見出し画像

登山靴のインソールのお話

こんにちは!一人ハイカー、一人ワンダーフォーゲル部のaishiです。
今回はインソールのお話。

先日巣鴨の老舗登山靴屋さんゴローにて3シーズン用の登山靴ブーティーエルを購入しましてトレッキングシューズがやっと2足体制になった訳です。これでそのうち1足目のシリオのトレッキングシューズのソールの張り替えやメンテナンス時期が来ても心置きなくメーカーに送り出す事ができます。
靴は履き回すとそれだけダメージも減らせるのでよく登る人なら何足かお持ちの方も多いと思います。梅雨の時期や嵐に関係なく山歩きするようなハードに使う人はやはり何足かで履き回してると安心ですね。

とは言えまだブーティーエルは履き慣らし中。
10km未満の低山で履いてみています。
ゴローの靴は基本インソールは入っていません。
もちろんインソール無しで問題なく履ける靴の作りになっています。
ただ自分は体重がある方なので10km以上歩くと足の裏が痛くなりがち。
なのでインソールを入れて貰う事にしました。

今は色々ネットでポチりと楽ちんな時代ですが、専門店の強みはやはり色々と相談できる事。
インソール一つ、靴下一つとっても色んな特色があり、また足の形や抱えてる問題も人それぞれ。なのでちょっとした疑問があったり、相談したい事ができた時に安心して飛び込める場所を作っておくというのは自分にとってかなりプラスになります。それはネットで数百円、数千円安く買うより価値があります。
もちろん自分にすでに知識や経験があって自分で選べる人は安く手に入れるのも良いと思います。ただ常識だと思ってた事が数年、10年とかで通じなくなっている事も多々あったり。そんな時に相談したり意見を聞ける場所や人って大事だなとも思います。

今回はゴローに言ってインソールを入れたい事を伝え、HOSHINO(ホシノ) B+インソール(ビープラス) オールラウンドモデル 1足用 B+LDe を入れて貰いました。
取り敢えず試し履きした感じは変な癖も無く中々良い感じだったので山で履くのが楽しみです。機能的には全体的にそれなりのクッション性とアーチ補正、土踏まずのアーチ補正が効くことによる事と足裏に当たる素材が滑りにくくなっているので靴の中で足がズレにくくなる効果があるので痛みや疲れが出にくい。

というか薄々は知っていましたが「インソールを入れて欲しい」と伝えたところ有無を言わさずホシノのB+LDeを入れて貰えます(笑)
これには理由があってゴローのWEBサイトに理由が書いてあります。

引用ーー
ホシノのB+LDeのインソールは
つま先とかかとの厚さが均等で(いわゆる“ゼロドロップ” )ヒールの高さや木型の反りに干渉しにくい。
かかとの凹部が後端に近く、靴の中で足が前へ押し出される事が少ない。
ーー引用ここまで

入れるインソールにもちゃんとこだわりをもって選定してあるのは良いですね。
また最近の機能性インソールは足裏のアーチ補強の為にプラスチック素材を使ってある事も多いです。もちろんそれ自体は悪くないのですがやはり登山靴の内部(ライナー)を傷める可能性はやはりあるので気になる人は気になるはず。
その点ホシノのB+LDeのインソールは補強部分も比較的柔らかい素材を使ってあるのでライナーを傷めにくくはなってます。
勿論多少ライナーが傷んでも機能性を重視したいとか、自分にピッタリと合ったインソールを使いたいという人は全然使っちゃって良いとも思います。
自分が歩きやすくなるのが一番ですからね。

もう一つゴローのように元々インソールが入って無い靴は元のインソールから型をとったり、型紙を作ったりできないので自分で買ってきてカットして入れるのは少し面倒。。
ゴローの場合はお店で買うと靴に合うようにカットしてくれてカット部分をグラインダーをかけて処理までしてくれるのでまるで純正品のよう。
靴にピッタリフィットしたインソールはやはり嬉しいですね。

ゴローで購入したインソール。
自分の靴にあったサイズにカットして貰いカットした部分はグラインダーで美しく処理して貰えるのでフィット感もばっちり。


遠方でもゴローの靴をお持ちならゴローの通販でこのインソールを購入時に持っている靴とサイズを伝えればカットして送ってくれるみたいですよ。

ちなみにホシノは「B+インソール 無料カット&フィッティングサービス」というサービスをやっているらしく、ホシノの通販でインソールを購入して入れたい登山靴を郵送するとカットして入れて送り返してくれるみたいです。
元々インソールが入ってない登山靴や自分でカットするのは不安な人、ピッタリフィットしたインソールを入れたい人はとても良いサービスだと思うので気になったら問い合わせしてみると良いでしょう。

ホシノWEBサイトのお知らせのところにでているサービス

また最近今まで履き込んできたシリオの方のインソールをシダス 3feet・アクションのミドルアーチに変更しました。

それまではこれまた選ぶ人が多いスーパーフィートの緑を入れてましたね。
あれはやはり自分には硬かったので比較的クッション性のあるシダスのシダス 3feet・アクションの方が合う感じです。
ちなみにシダスもスパーフィートも補強材が硬いプラスチック素材です。
ただ自分が使っているシリオのP.F.330はライナーにゴアテックスは使ってあるものの袋状になっているブーティタイプでは無いので逆を言えばインソールによるライナーの擦れで傷める事を気にする必要があまりありません。
なのでシリオの靴には気にせずに使っています。

スーパーフィートの裏面。
かっちりしてて補正力は高めだけれどクッション性は低め。

シリオに入れたシダス 3feet・アクションは石井スポーツで購入しました。
こちらはクッション性が比較的ある(勿論グニャグニャでは無い。)ので自分には合ってる感じです。これも良いインソールだと思います。
補正力より少しクッション性が欲しい人はスーパーフィートよりこっちの方が良いかもです。
専門店で購入すると持っている登山靴に合わせてカットしてくれる事が多いのでせっかくなら登山靴と純正のインソール(無ければ今入れているインソール)、靴下を購入時にお店に持っていってしっかりとフィッティングをして購入が決まったら靴に合うようにインソールをカットして貰いましょう。
しかし基本は純正のインソールを型にしてカットするやり方になると思うので元々インソールが入ってない登山靴などはお店ではやってもらえず自分でカットする事になるかと思います。

まあその場合は厚紙をざっくりと靴に合うようにカットしてから入れて合わせて、すこし合わないところをまたカットしての繰り返しで型紙を作ってからインソールに合わせてインソールをカットすればそんなに間違いは起きません。

インソールも沼ですよね。
だって人それぞれ足の形は違うし、症状も違う。
なのでこれが正解!という物が無いと自分では思っています。
でも道具選びも山歩きの楽しみの一つ。
楽しみながら自分に合った物を探していきましょう!

おまけ
自分も昔から有名どころのインソールは色々と使ってみたりしていて、スニーカーにはニューバランスのインソールを使っています。
普段履きにこれは本当におすすめ。

よりアクティブに使うスニーカーに入れるなら足が中で滑りにくい素材を使ってあるRCP280を。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?