネスも含めてソーシャルセクター界にいる人には、自分の立ち位置と向かうべきところを考えるのに非常に参考になる一冊。 pic.twitter.com/sFbGHVG8ny

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) November 28, 2021

読んだ。

武田砂鉄「マチズモを削り取れ」

マチズモ＝男性優位社会

20代女性編集者の訴えを真っ正面から受け止め、確かに社会は男性優位にできている…というのを40代男性の等身大で（ほんとうか？)を考え、さまざまな場面で実感していく。

キムジヨンで止まっている全ての男性、読むべき。 pic.twitter.com/rNVOQ71NAM

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) November 28, 2021

読んだ。

仲正 昌樹「人はなぜ『自由』から逃走するのか: エーリヒ・フロムとともに考える」

この本はこの夏読んで良かった一冊。

沖縄の現場、衆議院選挙の結果、学生よなんでそんなのに巻き込まれるんだー！？ということまで色々
「なるほど自由からの逃走か！！」と合点がいくようになった。 pic.twitter.com/PI5J8X4qSP

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) November 28, 2021

読んだ。
村上 靖彦「子どもたちがつくる町―大阪・西成の子育て支援」

すごく読みやすくて、子どもたちがいる光景が目の前に浮かぶようだった。

まさに「子どもたちのつくる町」であり、大人はそのプロセスの中で受け止める役割というのが本当によくわかる。「教えてもらう」ばかりなのだなあ。 pic.twitter.com/NlmNvdgpos

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) December 16, 2021

彼女が息をつける場所があることにとてもほっとする。
エンディングは力強さと希望も感じる。

トランスジェンダーの雇用と表象の話はとても興味深かった。ガイドブックも兼ねるパンフレットの内容も充実している。イエローキャブの話も面白い。こうあるべきだよなあ。監督の話も少し聞きたかった。 pic.twitter.com/bSGFXfEiMQ

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) December 30, 2021

読んだ。
キム・ジヘ「差別はたいてい悪意のない人がする」

100分de名著「群集心理」のシリーズの中で武田砂鉄氏が「自分に向かう監視カメラは多いほうがいい」って言ってたけど、まさにそのとおり。

自分へ向かう監視カメラを増やすためにも、「自分は差別をしていない」と思う人ほど読むべき1冊。 pic.twitter.com/sFeInz2gOV

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) December 30, 2021

読んだ。
信田さよ子、上間陽子「言葉を失ったあとで」

研究者と心理士の立場の違いからくる「問題」への接し方（対峙の仕方？）がとてもおもしろい。

調査は受け入れていく、という方向に行きがちで、なんだか「多様性」という言葉のもとに権力性がごまかされていくように思うことがあるけれど、 pic.twitter.com/WwmgkidCPJ

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) December 31, 2021

読んだ。
マシュー・フレデリック、ヴォカス・メータ「都市デザイン 101のアイデア」

都市デザインのヒントがさくさくっとイラスト付きで読めるかわいい1冊。

都市計画やデザインがどう人の行動様式に作用するかを考える入り口として良い内容だった。

ここから深めて議論できるようになるといいね。 pic.twitter.com/m8JMnwVfFd

— 石垣 綾音@こみゅとば (@commutoba) December 31, 2021